尖閣諸島の生き物たち =植物編(ナ行)=
尖閣諸島の陸で暮らす生き物たち

尖閣諸島の生き物たち =植物編(ナ行)=


尖閣諸島の植物 − ナ行 目次 −

−な−
01 ナガバカニクサ
02 ナカハノコソウ
03 ナガミボチョウジ
04 ナタオレノキ
05 ナナバケシダ(調査中)
06 ナハカノコソウ(調査中)
07 ナメリツノゴケ
08 ナンゴクモクセイ
09 ナンバンキセル
−に−
01 ニュウメンラン (イリオモテラン)
−ぬ−
01 ヌカボ
02 ヌメリグサ(調査中)
−ね−
01 ネズミモチ
−の−
01 ノアサガオ
02 ノカラムシ
03 ノキシノブ
04 ノゲタイヌビエ(調査中)
05 ノシラン(調査中)
06 ノブドウ
07 ノボタン







尖閣の植物 
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ナガバカニクサ
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://jousyuu2.sakura.ne.jp/nagabakanikusa.html
フサシダ科カニクサ属 
Lygodium japonicum var. microstachyum

沖縄県に分布するカニクサの変種
丘陵地〜山地の日当たりの良い場所に
生えるつる性の常緑シダ。
沖縄本島は随所で観察できる。

典拠:尖閣諸島のシダ植物分布
http://hpcgi2.nifty.com/fern/area.pl?areaname=59
[フサシダ科]  ・ナガバカニクサ

(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://nopa.sakura.ne.jp/fern/Schizaeaceae/kanikusa.htm
カニクサ Lygodium japonicum
ナガバカニクサと呼ばれるタイプ  西表島 6月





尖閣の植物 
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ナカハノコソウ
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分布:魚釣島

典拠:「尖閣列島採集記(14)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada12.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: A、海岸植物  ロ、ミズガンビ群叢(イソフサギ群叢の上位)
 立地は隆起珊瑚礁のみから成る平地で風の強い日は直接波で洗われる。ミズガンビを主体とし 岩の割目にテツポウユリ、ナカハノコソウ、シロバナノミヤコグサ、ハマアズキ、ハマナタマメ 等がある。

インターネットではナカハノコソウに関する資料はほとんどありません。
あるネットショップの薬の説明に、
肩こり・神経痛【原材料】ショウブ・カルダモン・甘草・ ナカハノコソウ・ジャタマンシなど
とあるのが唯一でした。




尖閣の植物 
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ナガミボチョウジ ナカハノコソウ
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分布:魚釣島



(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://www.yam1.thyme.jp/folder2/f2n/nagamibocyouji.html
 アカネ科 ボチョウジ属 
九州、トカラ列島以南の石灰岩地の林内に生える常緑低木で、
高さは1〜3メートルになる。葉は狭楕円形〜長楕円形で全縁。
6〜7月、葉腋から集散花序を出し、小さな緑白色の花を付ける。
果実は楕円形の核果で、長さ1センチほど。冬に赤く熟す。

典拠:「尖閣列島採集記(14)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada12.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: A、海岸植物
ロ、ミズガンビ群叢(イソフサギ群叢の上位)
 立地は隆起珊瑚礁のみから成る平地で風の強い日は直接波で洗われる。ミズガンビを主体とし 岩の割目にテツポウユリ、ナカハノコソウ、シロバナノミヤコグサ、ハマアズキ、ハマナタマメ 等がある。

(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://nopa.sakura.ne.jp/woody_plant/Rubiaceae/nagamibotyouzi.htm
ナガミボチョウジ Psychotria manillensis



尖閣の植物 
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ナタオレノキ
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分布: 魚釣島


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://ngskoto.cool.ne.jp/map/hirado/nataore.html
ナタオレノキ(シマモクセイ)の大木 
  平戸市前津吉町・金立(カナタチ)神社にある。幹周り2m、樹高およそ8m。 
  ナタオレノキは九州西岸では、五島列島や男女群島にしか見られず、神社では神木として保護
されている。 
  地元の人の話では、台風の影響でこのような樹形 になったという。すぐ側は海に面していて
台風をまともに受けている。幹は空洞になっていて痛々しいが、持ちこたえてほしいものだ。 

