尖閣諸島の陸で暮らす生き物たち
尖閣諸島の生き物たち =植物編(カ行)=
尖閣諸島の植物 − カ行 目次 −
尖閣諸島の植物
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カキバカンコノキ
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分布:魚釣島
典拠1:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、61頁)
カキバカンコノキ(Euphorbiaceae・トウダイグサ科)、
採集及び確認地(魚釣島)
典拠2:「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、
1970年)71頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住彦鑑定)による。
カキバカンコノキ(トウダイグサ科)(魚釣島)、
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http://botanic.blog.so-net.ne.jp/2010-01-13
カキバカンコノキ [トウダイグサ科] [編集]
Glochidion zeylanicum var. zeylanicum
トウダイグサ科カンコノキ属の常緑小高木※
南西諸島(種子島、屋久島以南)、中国南部、東南アジアに分布しています。
全体の写真はありませんが、
樹高は1〜5m程度になるそうです。
(管理者:樹高についての資料は一定しておらず10メートルまでバラバラです)
http://stewartia.net/engei/tree/Komikansou_ka/Glochidion.html
全体像の写真はなかなか見つかりません。
尖閣諸島の植物
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カギバトラノオゴケ
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典拠:沖縄県版レッドデータブック
http://atochi.ogb.go.jp/DownloadFileTemporary/224-1-11-6-1.pdf
code: c-00716
和名: カギバトラノオゴケ
分類: ヒラゴケ科 (蘚類)
学名: Thamnobryum incurvum (Nog.) Nog. & Iwats.
カテゴリー: 希少種
形態の特徴: 二次茎は約5cm に達しまばらに分枝し乾くと枝の先が曲がる。葉は卵状皮針
形で長さ約2.6mm、乾くと内側に巻く。
分布域: 台湾、ボルネオ
県内の分布: 西表島、魚釣島
生育環境: 林内の湿岩上に生育する。
生育状況: 西表島では林内の沢沿いの転石上に希に生育している。
学術的価値: 世界的にみても本種の生育地は数カ所でしか報告されていない。
減少の要因: 森林伐採
文献: Shin, T., 1961. Mosses of the Ryukyu Islands, I. Sci. Rep. Kagoshima Univ., 10:
47-64. (Thamniumincurvum として)
山口富美夫, 1985. 八重山群島の蘚苔類フロラ. ヒコビア, 9: 243-264.
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学名: Thamnobryum incurvum (Nog.) Nog. et Z.Iwats.
和名: カギバトラノオゴケ
学名ステイタス: 標準
掲載図鑑とページ番号: (平凡社・日本の野生植物)コケ: 157, in clavi;
文献情報(原記載文献など): in Z.Iwats. in Misc. Bryol. Lichenol. 6(3): 33 (1972); Z.
Iwats. in J. H. B. L. no. 96: 161 (2004). basion.: Thamnium incurvum Nog. in J. J. B.
13: 786 (1937).
尖閣諸島の植物
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カクレミノ
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分布:魚釣島
典拠1:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、62頁)
カクレミノ(Araliaceae・ウコギ科)、
採集及び確認地(魚釣島)
典拠2:「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、
1970年)72頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住彦鑑定)
カクレミノ(タラノキ科)(魚釣島)
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http://www.geocities.co.jp/NatureLand/4673/kakuremino.html
カクレミノ(隠蓑)
Since 2000/07/18
Last Updated on 2000/11/27
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カクレミノは、1本の木にいろんな形の葉がつくことで知られています。下の写真は、2000
年7月14日に天下台山(相生市)のとんび岩付近で撮影したもので、楕円形と三裂した葉が写っ
ています。幼樹には人間の手のように五裂した葉もあるそうです。
三裂した葉の形がおとぎ話の「かくれみの」に似ているところからついた名前です。日本人が古
来から神聖視してきた樹木のひとつで、古事記や日本書紀に出てくる、「みつのがしわ(三角
柏)」という、当時宮中でごちそうのときに食器に使った植物がこれにあたるという説もありま
す。
http://www.hana300.com/kakure.html
http://www.hana300.com/kakure.html
尖閣諸島の植物
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カゴメラン
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分布:尖閣諸島(魚釣島)
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
沖縄植物図鑑 カゴメラン
典拠:http://qjy.web.infoseek.co.jp/okinawaplants/ranka/kagomeran.htm
カゴメラン(ラン科)
葉の美しさで右に出るものはいない。春に見つけた葉、秋に花をつけていた。
カゴメとは籠目、葉の模様をさす。
11月中旬、石垣島にて
典拠1: 改訂・沖縄県版レッドデータブック
http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/11149/06-shokubutu.pdf
和名: カゴメラン
分類: ラン科
学名: Goodyera hachijoensis Yatabe var. matsumurana (Schltr.) Ohwi
カテゴリー: 絶滅危惧類(VU)
環境省カテゴリー: 該当なし
形態の特徴: 小形の常緑の多年草。茎は匍匐し、先は直立し、花序を含めて長さ15〜30cmに
なり、4〜8葉を互生する。葉は斜卵状楕円形〜狭卵形、長さ3〜8cm、脈に沿って網目状の白斑
が入る。総状花序は頂生し、密に多数の花をつける。花は淡紅白色、萼片は長さ3〜4mm、卵形〜
長楕円状卵形、花弁は長さ3〜4mm、倒披針形、唇弁は長さ3〜4mm、広卵形、基部は嚢状で、上
面に毛が生え、黄色。
分布域(県外): 伊豆諸島、屋久島、トカラ列島、奄美大島、徳之島。
県内の分布: 伊平屋島、沖縄島北部、久米島、石垣島、西表島、魚釣島。
生育環境: 山地の自然林の林床に生える。
生育状況: かつては普通に見られたが、最近は極めてまれな種になった。
学術的価値: 葉の中央に帯状の白斑が入る基本変種はハチジョウシュスラン(ヤクシマシュスラ
ン)と呼ばれ、伊豆諸島の他に沖縄県内にも点々と産し、カゴメランと混生するが、個体数はより
少ない。花の形、葉の形と斑紋などに地理的変異が多く、分類学的な再検討が必要である。
減少の要因: 園芸用の採集。自然林の伐採。野生化ヤギによる食害(魚釣島)。
保全対策: 魚釣島では野生化ヤギの駆除が急務である。
執筆者名: 横田昌嗣・橋爪雅彦・平岩篤
典拠2: 石垣島より
http://from-ishigaki.blog.drecom.jp/archive/201
カゴメラン [2005年12月03日(土)]
久しぶりだったので、植物たちの表情を楽しみにしていたら…
林床にとてもかわいい野生ランの群生を発見。
網目模様の葉っぱに、鈴なりの小さな花。
帰ってさっそく調べてみると…
レッドデータブックに登録されている希少種の「カゴメラン」でした
県内の分布は伊平屋島、沖縄島北部、久米島、石垣島、西表島、魚釣島。
県外では伊豆諸島、屋久島、トカラ列島、奄美大島、徳之島。
というように、島だけに生息しているランなのです。
典拠3:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、68頁)
カゴメラン(Orchidaceae・ラン科)、
採集及び確認地(魚釣島)
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
沖縄植物図鑑 カゴメラン
典拠:http://qjy.web.infoseek.co.jp/okinawaplants/ranka/kagomeran.htm
カゴメラン(ラン科)
尖閣諸島の植物
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カザンジマ
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分布:魚釣島
典拠:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、63頁)
カザンジマ(Ericaceae・ツツジ科)、
採集及び確認地(魚釣島※多和田氏の報告)
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尖閣諸島の植物
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ガジュマル
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分布:魚釣島中腹部、黄尾嶼の中腹部、北小島
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:oNLINE植物アルバム 〜 ガジュマル 〜
http://plantdb.ipc.miyakyo-u.ac.jp/php/view.php?plant_id=4642&data_id=1864
科名 クワ科
属名 イチジク属
日本名 ガジュマル
学名 Ficus microcarpa L. fil.
典拠:自然環境の保全に関する指針・八重山編(沖縄県文化環境部環境政策課)
http://www.pref.okinawa.jp/okinawa_kankyo/shizen_hogo/hozen_chiiki/shishin/yaeyama_hozen_
shishin/yaeyama_riku_shizen2.html#47
記事: 魚釣島中腹部のやや平坦な立地に、高木層にタブノキ、アマミアラカシ、ガジュマル等、
亜高木層にモクタチバナ、ヤブツバキ、シロダモ等、低木層にショウベンノキ、コミノクロツグ、
モクタチバナ等が生育する林分が発達しており、これは小さな島で発達した原生林として貴重なも
のである(「魚釣島の自然林」)。
魚釣島
典拠1: 「無人島探訪記(3)北岸踏査」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記2
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki1.htm
記事: 沿岸岩地にはガジマル、アカテツ、イヌマキ、リユウキユウガキ等が荒れ狂う風波のため
に、多くは一米位の高さで曲折し灌木状に育つている。しかもこれが斜面に沿うて圃つている様は
実に面白い。
典拠2: 「無人島探訪記(7)西岸踏査」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記4
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki3.htm
記事: 沿岸植物を求めて今度は西海岸を南進する。これ又砂地が殆んどなく北岸と同様に第三紀
砂岩が汀線に傾斜露出して居りあるいは所々に珊瑚礁が舞台状に縁着している。
従つて砂地植物は殆んどなく岩上にイヌマキ、マサキ、ガジマル等が生えて居りその生態分布の
状況は沿岸と大した差はない。鳥類ではリユウキユウアカシヨウビン、シロサギが目につく、第三
紀砂岩の断崖絶壁に遭遇して路頭に迷う。
典拠3: 「無人島探訪記(9)密林踏査」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記5
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki4.htm
記事: 奥地へ進むにつれタカサゴシヤリンバイ、クスノキ、イヌマキ、タブノキ、リユウキユウ
ガキ、ガジマル、クサギ、ヤマグワ、クロツグ、アコウ、モチノキ、ツバキ、アカギ、オオバギ、
フトモモ等の樹木は勿論、ハカマカズラ、ハマナタマメ、クワズイモ、ムサシアブミ、トウズルモ
ドキ、フウトウカズラ等の生育が良く原生林相をそなえたところもある。殊にクロツグは葉柄の長
さ七米に達するものがある。
典拠4: 自然環境の保全に関する指針・八重山編(沖縄県文化環境部環境政策課)
http://www.pref.okinawa.jp/okinawa_kankyo/shizen_hogo/hozen_chiiki/shishin/yaeyama_hozen_
shishin/yaeyama_riku_shizen2.html#47
記事: 魚釣島中腹部のやや平坦な立地に、高木層にタブノキ、アマミアラカシ、ガジュマル等、
亜高木層にモクタチバナ、ヤブツバキ、シロダモ等、低木層にショウベンノキ、コミノクロツグ、
モクタチバナ等が生育する林分が発達しており、これは小さな島で発達した原生林として貴重なも
のである(「魚釣島の自然林」)。
久場島
典拠1: 「陸域における自然環境の保全に関する指針(八重山編)」魚釣島、「圏域診断カル
テ」 黄尾嶼
http://www.pref.okinawa.jp/okinawa_kankyo/shizen_hogo/hozen_chiiki/shishin/yaeyama_riku_
karte/yaeyama_riku_doc/yaeyama_riku_karte4703.htm
記事: 特定植物群落として、「黄尾礁の自然植生」、「黄尾礁噴火口壁のホソバワダン群落」、
「黄尾礁のガジュマル低木林」がある。
出典2: 自然環境の保全に関する指針・八重山編(沖縄県文化環境部環境政策課)
http://www.pref.okinawa.jp/okinawa_kankyo/shizen_hogo/hozen_chiiki/shishin/yaeyama_hozen_
shishin/yaeyama_riku_shizen2.html#47
記事: 黄尾嶼の中腹部には、高木層にガジュマル、オオクサボク、オオバキ等、亜高木層にリュ
ウキュウガキ、オオクサボク、オオバギ等、低木層にリュウキュウガキ、ハマイヌビワ、ナガミボ
チョウジ等が生育する原生林がある。黄尾嶼は無人の火山島であり、植生遷移を知る上での貴重な
群落である(「黄尾礁の自然植生」)。「黄尾礁噴火口壁のホソバワダン群落」は、北向きの噴火
口壁に出来た草本群落であり、本県では数少ない火口壁群落である。黄尾嶼の海崖の上部溶岩上に
は、ガジュマルの単一群落がクモの巣の様に匍匐状に密生しており、溶岩上に出来た風衝植生の一
つで代表的な型と考えられる(「黄尾礁のガジュマル低木林」)。
出典3: 季刊「沖縄世論」2008春季号
インタビュー「尖閣諸島の魅力」 琉球大学名誉教授 新納義馬
ガジュマル(コマルバガジュマル) 42頁
(コマルバガジュマル(マルバガジマルの別名)
http://www.inple.co.jp/benri/images/zaiko%2006A-2.pdf
記事: 黄尾嶼に行ったらですね、もう度肝を抜かれますよ。あそこは溶岩島でして、樹木が溶岩
の上をこう、クモの巣の様に這い蹲って張ってます。葉っぱはチョロッと出しているだけで、そん
なのがもう海崖の端まで。草花はンジャナバなんかの大きいのが溶岩の間に糞が溜まって、幹を大
きく太らせて葉っぱだけが出ているような恰好で生えている。他方ガジュマル(コマルバガジュ
マル)は海の方に向かって真っ赤な枝を伸ばしている、そういった植生が段々山の方にあがって行
くにつれ、ビロウになる。北面はずっとそんな調子です、いわゆる風衝植生が良く分かるんです
ね。とにかくびっくりします。」
北小島
典拠1: 「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、1
970年)68頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住彦鑑定)。(クワ科)(北小島)
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
沖縄の樹木・植物
出典:http://okinawastree.blog19.fc2.com/
ガジュマル(クワ科イチヂク属)
Ficus microcarpa
ガジュマルは熱帯地方に分布する常緑高木。日本では沖縄県や屋久島など南西諸島に、世界では
台湾やインドからオーストラリアなどにかけて自生している。小笠原諸島では植栽がなされてい
る。(Wikipediaより)
沖縄を代表する木の一つ、ガジュマル。
昔から沖縄では、その容姿の神秘さからガジュマルにはキジムナー(木の精?)が住むと考えら
れています。キジムナーは小さくて真っ赤な髪の毛でいたずらな精霊だそうです。キジムナーは幸
福をもたらすとも不幸をもたらすとも言われています。
ガジュマルの特徴は白くてベトベトした樹液。そして、なんといっても枝から垂れ下がる気根。
まるでひげのようです。樹冠は厚い葉が多い茂っているので、その下に行くといい日陰でちょっと
涼めたりします。
また、ガジュマルは気根を使って「絞め殺し」をします。「絞め殺し」とは気根を出して枝葉を
繁茂させていき、他の木を文字通り絞め殺してしまうのです。しかも、コンクリートの割れ目や石
垣の隙間からも生えてくるような生命力の強い木なので、他の木の上に種が落ちて生えてくると長
い年月を経て、寄主をつつみこみ、その場所を奪ってしまうのです。
ガジュマルは、昔は台風や潮害などにも強く防風林として使ったり、街の街路樹として道や公園
に植栽されていたりします。あと、城(グスク)のようなところによく生えている。海岸の断崖に
も堂々と生えていたりと沖縄ではあちこちで見られます。でも、森林の中にはあんまりないか
な・・・
そんなガジュマルですが、最近ではよく観葉植物として売られているのを見かけます。観賞用と
してはガジュマルというよりベンジャミンと言われています。(シロガジュマルなど他の木もそう
呼ばれますが)
尖閣諸島の植物
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カタバミ
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分布:魚釣島、久場島、南小島
典拠1:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、61頁)
カタバミ(Oxalidaceae・カタバミ科)、
採集及び確認地(魚釣島、久場島、南小島)
典拠2:「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、
1970年)71頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住彦鑑定)
カタバミ(カタバミ科)(魚釣島)
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人
尖閣諸島の植物
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カツモウイノデ
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分布:魚釣島
典拠:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、58頁)
カツモウイノデ(Aspidiaceae・オシダ科)、
採集及び確認地(魚釣島)
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http://www2.ktokai-u.ac.jp/~aps/Fern/species/Ctenitis/subglandulosa/ より引用
http://koma33.web.fc2.com/katumou.html
カツモウイノデ
オシダ科 カツモウイノデ属
Ctenitis subglandulosa
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山地の林下にみられる常緑の多年草。
葉は褐色の麟片を密生した長い葉柄をもち、
葉身は長さ60cm位の大きな卵状三角形。
林の中でかなり大きな群落を見る事があります。
尖閣諸島の植物
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カニクサ
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分布:魚釣島
典拠1:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、57頁)
カニクサ(カニクサ科)、
採集及び確認地(魚釣島)
典拠2:「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、
1970年)66頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住彦鑑定)
カニクサ(カニクサ科・タイワンカニクサ)(魚釣島)
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/kanikusa.html
カニクサ(蟹草) フサシダ科 Last modified: Jan 19, 2008
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学名:Lygodium japonicum
シダ類には珍しい蔓性です。羽根状の複数の葉のように見えるのは,実は一枚の葉の羽片だとい
うことです。関東以西に分布し,寒さの厳しくないところでは冬も枯れません。
Feb 14, 1999
尖閣諸島の植物
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カライモ
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分布:魚釣島
典拠:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、64頁)
カライモ(Convolvulaccae・ヒルガオ科)、
採集及び確認地(久場島)
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尖閣諸島の植物
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カラスザンショウ
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分布:魚釣島
典拠1:「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、
1970年)71頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住彦鑑定)
カラスザンショウ(ミカン科)(魚釣島)
典拠2:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、61頁)
カラスザンショウ(Rutaceae・ミカン科)、
採集及び確認地(魚釣島)
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尖閣諸島の植物
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カラスキバサンキライ