典拠:改訂・沖縄県版レッドデータブック
http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/11149/06-shokubutu.pdf
和名: ナタオレノキ
分類: モクセイ科
学名: Osmanthus insularis Koidz.
カテゴリー: 準絶滅危惧(NT) 環境省カテゴリー: 該当なし
形態の特徴: 常緑小高木。葉は対生し、葉身は長楕円形あるいは長楕円状楕円形で、両端は鋭尖 形、長さ5〜11cm、幅1.5〜2cm、全縁である。花は葉腋に束生し白花で10月に咲く。
分布域(県外): 本州(福井県以西)、八丈島、小笠原、四国、九州、種子島、屋久島、トカラ 列島、奄美大島、徳之島、台湾、朝鮮(巨文島)。
県内の分布: 石垣島、西表島、与那国島、魚釣島。
生育環境: 山地や時に海岸の自然林に生える。
生育状況: 個体数は少なく点在する。
減少の要因: 森林の伐採。もともと個体数が少ない。
執筆者名: 横田昌嗣・澤岻安喜

(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

文化百選 五島編/ナタオレノキ
出典:http://www.nagasaki-np.co.jp/kankou/tanhou/goto/nature/16.html
ナタオレノキ   (奈留町)     


ナタも折れる堅い大樹
 船迴八幡神社の森には、ナタも折れるほど堅いといわれるナタオレノキの大木が多く見られる。
この森一帯は、昔は海であったと考えられている。長い歳月の間に波の力で砂礫が堆積し、帯状の
玉砂利の浜が形成された。その浜にやがて浜辺の植物や松の木が生え、年月を重ねてナタオレノ
キ、ホルトノキ、タブなどの大樹を中心とした原生林が形成されたのである。


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

シマモクセイ (ナタオレノキ)
出典:http://nopa.sakura.ne.jp/woody_plant/Oleaceae/simamokusei.htm


(引用した画像は平戸市前津吉町金立(カナタチ)神社のものです。:「尖閣諸島の自然」管理
人)

http://ngskoto.cool.ne.jp/map/hirado/nataore.html

(引用した画像は上の木の根元部分です。:「尖閣諸島の自然」管理人)

http://ngskoto.cool.ne.jp/map/hirado/nataore.html



尖閣の植物 
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ナメリツノゴケ (ミヤケツノゴケ)
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分布:魚釣島

(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:キノコ・苔・本・映画: コケ
http://bryologist.blog.eonet.jp/default/1_1/index.html
 ※ナメリツノゴケ(ミヤケツノゴケ)の群落の様子。一緒に生えているのはミカヅキゼニゴケ

典拠:「尖閣列島採集記(11)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada9.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: 四月十七日晴天、松本君と二人して先ず昨日の新噴火口と覚しき所から和平山の頂上を 遠望し、しや二無二一直線に進む事に相談が纏まり、その通り実行した。
 登り口は縦に帯状の湿地帯であり、そこにヒメガマ、ミズスギ、オキナワチドリ、ナメリツノ ゴケ等のこの島では今まで見た事のない植物を採集しながら進んだ。

「平凡社・日本の野生植物」に以下の記事があるとのこと。

出典: BG Plant 
学名: Phaeoceros laevis (L.) Prosk.
和名:  ミヤケツノゴケ
学名ステイタス: 標準
掲載図鑑とページ番号: (平凡社・日本の野生植物)コケ: 319;
文献情報(原記載文献など): Bull. Torr. Bot. Cl. 78: 346 (1951); J.Haseg. in J. H. B. 
L. no. 69: 102 (1991), A. P. G. 44: 107 (1993). basion.: anthoceros laevis L., Sp. Pl. 
2: 1139 (1753).
別名: ナメリツノゴケ

(画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://www.ne.jp/asahi/koke/file/miyaketsunogoke.htm


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

 ※葉状体の拡大。穴の中の黄色い粒は造精器。本来は葉状体の中に埋もれて見えないが、熟すと表
皮が崩壊して顔を出す。 蘚類の造精器とは違って、球形をしている。






尖閣の植物 
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ナンゴクモクセイ
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分布:魚釣島・屏風岳


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:西表の自然情報0606
http://www.offeco.com/kyou0606.htm
ナンゴクモクセイ 
(モクセイ科)
川沿いなどで見られる

典拠:「尖閣列島採集記(12)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada10.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: てつきり和平山と思い込んでいた私の考えは間違つていた。 しかしこの山より高い山 は一つしか無い、私はこれに次山と名づけた。
 次山一帯にはナンゴクモクセイが多く、紫の実が枝もたわゝに生つていた。枝々にはバンタ系 の蘭がぎつしりついていた。他の木にもぎつしりついていた。