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分布:魚釣島
典拠1:「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、
1970年)77頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住彦鑑定)
カラスギバサンキライ(単子葉植物ユリ科)(魚釣島)
典拠2:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、67頁)
カラスキバサンキライ(Liliaceaeユリ科)、
採集及び確認地(魚釣島)
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尖閣諸島の植物
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カラムシ
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分布:魚釣島・久場島
典拠1:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、59頁)
カラムシ(Urticaceae・イラクサ科)、
採集及び確認地(魚釣島、久場島)
典拠2:「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、
1970年)69頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住彦鑑定)
カラムシ(イラクサ科)(魚釣島)
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尖閣諸島の植物
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カワカミコウバシ
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分布:魚釣島
典拠:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、60頁)
カワカミコウバシ(Lauraceae・クスノキ科)、
採集及び確認地(魚釣島※多和田氏の報告)
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尖閣諸島の植物
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カワラアカザ
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分布:久場島・北小島・南小島
典拠1:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、60頁)
カワラアカザ(Chenopodiaceae・アカザ斜)、
採集及び確認地(久場島、南小島、北小島)
典拠2:「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、
1970年)69頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住彦鑑定)
カワラアカデ(アカザ科)(北小島)(南小島))
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尖閣諸島の植物
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カンコノキ
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分布:魚釣島
典拠:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、61頁)
カンコノキ(Euphorbiaceae・トウダイグサ科)、
採集及び確認地(魚釣島)
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尖閣諸島の植物
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ギイマ
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分布:魚釣島
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
典拠1:「尖閣列島採集記(14)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada12.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: C、頂上灌木帯、頂上(管理者:奈良原岳か?)は突きつとした岩石で占め縁辺は断崖を
なし、風衝地帯となつているため、トゲイヌツゲ、クスノキ科の一種、センカクツツジ、ギイ
マ、灌木上のイヌマキ、シヤリンバイ、モチノキ等があり稀にコシヨウノキを生ずる。之等の樹
枝にはイリオモテランの近種、ヨウラクラン、リユウキユウセツコクが所せまきまでに着生し、
樹皮岩石には無数の地衣が所せまき迄に付着して奇観を呈する。
センカクツツジ、ギイマ、モチノキにはヒノキバヤドリギの寄生を見る。
樹下は腐植土で被われて泥炭状をなしセンカクツツジの下枝は下垂してしきりに発根し、リユ
ウキユウツルコウジ、ヒトツバ、シマキクシノブの発育がよい。
典拠2:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、63頁)
ギイマ(Ericaceae・ツツジ科)、
採集及び確認地(魚釣島)
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
沖縄の植物たち3
出典:http://stewartia.net/engei/Japan/Okinawa/Oki_3.html
尖閣諸島の植物
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キイルンヤマイモ(キールンヤマイモ)
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分布:魚釣島
典拠:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、67頁)
キイルンヤマノイモ(Dioscoreaceae・ヤマノイモ科)、
採集及び確認地(魚釣島)
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尖閣諸島の植物
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キイレツチトリモチ
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分布:魚釣島
典拠:「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、1
970年)69頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住彦鑑定)による。
キイレツチトリモチ(ツチトリモチ科)(魚釣島))
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尖閣の植物
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キキョウラン
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分布:魚釣島南岸
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://kyujitu.hp.infoseek.co.jp/okinawaplants/yurika/kikyouran.htm より転載
キキョウラン(ユリ科)
四国,九州でも見ることができる。ランの仲間ではなくてユリ科。
海岸性でキキョウのように紫色のきれいな花と実。。
伊江島にて
典拠1: 「無人島探訪記(7)西岸踏査」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記4
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki3.htm
記事: 東方には北小島、南小島が手に取るように見える。魚釣島南岸の断崖上には岩骨の突出
した山があり近くの断崖はテツポウユリ、キキヨウラン、サクラランが見える。
典拠2: 「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、
1970年)
44頁、77頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住彦鑑定)。(単子葉植物ユリ科)
(魚釣島)
典拠3:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、67頁)
キキョウラン(Liliaceaeユリ科)、
採集及び確認地(魚釣島)
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://kyujitu.hp.infoseek.co.jp/okinawaplants/yurika/kikyouran.htm より転載
学名: Dianella ensifolia
和名: キキョウラン
英名: umbrella dracaena
科名: ツルボラン科(ユリ科)
属名: ディアネラ属
\性状: 常緑多年草
原産地: 日本〜インド
開花期: 観賞期:5〜7月
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://kyujitu.hp.infoseek.co.jp/okinawaplants/yurika/kikyouran.htm より転載
尖閣諸島の植物
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キクシノブ
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分布:魚釣島
典拠:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、58頁)
キクシノブ(シノブ科)、
採集及び確認地(魚釣島)
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尖閣諸島の植物
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キケマン
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分布:魚釣島、久場島、南小島、北小島
典拠:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、60頁)
キケマン(Papaveraceae・ケシ科)、
採集及び確認地(魚釣島、久場島、南小島、北小島)
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尖閣の植物
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キクバイズハハコ
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分布: 魚釣島
典拠:沖縄県版レッドデータブック
http://atochi.ogb.go.jp/DownloadFileTemporary/224-1-11-6-1.pdf
code: a-00253
和名: キクバイズハハコ
分類: キク科
学名: Conyza aegyptiaca (Linn.) Aiton
カテゴリー: 危急種
形態の特徴: 一年草。全株に灰白色の粗毛を密につけ、茎は直立し上方で分枝して、高さ20〜
60cm になる。根生葉は長楕円状披針形だが花時には枯れ、茎葉は長楕円形で縁は羽状に裂ける。
頭花は黄色で直径1.5cm 前後、枝先に数個集まってつく。
分布域(県外): 台湾、中国南部、インド、マレーシア、オーストリア、アフリカ
県内の分布: 宮古島、石垣島、西表島、与那国島
生育環境: 日当たりのよい低地の草地に生える。
生育状況: 与那国島で1984 年に確認されているが、個体数は少ない。
学術的価値: 分布域の北限である。
減少の要因: 生育地の開発。もともと自生地が限られている。
分類: キク科
学名: Cirsium japonicum A. P. de Candolle var. australe Kitamura
カテゴリー: 絶滅危惧種
形態の特徴: 高さ50〜100cm に達する多年草。根生葉は倒卵状狭長楕円形、葉縁は5〜6対に羽状
に分裂し、茎葉は長楕円形で、基部は茎を抱く。頭花は枝先につき、球形で紫色または紅色を帯び
る。
分布域(県外): 台湾
県内の分布: 魚釣島
生育環境: 海岸に生える。
生育状況: 魚釣島の1ヶ所から記録 (新納ら, 1971; 新納・新城, 1980) されているが、そ
の後確認されていない。
学術的価値: 台湾と魚釣島だけに隔離分布し、分布域の北限で、日本で唯一の産地である。
減少の要因: 野生化したヤギによる食害。もともと自生地が限られている。
文献: 新納義馬・玉城松栄・新城和治・宮城康一, 1971. 尖閣諸島の植物. 尖閣諸島学術調
査報告, pp.37-84. 琉球大学.
新納義馬・新城和治, 1980. 植物調査 尖閣諸島調査報告書. 学術調査編, pp.155-244. 沖縄開発
庁.
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尖閣の植物
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ギシギシ
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分布:魚釣島・久場島・南・北小島
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/polygonaceae/
gisigisi/gisigisi.htm
ギシギシ Rumex japonicus (タデ科 ギシギシ属)
ギシギシは北海道から沖縄、朝鮮に分布する多年生草本。スイバよりも大型になるので、夏草と
の競争にも強く、路傍や堤防法面等の他、河原や放牧地などにも生育する。やや湿った場所で優勢
となる。内花被片の縁には小さな鋸歯があり、この点がナガバギシギシとの区別点である。
和名であるギシギシの意味はよくわからないとのことであるが、花穂は種子が稔るとギシギシと
いう音が出そうな質感がある。果実は緑色から褐色になる。
ギシギシ(Polygonaceae・タデ科)、
採集及び確認地(魚釣島※多和田氏の報告、久場島、南小島、北小島)、
典拠:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、60頁)
出典1: 自然環境の保全に関する指針・八重山編(沖縄県文化環境部環境政策課)
http://www.pref.okinawa.jp/okinawa_kankyo/shizen_hogo/hozen_chiiki/shishin/yaeyama_hozen_
shishin/yaeyama_riku_shizen2.html#47
記事: 「南・北小島の草地植生」は、島の山頂部にかけての斜面に出来た草地で、ヘンリーメヒ
シバ、ハマダイコン、ハママンネングサ、ギシギシ、ハマボッス等により構成されている。
出典2: 「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、1
970年)69頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住彦鑑定)。(タデ科)(北小島)(南
小島)
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/gisigisi.html
ギシギシの花
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://www.e-yakusou.com/sou/sou188.htm
ギシギシは、草丈1メートルにもなる大型の多年草で、根は褐色で太く、深く地中に伸びます。
根から出る、根生葉(こんせいよう)は、大きく叢生(そうせい)して、冬は少し赤みを帯びます
が、緑色で枯れず、長楕円形で大きく長い柄があり、長さが20センチくらいにもなり、葉基は丸
く、葉の縁は波状になっています。
茎も緑色で縦に稜線(りょうせん)が走っていて、茎からでる茎生葉(けいせいよう)は、矢じり
型をしていて茎は短い、5〜6月ころから分枝した茎に多数の淡緑色の花穂(かすい)をつけ始め
ます。
花後に花被(かひ)は残り、果実は小粒で3稜があり、広卵形翼状になった、がくに包まれていま
す。
尖閣諸島の植物
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キシュウススズメノヒエ
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分布:北小島
典拠:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、66頁)
キシュウスズメノヒエ(Graminea・イネ科)、
採集及び確認地(北小島)
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尖閣諸島の植物
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キジョラン
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分布:魚釣島
典拠:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、63頁)
キジョラン(Asclepiadaceae・ガガイモ科)、
採集及び確認地(魚釣島)
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尖閣諸島の植物
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キズタ
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分布:魚釣島
典拠:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、63頁)
キズタ(Araliaceae・ウコギ科)、
採集及び確認地(魚釣島)
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尖閣の植物
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キダチハマグルマ
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分布:魚釣島
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:ガジ丸写真館05−草木(蔓蔦類): キダチハマグルマの花
http://gajimaru.blogzine.jp/photos/turututa/kidatihamagurumah.html
典拠1:「尖閣列島採集記(14)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada12.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: ハ、クサトベラ群叢(ミズガンビ群叢の上位)
海岸砂れき地、岩石地で直接波のかゝらぬ所、クサトベラ、アダン、モンパノキ、キダチハマ
グルマ、ノカラムシ等がある。
典拠2:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、65頁)
キダチハマグルマ(Compositae・キク科)、
採集及び確認地(魚釣島)
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://www.geocities.jp/michi_kba/kiro/kidatihamaguruma.html
尖閣諸島の植物
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キツネノヒマゴ
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分布:魚釣島
典拠:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、64頁)
キツネノヒマゴ(Acanthaceae・キツネノマゴ科)、
採集及び確認地(魚釣島)
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尖閣諸島の植物
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キヌゲメヒシバ
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分布:魚釣島、久場島、南小島、北小島
典拠:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、66頁)
キヌゲメヒシバ(Graminea・イネ科)、
採集及び確認地(魚釣島、久場島、南小島、北小島)
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尖閣諸島の植物
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ギョクシンカ
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分布:魚釣島
典拠1:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、65頁)
ギョクシンカ(Rubiaceae・アカネ科)、
採集及び確認地(魚釣島)、
典拠2:「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報
告、1970年)75頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住彦鑑定)
ギョクシンカ(アカネ科)(魚釣島)
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尖閣諸島の植物
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ギョボク
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分布:魚釣島
典拠1:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、60頁)
ギョボク(Capparidaceae・フウチョウソウ科)、
採集及び確認地(魚釣島)
典拠2:「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、
1970年)70頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住彦鑑定)による
ギョボク(フウチョウソウ科)(魚釣島)
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尖閣諸島の植物
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クウル
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分布:不明(魚釣島若しくは久場島と考えられます)
典拠1:(新納・玉城・新城・宮城共著「尖閣列島の植物」昭和46(1971)年7月、62頁)
カクレミノ(Araliaceae・ウコギ科)、
採集及び確認地(魚釣島)
典拠2:「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、
1970年)72頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住彦鑑定)
カクレミノ(タラノキ科)(魚釣島)
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尖閣諸島の植物
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クグカヤツリ
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分布:魚釣島
尖閣の植物
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クサギ
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分布:魚釣島
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/sympetalae/
verbenaceae/kusagi/kusagi.htm
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/sympetalae/
verbenaceae/kusagi/kusagi.htm
典拠: 「無人島探訪記(9)密林踏査」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記5
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki4.htm
記事: 奥地へ進むにつれタカサゴシヤリンバイ、クスノキ、イヌマキ、タブノキ、リユウキユウ
ガキ、ガジマル、クサギ、ヤマグワ、クロツグ、アコウ、モチノキ、ツバキ、アカギ、オオバギ、
フトモモ等の樹木は勿論、ハカマカズラ、ハマナタマメ、クワズイモ、ムサシアブミ、トウズルモ
ドキ、フウトウカズラ等の生育が良く原生林相をそなえたところもある。殊にクロツグは葉柄の長
さ七米に達するものがある。
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/sympetalae/
verbenaceae/kusagi/kusagi.htm
クサギ Clerodendrum trichotomum Thunb. (クマツヅラ科 クサギ属)
クサギは北海道から琉球、台湾・中国・朝鮮に分布する落葉性の低木。その名の通り、葉をもむ
と独特の臭気がする。山を歩いていても踏みつけるとすぐその存在が分かり、標本採取すると車の
中が「アッ! だれだクサギを採ったのは!」と言うことになる。生の状態では耐えがたい臭気で
あるが、春の新芽はさらして灰汁抜きをするとおいしいという。食べることを考えたのはどんな人
だろう・・・
花や果実は葉の悪臭とはずいぶんと違い、おしゃれである。8月から10月の暑い季節、クサギは
次々と花を咲かせる。萼が赤紫色であり、白色の花冠とコントラストをなしている。果実は秋に黒
紫色に熟すが、5裂した赤紫色の萼が花弁のようで、面白い形になる。葉は三角形にちかく、基部は
心形となって長い葉柄がある。表面は脈上に短毛(ほとんど目立たない)があり、裏面の脈上には
毛がある。
尖閣の植物
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クサスギカズ(ヅ)ラ
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分布:魚釣島
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://room-araiguma.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_df8d.html
典拠: 「無人島探訪記(6)小蛇の生捕」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記4
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki3.htm
記事: 植物はすべて根こそぎにされて腐朽しており、新にススキ類、ナンバンキセル、ボタン
ニンジン、イリオモテアザミ?、クサスギカヅラ等が点在的に生えている。
後で漁師より聞いて解つたが、この一帯は先年(一九四七年?)の地震によつて山がくずれた
ものらしい。
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:
尖閣の植物
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クサトベラ
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分布:魚釣島
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://room-araiguma.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_df8d.html
典拠1:「尖閣列島採集記(9)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada7.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: 東海岸は珊瑚礁も発達してあるいは波打際から畳を敷いたようなのがあるし、あるい
は累々とトリデの如く巨岩が積重なつて人の行手をさえぎるようなのもある。
前者にはミズガンピやシロバナノミヤコグサが生じ、その割目には幾万とも知れぬテツポウユ
リが群落を作り今を盛りに咲いていた。