レッドデータブック種 ナンゴクモクセイ(未決定種)
http://www.pref.okinawa.jp/okinawa_kankyo/shizen_hogo/rdb/sp_data/a-00487.html
ナンゴクモクセイ(未決定種) code a-00487 
和名 ナンゴクモクセイ 
分類 モクセイ科 
学名 Osmanthus enervius Masamune et Mori 
備考: RDBPカテゴリー: 危急種


BG Plants簡易検索結果表示
http://bean.bio.chiba-u.jp/bgplants/ylist_srch_easy.php?any_field=%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%
82%B4%E3%82%AF&family_order=0&list_type=0&spec_order=0
Oleaceae モクセイ科
Osmanthus enervius Masam. et K.Mori  ナンゴクモクセイ 


(ナンゴクモクセイは情報が少ない植物で画像があるのは非常に珍しい。「尖閣諸島の自然」管理
人)





尖閣の植物 
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ナンバンキセル
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分布:魚釣島








(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://home.catv.ne.jp/dd/goken/ya/nanban.htm

典拠: 「無人島探訪記(6)小蛇の生捕」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記4
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki3.htm
記事: 植物はすべて根こそぎにされて腐朽しており、新にススキ類、ナンバンキセル、ボタン ニンジン、イリオモテアザミ?、クサスギカヅラ等が点在的に生えている。
 後で漁師より聞いて解つたが、この一帯は先年(一九四七年?)の地震によつて山がくずれた ものらしい。

(画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://home.catv.ne.jp/dd/goken/ya/nanban.htm

http://sizeninoti.exblog.jp/8719465/  ススキ、ミョウガ、ギボウシ、サトウキビなどに
寄生する一年草、寄生植物なんです。茎は地下にあって花柄を伸ばして先にピンク色の
花を咲かせます。


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

ナンバンギセル
( 南蛮煙管、思草 )
ハマウツボ科
(典拠先記事のアドレスが解らなくなっています)

 中周では野菰(ヤコ)と呼ばれるナンバンギセルは、ハマウツポ科に属し、葉緑素をもたない一
年生の寄生植物です。
 アジア東部、南部の熱帯から温帯に広く分布し、わか国にも北海道から沖縄まで、全土の草地な
どに自生します。
 ミョウガやカンナの根に寄年することもありますが、ススキなどのイネ科植物への寄生が多く、
熱帯ではサトウキビ栽培に大きな被害をもたらすこともあります。  茎は短くほとんど地上に出
ません。
秋、葉のわきから長い花柄を立て、その頂端に淡い紫色の花を横向きに開きます。
 花が首を垂れて物思いにふけっている様な姿をしていることから、万葉集の中には「思ひ草」の
名ででてくる植物です。
 ナンバンギセルの名称は、桃山時代に「南蛮人」のタバコと共に入ってきた煙管(キセル)によ
く似ていることから名付けられ、広まったようです。
生薬としての流通はありませんが、民間では全草を煎じて、強壮、鎮痛、消炎などに用いることが
あります。 











尖閣の植物 
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ニュウメンラン イリオモテラン
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分布:魚釣島



西表島か魚釣島のものです

レッドデータブック: イリオモテラン(ニュウメンラン)
http://fujukan.lib.u-ryukyu.ac.jp/ja/rdb/details.php?id=PS-00445&lang=ja

典拠1: 日本の野生蘭
http://www.tochinoha-shobo.com/sanyaso/yaseiran_k.html

ニュウメンラン属 H.L ニュウメンラン 常緑樹に着生 西表島、石垣島、尖閣諸島―(イリオモ テラン)

典拠2: レッドデータブック種 イリオモテラン (ニュウメンラン)(絶滅危惧種)
http://www.pref.okinawa.jp/okinawa_kankyo/shizen_hogo/rdb/sp_data/a-00445.html
イリオモテラン (ニュウメンラン)(絶滅危惧種) code a-00445
和名 イリオモテラン (ニュウメンラン)
分類 ラン科
学名 Trichoglottis ionosma (Lindley) J. J. Smith
方言名
カテゴリー 絶滅危惧種
特性 形態の特徴: 常緑の多年草。茎は堅く、直立し、しばしば分枝し、長さ20〜70cm、多数の 葉を2列に互生する。葉は厚い革質、線状長楕円形、凹頭、長さ10〜18cm。総状花序は腋生し、 単一または分枝し、長さ20〜30cm、疎らに7〜20花をつける。花は淡黄色で、内面に紫褐色の斑 点が入り、唇弁は白色で、上面に紅紫色の小点が入り、蕚片と花弁は長さ1.7cm、背蕚片は卵状菱 形、側蕚片は倒卵形、花弁はへら形、唇弁は長さ1.6cm、基部で3浅裂し、側裂片は三角形、小さ く直立し、中央裂片は菱形状船形、上面に毛が生え、先端は尖り、基部に短い距がある。
分布域(県外): 台湾、フィリピン
県内の分布: 石垣島、西表島、魚釣島
生育環境: 山地の自然林の樹幹に着生する。
生息状況: 石垣島と西表島ではかつては点々と見られたようであるが、古くから観賞用に乱獲さ れ、現在は絶滅寸前である。魚釣島では高地にやや多く、樹上ばかりでなく、地上や岩上にも生 えるが、野生化したヤギにより食害されている恐れが高い。
学術的価値: 分布域の北限である。フィリピン産のものとは唇弁の形がやや異なり、琉球列島と 台湾産のものを固有種T. luchuensis とする意見がある。
減少の要因: 園芸用の採集。もともと自生地と個体数が少ない。自然林の伐採。ヤギによる食害  (魚釣島)。
備考: RDBPカテゴリー: 危急種

(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:西表島植物図鑑-ニュウメンラン
http://homepage.mac.com/motegin/iriomote_plant/guide/5050/103/5050103001.html
モクレン門 ユリ綱 ユリ亜綱 ラン目 ラン科
ニュウメンラン Trichoglottis lutchuensis (Rolfe) Garay et H.R.Sweet
 イリオモテラン分布/石垣島,西表島,尖閣諸島;台湾
生育環境/常緑樹林内の樹木に着生
生活型/多年生草本
RDB/環境省=絶滅危惧IB類(EN)・沖縄県=絶滅危惧種
常緑樹林内の樹木に着生する。乱獲により、石垣島と西表島の野生の個体は、絶滅したとされてい
る。
写真は栽培品。


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

開花 【2008/2/14 西表島】
出典:西表島植物図鑑-ニュウメンラン
http://homepage.mac.com/motegin/iriomote_plant/guide/5050/103/5050103001.html




尖閣の植物 
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ヌカボ
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分布:魚釣島


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:oNLINE植物アルバム 〜 ヌカボ 〜
http://plantdb.ipc.miyakyo-u.ac.jp/php/view.php?plant_id=342&data_id=17919&cat_id=&srt=

典拠:沖縄県版レッドデータブック
http://atochi.ogb.go.jp/DownloadFileTemporary/224-1-11-6-1.pdf

code: a-00305
和名: ヌカボ
分類: イネ科
学名: Agrostis exarata Trinius subsp. nukabo (Ohwi) T. Koyama

形態の特徴: 繊細な多年草で、根茎は発達しない。稈は細く高さ30〜70cm になる。葉は長さ7
〜15cm、幅1.5〜5mm。花序の枝は稈に圧着するため細く見えて先は傾く。小穂は長さ2mm く
らい、緑色で光沢がある。
分布域(県外): 北海道、本州、四国、九州、トカラ列島、奄美大島、喜界島、沖永良部島、
朝鮮、台湾、中国、フィリピン
県内の分布: 沖縄島、魚釣島
生育環境: 平地および丘陵地に生える。
生育状況: 現状は不明。
減少の要因: もともと自生地が少ない。自生地の開発。ヤギによる食害 (魚釣島)。

http://aobayama.miyakyo-u.ac.jp/aoba/nukabo.html
022. ヌカボ (イネ科)
ヌカボ (イネ科) ( Agrostis clavata Trin.var.nukabo Ohwi )
  山地や道ばたにふつうに生える多年草。高さ40cm〜80cm。葉は長さ10〜15cmでざらつく。
 花期は5〜6月。小穂(しょうすい)(穂をつくっている花のあつまり)は淡い緑色で紫色を帯び
る。この小穂が糠(ぬか)のように見えることから、この名が付いたといわれている。
 山地に生えるヤマヌカボは、これより全体的に小さく弱々しい。