後者にはクサトベラやアダンが所々群落をなしていた。
典拠2:「尖閣列島採集記(14)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada12.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: ハ、クサトベラ群叢(ミズガンビ群叢の上位)
海岸砂れき地、岩石地で直接波のかゝらぬ所、クサトベラ、アダン、モンパノキ、キダチハマ
グルマ、ノカラムシ等がある。
典拠3:昭和55年・高良鉄夫「沖縄の秘境を探る」42頁
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://www.vill.gushikami.okinawa.jp/shizen/syokubut/kusatobe.html
海岸の岩場や砂地に生える低木です。木のかたちがモンパノキに似ていますが、モンパノキより
葉がつるつるしていて光沢があります。
春から夏にかけて下半分にだけに5枚の白い花弁を付けた変わった花を咲かせます。
葉をよく見ると迷路のような模様があります。この迷路はハモグリバエの幼虫が葉の組織を食べ
てモグラのように食べ進んだ跡がこのような模様になったのです。迷路の行き止まりをよく見ると
小さな穴があります。その穴はハモグリバエが蛹から羽化して飛び出した穴です。
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:oNLINE植物アルバム 〜 クサトベラ 〜
http://plantdb.ipc.miyakyo-u.ac.jp/php/view.php?plant_id=9807
尖閣の植物
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クスクスヨウラクラン (アリサンヨウラクラン)
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分布:尖閣諸島(魚釣島)
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://www.okinawa-kaeru.net/wild/kusukusuyourakuran-1.html
種名 クスクスヨウラクラン(アリサンヨウラクラン)ラン科Oberonia arisanensis
指定状況 沖縄県レッドデータ:絶滅危惧IB類
環境省レッドデータブック:絶滅危惧U類
生態など 徳之島、沖縄本島北部、西表島、魚釣島に分布しています。魚釣島や西表での個体数
は、少ないようです。この写真は、ヤンバルの森のなかでも特に自然性が高い場所で撮影したもの
です。湿度が高い森林内の、樹上の高い場所に着生しています。樹上に着生しているため、なかな
か見つけにくいランです。またヨウラクランとの見分けがつけにくいようです。この写真のもの
は、葉がやや長いので、クスクスヨウラクランと同定したのですが、いかがなものか専門家の意見
を伺いたいところです。この一帯では、8月の下旬から9月上旬に花を確認しました。垂れている
花の部分が5cm前後の、小さなランでした。
典拠:改訂・沖縄県版レッドデータブック
http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/11149/06-shokubutu.pdf
和名: クスクスヨウラクラン(アリサンヨウラクラン)
分類: ラン科
学名: Oberonia arisanensis Hayata
カテゴリー: 絶滅危惧B類(EN) 環境省カテゴリー: 絶滅危惧類(VU)
形態の特徴: ごく小形の常緑の多年草。茎は下垂し、長さ2.5〜3.5cm、葉を2列に接して
つける。葉は線状半披針形、やや多肉質、長さ2〜4cm。穂状花序は頂生し、糸状、長さ10cm、
多数の花をつけ、包葉は三角状披針形、長さ1.5mm。花は淡赤褐色、萼片と花弁は長さ0.8〜
1mm、背萼片は倒卵状長楕円形、側萼片は三角状長楕円形、花弁は倒卵状長楕円形、唇弁は長さ
1.5mm、3裂し、側裂片は半卵形で外側の縁は細裂し、中央裂片は長楕円状倒卵形、先は2浅裂
する。
分布域(県外): 徳之島、台湾。
県内の分布: 沖縄島北部、西表島、魚釣島。
生育環境: 空中湿度の高い自然林内の樹幹に着生する。
生育状況: 沖縄島北部では数ヶ所に自生が知られるが、群生することはなく、個体数は極めて少
ない。魚釣島では山頂部にやや多いが、個体数は限られている。西表島では極めてまれである。
学術的価値: 分布域の北限である。
減少の要因: 自然林の伐採。園芸用の採集。もともと自生地と個体数が少ない。
備考: ヨウラクランO. japonicaとの区別が微妙であり、分類学的な再調査が必要である。
文献: 横田昌嗣・豊見山元,1994.琉球列島植物分布資料12.沖縄生物学会誌,(3
2):57―59.
執筆者名: 横田昌嗣・治井正一・橋爪雅彦・豊見山元和
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参考写真:ヨウラクラン
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://www.geocities.jp/yu911po/page032.html
尖閣の植物
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クスドイゲ
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分布:尖閣諸島(魚釣島)
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:
典拠:改訂・沖縄県版レッドデータブック
http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/11149/06-shokubutu.pdf
和名: クスドイゲ
分類: イイギリ科
学名: Xylosma congestum (Lour.) Merr.
カテゴリー: 絶滅危惧A類(CR) 環境省カテゴリー: 該当なし
形態の特徴: 常緑の小高木。若木では小枝が鋭い刺に変化する。樹皮は暗褐色で鱗片状に剥離す
る。葉は長さ4〜8cm、幅3〜5cm、卵形〜長楕円状卵形、葉柄は長さ2〜5mm。雌雄異株で、雌
花、雄花とも黄緑色で小さく、花弁を欠く。液果は球形、径5mm。
分布域(県外): 本州(近畿以西)、四国、九州、台湾、朝鮮、中国、フィリピン、インドシ
ナ。
県内の分布: 伊平屋島、沖縄島、石垣島、魚釣島。
生育環境: 海岸や山地の常緑広葉樹林に生える。
生育状況: 石垣島の標本(初島住彦No.33365; 池田豪憲No.5109)が琉球大学理学部の標本庫
(RYU)に、魚釣島の標本(多和田眞淳No.17)が国立科学博物館(TNS)に所蔵されているが、近
年は確認されておらず、現状は不明。他の島の現状は不明である。
減少の要因: もともと自生地と個体数が少ない。自生地の開発。野生化ヤギによる食害(魚釣
島)。
備考: 上記の標本では、本種の特徴である棘が発達しておらず、また花や果実もつけていないこ
とから、同定に疑問が残る。今後状態の良い標本を用いて、再検討する必要がある。
執筆者名: 横田昌嗣
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://plantdb.ipc.miyakyo-u.ac.jp/php/view.php?plant_id=11553
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/
flacourtiaceae/kusudoige/kusudoige.htm
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/
flacourtiaceae/kusudoige/kusudoige.htm
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:対馬の自然と生き物 : クスドイゲ
http://jf6ied.exblog.jp/5961799/
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://kanon101.cool.ne.jp/foto_sinrin/K_iigiri/kusudoige/kusudoige.htm
尖閣の植物
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クスノキ
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分布:魚釣島
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://www.ki-net.jp/tree/kusu/
典拠: 「無人島探訪記(9)密林踏査」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記5
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki4.htm
記事: 奥地へ進むにつれタカサゴシヤリンバイ、クスノキ、イヌマキ、タブノキ、リユウキユウ
ガキ、ガジマル、クサギ、ヤマグワ、クロツグ、アコウ、モチノキ、ツバキ、アカギ、オオバギ、
フトモモ等の樹木は勿論、ハカマカズラ、ハマナタマメ、クワズイモ、ムサシアブミ、トウズルモ
ドキ、フウトウカズラ等の生育が良く原生林相をそなえたところもある。殊にクロツグは葉柄の長
さ七米に達するものがある。
典拠2:昭和55年・高良鉄夫「沖縄の秘境を探る」48頁
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クスノキの実
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/
lauraceae/kusunoki/kusunoki.htm
参考:望月雅彦「古賀辰四郎と大阪古賀商店」
『南島史学』第35号 南島史学会 1990年
「古賀辰四郎年譜」
一九〇六年
十一月、台湾総督府の所有船三浦丸(一四五トン)および附属試験場
より樟苗三万本木を購入、三浦丸は辰島丸と改称す。
|
とあります。魚釣島に植林した可能性は高いのではないでしょうか
その後こういう資料がありました。領土編入と古賀辰四郎、領有後の尖閣諸島における漁業(上)
http://npil.canpan.info/report_download.html?report_id=11376
「
・樟苗等の植林
@樟:1906 年台湾総督府より樟苗3 万本を買付け魚釣島久場島に植樹し、その後の成育は良好であ
ったそうである(「褒章資料」より)。この植樹の目的及びその後の経過は明らかでない。樟脳原料
として栽培したのかもしれないが古賀が輸出販売したかどうか不明である。「南日本の富源:恒藤
規隆著(1910)」「尖閣群島を探る:正木任著(1939)」等、その後の尖閣諸島踏査報告の中には樟に
関する記述はない。なお、両著ではクスノキ科であるタブノキが育成していると記されている(魚釣
島・久場島)。タブノキは線香を作る際の材料(タブ皮)の原料であり、タブ皮は古賀商店が扱ってい
た品目の一つである。植樹した楠苗が実際はタブノキだったかどうかはわからない。
」
尖閣の植物
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クスノキの一種
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分布:魚釣島
典拠: 「尖閣列島採集記(14)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada12.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: C、頂上灌木帯
頂上は突きつとした岩石で占め縁辺は断崖をなし、風衝地帯となつているため、トゲイヌツゲ、
クスノキ科の一種、センカクツツジ、ギイマ、灌木上のイヌマキ、シヤリンバイ、モチノキ等が
あり稀にコシヨウノキを生ずる。之等の樹枝にはイリオモテランの近種、ヨウラクラン、リユウ
キユウセツコクが所せまきまでに着生し、樹皮岩石には無数の地衣が所せまき迄に付着して奇観
を呈する。
|
(専門家の多和田氏が「クスノキ」ではなく、「クスノキの一種」と書いているのだから、
「クスノキ」とするには疑問があったのだと想像できます。従いましてハッキリするまでそのまま
「クスノキの一種」として別に掲載しておきます。「尖閣諸島の自然」管理人)
尖閣諸島の植物
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クスノハガシワ
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分布:魚釣島
尖閣諸島の植物
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クチナシ
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分布:魚釣島
尖閣諸島の植物
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グミモドキ
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分布:魚釣島
尖閣諸島の植物
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(01) クバ(クバノキ・ビロウ)
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分布:魚釣島、久場島
クバ林(魚釣島)
引用写真:「東支那海の谷間−尖閣列島」
(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告)より
(撮影・昭和45年12月)
典拠1:「尖閣列島採集記(1)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: これらの島々には屋敷の跡や工場の跡や水タンク等が残つています、魚釣島の工場跡はま
るで小さい御城の様です。この御城の様な石垣がこいの中に今は与那国島の人々がカツオの漁期に
だけ上陸してカツオ節を半がわかしするクバ( ビロウ) ぶき三むねの工場を建てています。之が
私達調査団の有難い御宿になりました。
典拠2:「尖閣列島採集記(8)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada6.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: 見よ我々の周囲には亭々とクバ(ビロウ)が天に沖し、さらさらと風にゆれ、小川の
せゝらぎと妙なる楽をかなで、クバの葉影タブの茂みではヒヨやカラスバトがこの世の幸を歌つて
いるではないか、幸先はよし、あくがれのあくがれの此の島山の未知の植物に対する武者震いで私
の好奇心は高まつていつた。
クバの屋根、クバの壁、タブの柱の仮小屋も此処無人島では宮殿の様に輝いて見えた。
典拠3:「尖閣列島採集記(10)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada8.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: クバの茂みで高良氏がやつとの事でカラスバトを射とめた、後にも先にも之が調査団唯一
のカラスバト標本であつた。
出典4:東支那海の谷間−尖閣列島
場所:魚釣島奈良原岳に向かうビロウの林の中
「ブッシュナイフで道を切り開きビロウの林を抜けタブの林を抜け、マキの林くぐると山頂近くの
絶壁に着いた。山頂近くのマキの木には着生ランがいたるところにあり、岩の亀裂にはリュウキュ
ウセッコクがズラリと見事に並んで生えている」「東支那海の谷間−尖閣列島」5ページ
|
クバの幹
引用写真:「東支那海の谷間−尖閣列島」
(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告)より
(撮影・昭和45年12月)
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−クバについて−
学 名 Livistona chinensis R. Br. ex var subglobosa Becc.