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:oNLINE植物アルバム 〜 ヌカボ 〜
http://plantdb.ipc.miyakyo-u.ac.jp/php/view.php?plant_id=342&data_id=17919&cat_id=&srt=
コメント:ヌカボ(糠穂).  耕作地、庭園、山林中など広く平地にはえる




尖閣の植物 
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ネズミモチ
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/nezumimoti.html
ネズミモチ(鼠黐)  モクセイ科  Last modified: Jul 09, 2005
学名:Ligustrum japonicum
 別名:タマツバキ(珠椿),ネズミノフン(鼠の糞),ネズミノコマクラ(鼠の小枕)


「尖閣研究」 尖閣列島採集記13
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada12.htm
B、照葉樹林植物
イ、シヤリンバイ、リユウキユウアカテツ群叢
 シヤリンバイ、わい生のリユウキユウアカテツ、わい生のシロガジマル、リユウキユウガキを 主体とし、オウハマボウ、トゲマサキ、マルバグミ、オワバギ、ネズミモチ、ハマヒサカキ、ギ イマ、ハチジヨウススキ、ノボタン、サクララン、ホソバワダン等が生じている、林木としては 殆んど価値なきものである。


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

http://webmap.torikyo.ed.jp/ipa/q-rika/q-jyb6/q-jemz/IPA-rik1290.htm


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人) 

出典:http://webmap.torikyo.ed.jp/ipa/q-rika/q-jyb6/q-jemz/IPA-rik1290.htm




尖閣の植物 
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ノアサガオ
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分布:魚釣島


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://www.geocities.jp/michi_kba/murasaki/noasagao.html

典拠:「尖閣列島採集記(9)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada7.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: 沖縄では普通であるが此処では極稀なノアサガオやウスベニニガナ等を採集している中


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://www9.plala.or.jp/mosimosi/flower/n/noasagao.htm
別名:宿根アサガオ、琉球アサガオ     
ヒルガオ科イポメア属の半耐寒性つる性宿根多年草、原産地:熱帯アジア
開花時期 ■6月〜11月  
花径 ■約 10cm 
花色 ■青紫色、紫色 
植え付け ■春(5月上旬〜6月) 
増やし方 ■挿し木(5月〜9月) 
場所 ■日当たりを好む 
その他 ■一年草の朝顔のように種はできません。 
花言葉 ■はかない恋、愛情の絆 
通販店 ■楽天市場にあり  
 ノアサガオはヒルガオの仲間で大きな花を咲かせます。多年草で暖地では一度庭に植えておくと毎
年のように花を咲かせます。ノアサガオの花期は初夏から秋ととても長いです。 







尖閣の植物 
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ノカラムシ
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分布:魚釣島




(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://www.edu-c.open.ed.jp/rika/syocd/hana/sonota/nokara/nokara.htm


典拠:「尖閣列島採集記(14)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada12.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: 
ハ、クサトベラ群叢(ミズガンビ群叢の上位)
 海岸砂れき地、岩石地で直接波のかゝらぬ所、クサトベラ、アダン、モンパノキ、キダチハマ グルマ、ノカラムシ等がある。


学芸員の部屋: 2006年01月 アーカイブ
  http://www.sebg.co.jp/curator/2006/01/
  コーラーを作る葉
  ノカラムシ Boehmeria nivea var. nipononivea f. viridula
  方言名 マーウー、マウー、ブー、ボー
  イラクサ科 沖縄各島に分布
        
   植物の名前は特徴やエピソードから入った方が覚えやすい。
   自然観察会などで、葉を1枚とって胸につけると「葉のワッ
  ペン」と言うと、小さい子供は大喜びする。大人は、葉を洗面
  器の中に入れて揉むと茶黒い液体になるので、この液体をコーラ
  の瓶に入れて、いたずらしたら面白かった、と話をするとのって
  くる。中にはコーラ瓶の中に入れた液体はコーラと同じような泡
  立ち具合だった、と自慢げに話す方もでてくるほどだ。
   マオの仲間は繊維を採取する植物で、ラミーは大事な栽培品種。
  今でも沖縄では栽培されているようだ。基本種はマオ、方言のマー
  ウーは本当の「苧」でブー、ボーはウーの転訛。
   民家の石垣、路傍、石灰岩の日当たりの良い場所に多い低木で高
  さ1.5?2mほど。葉は広い卵型で表は緑色、裏は銀灰色で、毛が多
  数ついている。和名のノカラムシは野茎蒸と書き、茎を蒸してから
  皮をはぎとるからつけられたようだ。