和 名 ビロウ
科 名 ヤシ科
属 名 ビロウ属
ヤシの仲間で海岸近くの斜面に生える常緑高木で、台湾、琉球列島、九州の海岸、四国の西南端に
分布する。
幹は単幹となり直立する。 高さは15mにもなる。
葉は幹の頂部から1〜2mの葉柄の先に径1.5〜2mの掌状で、 中央まで裂ける。
3〜4月に黄色の花をつけ、果実は10〜12月に長さ1.5cm程で黒色に熟する。
若い芽は食用になる。
沖縄ではクバとよばれ、昔から住民の生活と深いかかわりあいをもち、葉を利用した生活用具は多
種多様です。
クバの葉を乾燥させ屋根を葺き、小型の舟(サバニ)の帆となり、クバ扇、クバ笠、クバみの、クバ
ジー(クバの葉のつるべ)などがつくられました。
琉球王府時代には、王府に納める上納品として扱われていたと言われています。
古来、御嶽や神アシャギによく植えられており、祭祀、宗教的な意味合いもあったようです。
近年は、熱帯的景観をイメージする街路樹として、沖縄県内の至る所で観られるようになりまし
た。
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
記:島乃ガジ丸 2006.1.7 ガジ丸ホーム 沖縄の草木 ガジ丸写真館
蒲葵 ヤシ科の常緑高木 高さ10m 方言名:クバ ワシントンヤシに比べ、さっぱりとした幹肌
出典:
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://www.cosmos.ne.jp/~yanbaru/hana.03.041L.jpg
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http://homepage1.nifty.com/NANKIN/ より
☆先にある琉球名の確認
☆最古の名 ――尖閣諸島(魚釣島久場島)の古名はクバシマ
尖閣諸島は古来から知られていた。この水域は琉球の人々にとっては「内水」といってもよかっ
た。必ず島々には琉球名の方が先にあるはずである。沖縄海を昔から行き来する琉球の人々がそこ
に浮かぶ島々に先に名前をつけないはずがない。
琉球の人々の関わりの方が深いのならば、間違いなく、琉球名の方が先に存在していなくてはな
らない。そのあかしを発見できるであろうか。
☆クバシマに関する伝承
「琉球名」が先にあることの確認をしよう。
「尖閣諸島」と呼ばれる島々は全体としてどう呼ばれていたか。いうまでもないことだが、間違
いなく神木であるクバの生い茂る島は、クバシマと呼ばれていたであろう。他に呼びようがないか
らである。こういった島は、神の領分である。琉球の歴史と自然をきちんとみていけば、必ずクバ
シマという名がつくことがわかる。
古来からクバシマと呼ばれていたはずだということを、きちんと証明できないであろうか。状況
証拠からみて、間違いなくそのはずだというだけではなく、もっと直接的な証拠がみつからないで
あろうか。
興味深い祭歌が与那国にあることがわかった。いうまでもなく与那国は尖閣にもっとも近い有人
島である。琉球の西の果ての島である。先述した通り、与那国島から黒潮にのってくだると半日
で、尖閣諸島に達してしまう。西南からの風があれば更に早くなる。隣の島である。自然的条件か
らみて、与那国に尖閣諸島の伝承があるのは至極当然である。
☆与那国島図誌
「与那国島図誌」(本山桂川著)をみてみよう。柳田国男が刊行した炉辺叢書(三十六冊)の内
の一冊である。大正十四年十月に、出されている。当時行くことさえ相当に困難であった与那国島
に、本山は与那国村長と共に渡航し二ヶ月ほど、逗留した。後に「柳田国男先生の慫慂に答え
て」、この本をまとめたと記している。
私が読んだ「与那国島図誌」は、日本民俗誌大系1に所収されたものである。その解説には次のよ
うに記されている。与那国島図誌(本山桂川著)の重要性が確認できる。
↓
***************************************
大正十二年暮れから翌年春にかけての南島旅行のとき、著者が訪ねた与那国島の民俗採訪記であ
る。この島についての最初の文献であり、近年まで唯一の資料とされていた。(-490)
――与那国島図誌 本山桂川 /日本民俗誌大系1沖縄所収 角川書店 1976
***************************************
↑
「与那国島図誌」は現地調査をした人の手になる一次史料であることが重要である。実は、本山桂
川は、「南島情趣」という本も著していた。こちらは一般向けの本である。内容は重複するところ
が多い。
☆クバシマのユンタ
与那国島図誌には本山が聞き取ったクバシマをうたう祭歌が収録されている。
↓
***************************************
豊年祭や字祭りなどの時に唱うるユンタをスユリギという。 次のとおりである。
スユリギ
ウシマギリウシマギリ
ニシマジマワタリミリ
クバシマニツタイイキ
ミヤラビバミカギヨウリ
カナサスバサザミヨウリ
ミヤラビヌカダヤ
スリバンタカダドス
カヌサスニホイヤ
ジンキヤラヌカダドス
ヤノトデヌカダヤ
バガシルデカダドス
随分訛音や誤伝が多いようだか、意訳をすればこうである。
押し曲がり押し曲がり
北の島へと渡ってみ、クバの島へと渡って行き
島のみやらび(乙女)を娶れば、
みやらびの香は匂いよき草花のごとく香しく
(後略)
(-24-25)
――与那国島図誌 本山桂川 /日本民俗誌大系1沖縄所収 角川書店 1976
***************************************
↑
歌の内容はざれ歌のようである。滑稽な内容となっている。役人が娘と恋におちてしまうが、そ
のことを妻に気付かれてしまい……というような歌である。一見すると、どうでもいいような歌に
見えるがそうではない。
☆「ニシマジマ(北の島)、クバシマ」――ユンタのクバシマ
与那国島図誌では「スユリギ」といい、南島情趣では「スユエギ」とされているが、同じ祭歌で
ある。
このユンタにでてくる「ニシマジマ(北の島)、クバシマ」とは尖閣諸島のことであろう。与那
国から北にあるクバシマといえは間違いなく、そうである。
この祭歌は与那国島の住民が尖閣諸島の存在を古くから知っていたということを示している。そ
して尖閣諸島の古名がクバシマである証拠となっている。
クバシマについて記された史料は与那国島には残っていないようである。しかし口承された歌は
それと同じか、いや、それ以上の価値がある。
☆古い歌の形式
歌の形式をみてみよう。本当に古いものであろうか?