尖閣の植物 
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ノキシノブ
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分布:魚釣島

(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/pteridophyta/polypodiaceae/nokisinobu/
nokisinobu.htm


典拠1: 「無人島探訪記(9)密林踏査」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記5
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki4.htm
記事: 山林中の崖又は谷間にはサクララン、マツバラン、オオタニワタリ、リユウキユウセキ コク?、リユウビンタイ、ノキシノブ、オニヤブソテツ、オオアマクサシダ、ヘゴの一種、ミズ スギ等が目につく。時たまツマベニチヨウ、アサギマダラが谷間を飛んで行く。


典拠1: 「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、 1970年)68頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住彦鑑定)による。(ウラボシ 科)(魚釣島)


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/pteridophyta/polypodiaceae/nokisinobu/
nokisinobu.htm
ノキシノブ Lepisorus thunbergianus (ウラボシ科 ノキシノブ属) 
 ノキシノブは北海道南部以南の日本各地、朝鮮・中国・台湾・フィリピンなどに分布する常緑性
のシダ植物。和名は家の軒先に生育し、土が無くても堪え忍ぶという意味。大樹の樹皮や崖、傾斜
が急な場所の地表などに生育する。長期間乾燥すると葉は内側に巻いて細くなってよれてしまう。
乾燥への対応である。葉は長さ12-30cm。先端側も基部へ向かっても細くなる。胞子嚢群は中肋と辺
縁の中間に付く。
 ノキシノブが地表に生育する場合は、傾斜が急であって、表面に土砂がたまらないような場所で
あり、ウバメガシ林の地表にもよく生育している。このような場所では土壌が形成されておらず、
地表には「不完全地衣類」が生育していることも多い。樹幹にしろ、崖にしろ、降雨時にはたっぷ
りと水を吸い、湿っているわずかな期間だけに光合成を行い、後はひたすら堪え忍ぶ生活である。 


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:hanazukan
http://admiral-kino.com/~vikky/syasin05/nokisinobu.html
神代植物園
別名 ヤツメラン
ウラボシ科ノキシノブ属 
学名  Lepisorus thunbergianus
原産地 本州〜沖縄、中国〜ヒマラヤ
多年草
 林内の湿り気のある樹上や、岩上などに着生するシダの1種。
比較的都会でもよく見かけるシダである。 葉の裏には2列に胞子嚢が
並ぶ。 園芸品種も知られており、さまざまな変化した葉のものが
江戸時代から古典園芸植物として栽培されている。 ノキシノブという名は
屋根の軒などに生えるからである。



尖閣の植物 
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ノシラン
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分布:魚釣島



ノシラン(単子葉植物ユリ科)(魚釣島)、「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学
合同尖閣列島学術調査隊報告、1970年)77頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住
彦鑑定)による。






尖閣の植物 
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ノブドウ
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分布:魚釣島


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://www.geocities.jp/michi_kba/kiro/nobudou.html


典拠:「尖閣列島採集記(14)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada12.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: その中コシヨウノキ、伊平屋島にあつて他島に無く、ノブドウは日本のものと型が一つ で他島のものと異り、トゲイヌツゲは慶良間、石垣、西表をのぞく島に無く、トネリコバノイチ ゴは与那国をのぞく島に無く、ハスノハカズラ科の一種が他島に無く、コウシユンウマノスズク サが宮古を除く他島に無く、クワ本科の一種が他島に無い等興味をそそる問題で固有種と思われ るものにセンカクアザミ( 多和田新称) クワザンジマ(つつじの一種)センカクツツジ(多和田 新称)センカクホラゴケ( 多和田新称) 等がある。
 琉球列島を殆んど採集して後この列島に来て一番奇異に感ずるのは、琉球列島では普通な科が やたらにぬけていることでどうも歯のぬけたのをもてあます感がしてならない。

和名: ノブドウ
分類: ブドウ科
学名: Ampelopsis brevipedunculata (Maxim.) Trautv. var. heterophylla (Thunb.) Hara
カテゴリー: 情報不足(DD) 環境省カテゴリー: 該当なし
形態の特徴: 半木性の落葉つる植物。茎は長く伸長し、大きなものでは径4cmくらいになリ、節 で曲がり、ジグザ
グ状になる。葉は互生しほぼ円形、3〜5裂し、縁に鋸歯がある。巻きひげは葉と対生し、二又 に分か
れ、ブドウ属と違って節毎にでる。集散花序を葉と対生の位置にだし、帯緑黄色の小さな花を多 数つ
ける。液果には昆虫が入って虫えいになり、不規則な球形で白色から淡紫色を経て熟して淡青色 にな
る。
分布域(県外): 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国。
県内の分布: 魚釣島。
生育環境: 産地の自然林に生える。
生育状況: 自生地では野生化したヤギが殖えており、食害が進んでいるものと思われる。
学術的価値: 南九州まで分布し、琉球列島では魚釣島だけに分布し、植物地理学上重要である。
減少の要因: 野生化ヤギによる食害。もともと自生地が限られている。
保全対策: 野生化ヤギの駆除が急務である。
文献: 初島住彦,1991.魚釣島の植物地理.鹿児島の植物(鹿児島植物同好会会誌),(1 1):62―66.
種子植物
290

多和田眞淳,1954.尖閣列島の植物相について.琉球大学農学部学術報告,1:75―8 9.
執筆者名: 新城和治・伊波善勇



(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://www.e-yakusou.com/sou/soum044.htm
ノブドウ 
(ブドウ科ブドウ属:蔓性落葉多年草:草丈 〜 センチ:花期 〜8月) 
科名:ブドウ科/属名:ブドウ属
和名:野葡萄/生薬名:蛇葡萄(じゃほとう)/蛇葡萄根(じゃほとうこん)/
学名:Ampelopsis brevipedunculata var.heterophylla
日本全土、サハリン、千島、中国などに分布。山野などに普通に自生
新潟県佐渡市佐和田のノブドウ栽培

北海道から沖縄まで分布する蔓性落葉多年草で、巻きひげで巻き付きながら生長します。 
葉は、ブドウに似て直径4-12センチの円形で3-5裂します。 
花は、8月ころ、形はヤブガラシに似ていて、淡緑色の小花をつけ、花弁5、雄しべ5、花は目立
たない。 
果実は、9〜10月約直径7ミリの球形で淡い紫色から空色に熟します。 

果実には、ブドウタマバエやブドウガリバチの幼虫の寄生(虫えい)により、虫こぶ状になり、異
常に脹らんで、白緑色、淡紫色、瑠璃色、赤紫色や形も大小不揃いになります。 

果実は味が悪く食べられない。 


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/
vitaceae/nobudou/nobudou.htm
ノブドウ Ampelopsis brevipedunculata var. heterophylla (ブドウ科 ノブドウ属) 
 ノブドウは北海道から沖縄まで分布する木本のツル植物である。木本性であるが、太くなって高
木に届くまでになることは無い。主に藪や草原に繁茂している。花は夏に開き、花弁は5枚、雄し
べも5本。花弁と雄しべは早期に脱落するようであるが、その後も蜜を分泌するようで、アリが多
数訪れている。花の形はヤブガラシとよく似ている。果実は淡い紫色を経て空色に熟す。空色の果
実は珍しく、コバルトブルーが秋の野山を彩る。残念ながら、切花にするとすぐに色あせてしま
う。やはり野にあってこその美しさである。この果実は悪味でとても食べられないが、鳥には良く
食べられると見えて、生垣などによく侵入してくるツル植物の1つである。 





尖閣の植物 
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ノボタン
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

沖縄植物図鑑 ノボタン
出典:http://qjy.web.infoseek.co.jp/okinawaplants/nobotanka/nobotan.htm


典拠:「尖閣研究」 尖閣列島採集記13
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada12.htm
B、照葉樹林植物
イ、シヤリンバイ、リユウキユウアカテツ群叢
 シヤリンバイ、わい生のリユウキユウアカテツ、わい生のシロガジマル、リユウキユウガキを 主体とし、オウハマボウ、トゲマサキ、マルバグミ、オワバギ、ネズミモチ、ハマヒサカキ、ギ イマ、ハチジヨウススキ、ノボタン、サクララン、ホソバワダン等が生じている、林木としては 殆んど価値なきものである。


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://www.geocities.jp/michi_kba/murasaki/nobotan.html
1.原産:「ノボタン」は台湾、中国南部、インドシナ半島やフィリピンに分布、日本では九州南
部以南、琉球列島の草地や林縁に自生する常緑の低木です。
宜野座村松田では県道沿いの斜面や古い林の中に多く見ることができます。








 


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尖閣諸島の生き物たち =植物編(ハ行)=