***************************************
沖縄本島・奄美大島の最も古い歌謡は、五音の対句を次々と並べていく形で、それは共同体の唱え
言葉に発して歌謡に引継いだものと思われる(-29)
この五音対句形の五音は、五・五音、五・四音、五・三音と揺れながら一句の音数が長くなったこ
とは、ほぼ正確にたどることができる。(-30)
この五音対句形から、記紀歌謡の幾つかを連想する。五音の、そしてしばしば対句のある長歌形の
ものである。南島の五音対句形は日本文学の原初の部分と深くつながっているにちがいない。(-
30)
――南島歌謡 小野重朗 1977年 日本放送出版協会
***************************************
↑
「記紀歌謡の幾つかを連想する」と小野がいうのは印象的である。
このユンタは確かに古い形式の歌である。
内容をみても誤伝が多いと本山がいっているから、言葉が口伝えされているうちに崩れる形にな
っているのであろう。古いことを物語っている。
明治大正期になってつくられたものではない。やはり人々は古くから北の島の存在を知っていた
のである。
この祭歌は非常に古いと推察できる。何世紀も前から歌われていたであろう。
尖閣諸島の植物
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クロイワザサ
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分布:魚釣島
尖閣諸島の植物
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クロガネモ
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分布:魚釣島
尖閣諸島の植物
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クロツグ
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分布:魚釣島
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:ガジ丸写真館06−草木(街路公園): クロツグ
http://gajimaru.blogzine.jp/photos/gairojyu/kurotugu.html
典拠: 「無人島探訪記(9)密林踏査」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記5
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki4.htm
記事: 奥地へ進むにつれタカサゴシヤリンバイ、クスノキ、イヌマキ、タブノキ、リユウキユ
ウガキ、ガジマル、クサギ、ヤマグワ、クロツグ、アコウ、モチノキ、ツバキ、アカギ、オオバ
ギ、フトモモ等の樹木は勿論、ハカマカズラ、ハマナタマメ、クワズイモ、ムサシアブミ、トウ
ズルモドキ、フウトウカズラ等の生育が良く原生林相をそなえたところもある。殊にクロツグは
葉柄の長さ七米に達するものがある。
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/kurotugu.html
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://www.geocities.jp/ir5o_kjmt/kigi/kurotugu.htm
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://www.geocities.jp/ir5o_kjmt/kigi/kurotugu.htm
尖閣諸島の植物
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クロトチュウ
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分布:魚釣島
尖閣諸島の植物
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クロミノオキナワスズメウリ
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分布:魚釣島
尖閣諸島の植物
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クワザンジマ
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分布:魚釣島
典拠:「尖閣列島採集記(14)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada12.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: その中コシヨウノキ、伊平屋島にあつて他島に無く、ノブドウは日本のものと型が一つ
で他島のものと異り、トゲイヌツゲは慶良間、石垣、西表をのぞく島に無く、トネリコバノイチ
ゴは与那国をのぞく島に無く、ハスノハカズラ科の一種が他島に無く、コウシユンウマノスズク
サが宮古を除く他島に無く、クワ本科の一種が他島に無い等興味をそそる問題で固有種と思われ
るものにセンカクアザミ( 多和田新称) クワザンジマ(つつじの一種)センカクツツジ(多和田
新称)センカクホラゴケ( 多和田新称) 等がある。
琉球列島を殆んど採集して後この列島に来て一番奇異に感ずるのは、琉球列島では普通な科が
やたらにぬけていることでどうも歯のぬけたのをもてあます感がしてならない。
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注:クワザンジマは多和田真淳氏が書かれた「尖閣列島採集記(14)」以外にその名称が
見あたりません。
多和田氏がクワザンジマの名称に続いて(つつじの一種)とわざわざ書いているのですか
ら、
何らかの根拠があるものとして、明確になるまで掲載したいと思います。
尖閣諸島の植物
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クワズイモ
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分布:魚釣島
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://www.asahi-net.or.jp/~dp7a-tnkw/kuwazuim.html
出典1:東支那海の谷間−尖閣列島
典拠2: 「無人島探訪記(9)密林踏査」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記5
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki4.htm
記事: 奥地へ進むにつれタカサゴシヤリンバイ、クスノキ、イヌマキ、タブノキ、リユウキユウ
ガキ、ガジマル、クサギ、ヤマグワ、クロツグ、アコウ、モチノキ、ツバキ、アカギ、オオバギ、
フトモモ等の樹木は勿論、ハカマカズラ、ハマナタマメ、クワズイモ、ムサシアブミ、トウズルモ
ドキ、フウトウカズラ等の生育が良く原生林相をそなえたところもある。殊にクロツグは葉柄の長
さ七米に達するものがある。
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://had0.big.ous.ac.jp/~hada/plantsdic/angiospermae/monocotyledoneae/araceae/kuwazuimo/
kuwazuimo.htm
Alocasia odra (サトイモ科 クワズイモ属)
クワズイモは四国・九州の南部・琉球、中国・インドシナ・インドの暖帯から亜熱帯に生育する
大型の多年草。常緑広葉樹林の谷筋や林縁などに生育し、高さ1m程になる。葉は大型で、1m程
の長く太い葉柄の先に付き、長さ幅ともに60cmほど。中脈が明瞭で、両側に9〜13対の側脈が平行に
走る。最下部の側脈は太く明瞭で下側に伸び、さらに平行な支脈にわかれる。こんな大きな葉は谷
底などの風が吹かない場所でないと維持できないであろう。
花は4月から8月にかけて咲き、円柱状の花序を緑色の苞が覆っている。花序の下部には雌花が
付き、真ん中は稔らない花(仮雄蕊)、その上部に雄花が付き、先端部にも仮雄蕊が付く。苞が開
いて見えている部分は雄花の部分とその先端の仮雄蕊の部分らしい。花が終わると開いている苞の
部分から上は脱落し、隠れている雌花の部分だけが残り、果実となる。クワズイモはサトイモによ
く似ているが、芋ができず、有毒であるからであるという。亜熱帯を実感させる植物の1つであ
る。
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
同上
http://had0.big.ous.ac.jp/~hada/plantsdic/angiospermae/monocotyledoneae/araceae/kuwazuimo/kuwazuimo.htm
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:oNLINE植物アルバム 〜 クワズイモ 〜
http://plantdb.ipc.miyakyo-u.ac.jp/php/view.php?plant_id=490&data_id=366
尖閣諸島の植物
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グンバイヒルガオ
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://www.plantsindex.com/plantsindex/demo_html/demo_db/db.cgi?mode=result&
resultno=47160
典拠1:昭和55年・高良鉄夫「沖縄の秘境を探る」42頁
典拠2:「無人島探訪記(3)北岸踏査」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記2
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki1.htm
記事: 二十八日午后一時早速調査採集に着手、これからが単独こう動である。北部海岸に沿う
て東北に進む。砂浜が殆んどないので海岸砂地植物は到つて貧弱であり、クサトベラ、モンパノ
キ、ハマオモト、グンバイヒルガオ、ハマナタマメ類が僅かに点在している。これらの植物はす
べてが無人島育ちの趣を添えて人待ち顔に見える。
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:
尖閣諸島の植物
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ケナシツルモウリンカ
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分布:魚釣島
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://hanamist.sakura.ne.jp/flower/gouben/gagaimo/kenasi.html
典拠:沖縄県版レッドデータブック
http://atochi.ogb.go.jp/DownloadFileTemporary/224-1-11-6-1.pdf
code: a-00180
和名: ケナシツルモウリンカ
分類: ガガイモ科
学名: Tylophora tanakae Maximowicz var. glabrescens Hatusima ex Yamazaki
カテゴリー: 危急種
形態の特徴: つる性の多年草。全株ほとんど無毛で、茎は長さ30〜100cm に達する。葉は
対生し、卵状楕円形〜楕円形、長さ2〜7.5cm。葉腋に散形状の集散花序を出し、やや疎ら
に花をつける。花は淡黄色で直径約5mm、5深裂する。
分布域(県外): 宇治群島、トカラ列島 (平島)
県内の分布: 北大東島、宮古島、与那国島、魚釣島
生育環境: 低地部から山地部にかけて生える。
生育状況: 自生地は少なく、個体数も少ない。
減少の要因: もともと自生地と個体数が限られている。自生地の開発。ヤギによる食害 (魚釣
島)。
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://hanamist.sakura.ne.jp/flower/gouben/gagaimo/kenasi.html
ケナシツルモウリンカ(毛無蔓もうりんか)
Tylophora japonica var. glabvescens
科名・属名: ガガイモ科 オオカモメヅル属
特徴:
つる性で30〜100cmになる多年草。
茎をはじめ全株ほとんど無毛。
葉は対生し、卵状楕円形〜楕円形で、長さ2〜7.5cm。
花は葉腋に散系状の集散花序になり、花冠は淡黄色で5裂する。
分布・生育地:
九州(鹿児島)〜沖縄の島嶼に点在
草地、林縁
撮影記:
与那国島に出かけることにしていろいろ調べていたら、この花が分布していることを知った。
初冬ではガガイモ科の花の咲く時期ではないものの、南方では思わぬ時期に咲いていることが多
い。茎に毛がないツルモウリンカと覚え、探してみることにした。
特産種を撮り終え、観光も兼ね訪れた海を見下ろす崖のうえで、モウリンカの花を見つけた。茎
を見ると毛がない。間違いない。花期もバッチリだ。
普段なら通り過ぎてしまう場所での偶然の出会いに、たまには寄り道もいいものだと花仲間と喜
びあった。
尖閣諸島の植物
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ゲットウ
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分布:魚釣島
尖閣諸島の植物
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ケハダルリミノキ
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分布:魚釣島
尖閣諸島の植物
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ケホシタダ
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分布:魚釣島
尖閣諸島の植物
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コウガイゼキショウ
(ヒラコウガイゼキショウ、ヒロハノコモチゼキショウ)
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分布:魚釣島
出典:
典拠:改訂・沖縄県版レッドデータブック
http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/11149/06-shokubutu.pdf
和名: コウガイゼキショウ(ヒラコウガイゼキショウ、ヒロハノコモチゼキショウ)
分類: イグサ科
学名: Juncus leschenaultii J.Gay ex Laharpe
カテゴリー: 絶滅危惧類(VU) 環境省カテゴリー: 該当なし
形態の特徴: 常緑の多年草。根茎は短く横走し、茎を束生する。茎は高さ40cmになり、扁平、翼
がある。葉は長さ20cm、幅3mmになり、扁平、剣状。集散花序は頂生し、多数の頭状花序をつけ
る。頭状花序には数花をつける。花は長さ4〜5mm、花被片は狭披針形、雄蕊は3個。室果は長さ
4〜5mm、披針形、3稜がある。種子は倒卵形、長さ0.6mm。分布域(県外): 北海道、本州、
四国、九州、屋久島、種子島、中之島、奄美大島、台湾、カムチャッカ、中国、朝鮮、インド。
県内の分布: 沖縄島北部、久米島、石垣島、魚釣島。
生育環境: 水田や湿地に生える。
生育状況: 沖縄島では数ヶ所で採集されている。久米島では1953年採集の標本があるが、現状
は不明。石垣島では1973年に採集された標本があるが、現状不明。魚釣島では1975年に採
集された標本があるが、野生化ヤギによる食害や生育環境の悪化により絶滅した可能性がある。
減少の要因: もともと自生地と個体数が限られる。水田の埋立。湿地の開発。野生化ヤギによる食
害と植生破壊(魚釣島)。
保全対策: 魚釣島では野生化ヤギの駆除が急務である。
備考: 近縁なアオコウガイゼキショウJ. papillosus Franch. et Sav.、タチコウガイゼキショウ
J. krameri Franch.
et Sav.、ハリコウガイゼキショウJ. wallichianus Laharpeなどを含め、いずれの種についても分
布情報は少ないため現状の評価は正確とは言えない。花などの状態の良い標本を用いて、今後再検
討す
る必要がある。
執筆者名: 横田昌嗣・北原孝
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:
尖閣諸島の植物
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コウシュンウマノスズクサ
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分布:尖閣諸島(魚釣島)
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://hanamist.sakura.ne.jp/flower/riben/umasuzu/kousyun.html
コウシュンウマノスズクサ(恒春馬の鈴草?)
典拠:改訂・沖縄県版レッドデータブック
http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/11149/06-shokubutu.pdf
和名: コウシュンウマノスズクサ
分類: ウマノスズクサ科
学名: Aristolochia tubiflora Dunn
方言名: ゴッコゴーギー(宮古島)
カテゴリー: 絶滅危惧類(VU) 環境省カテゴリー: 絶滅危惧類(VU)
形態の特徴: 全株無毛のつる性多年草。葉身は卵形で長さ6〜12cm、上面は光沢があり下面は
淡白色。花は黄褐色で筒形、基部は丸くふくれ、径4mmくらい。
分布域(県外): 台湾、中国南部、フィリピン、マレーシア、インド。
県内の分布: 宮古諸島、魚釣島。
生育環境: 低地の日当たりのよい林縁部に生える。
生育状況: 近年は個体数が急激に減少している。魚釣島の現状は不明。
学術的価値: 分布域の北限である。
減少の要因: 自生地の開発。もともと自生地が限られている。
執筆者名: 新城和治・新島義龍・洲鎌栄徳
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尖閣諸島の植物
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コウトウヒスイラン
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分布:魚釣島
出典:沖縄の自生ラン科(野生蘭) 写真図鑑
http://www.kiichimaja.com/orchidaceaeran/orchidaceaeran.htm
金城氏所有, 採集:多和田氏, 尖閣列島
典拠:改訂・沖縄県版レッドデータブック
http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/11149/06-shokubutu.pdf
和名: コウトウヒスイラン
分類: ラン科
学名: Vanda lamellata Lindl.
カテゴリー: 情報不足(DD) 環境省カテゴリー: 該当なし
形態の特徴: 常緑の多年草。茎は長さ20〜40cm、多数の葉を2列に互生する。葉は線状長楕
円形、先は2裂し、長さ13〜27cm。総状花序は長さ15〜30cm、8〜15花をつける。花は
淡黄色、径3〜3.5cm、萼片と花弁は長さ15mm、唇弁は長さ8mm、3裂し、上面に2〜3本の
板状の隆起があり、中央裂片は長楕円形で先は2裂する。
分布域(県外): 台湾(蘭嶼)、フィリピン、マリアナ諸島、ボルネオ。
県内の分布: 魚釣島。
生育環境: 山地の自然林の樹幹に着生する。
生育状況: 証拠標本は確認されていない。近年は全く確認されておらず、現状は不明である。
学術的価値: 分布域の北限で、国内で唯一の産地である。
減少の要因: もともと自生地と個体数が少ない。園芸用の採集。
減少の要因: 標本に基づく報告はなされていない。魚釣島の中腹から山頂にかけては、コウトウ
ヒスイランに植物体が似たイリオモテランTrichoglottis ionosma (Lindl.) J.J.Smithを多産す
ることから、イリオモテランを本種と誤認した可能性がある。
執筆者名: 横田昌嗣
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://kiichimaja.ti-da.net/e830898.html
比嘉珍諒先生所有のコウトウヒスイランは香りも強く色も他とは違います。
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沖縄タイムス 特集 国際洋蘭博覧2007・貴重な沖縄の野生ラン
http://www.okinawatimes.co.jp/spe/yasei20070206.html
<2007年2月6日 夕刊5面>
国際洋蘭博覧2007・貴重な沖縄の野生ラン(4)
コウトウヒスイラン
花数多く見ごたえ
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
コウトウヒスイランは、台湾、フィリピン、マリアナ諸島、マレーシア・ボルネオの低地、尖閣諸
島魚釣島に分布し、石垣島などでは古くから栽培されている。
魚釣島は、分布の最北端で国内唯一の自生地となっているが、近年は全く確認されておらず、現
状は不明である。
花は、直径約3センチ、淡黄色から白色の花弁で茶褐色の点や線が入ることがある。
花弁の一つである側萼片の下部は、茶褐色や薄緑色に染まる。
沖縄での開花は一月から三月ごろ。花数が八―十五輪と多いため、開花した姿は非常に見応えが
あり、ラン栽培愛好家にも人気が高い。花は芳香があり、そばを通るだけで「さわやかな香り」が
楽しめる。
今回の国際洋蘭博では「世界の珍しいラン展」に展示されている。(海洋博記念公園管理財団植
物課・峯本幸哉)
尖閣諸島の植物
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コウライシバ
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分布:魚釣島
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://plantdb.ipc.miyakyo-u.ac.jp/php/view.php?plant_id=11638
コウライシバ
科名 イネ科
出典:「陸域における自然環境の保全に関する指針(八重山編)」魚釣島、「圏域診断カルテ」
南北小島
http://www.pref.okinawa.jp/okinawa_kankyo/shizen_hogo/hozen_chiiki/shishin/yaeyama_riku
_karte/yaeyama_riku_doc/yaeyama_riku_karte4702.htm
記事: 現存植生は、北部は概ねシバ群団であり、北側に隆起珊瑚礁植生がある。南部はシバ群
団、コウライシバ群落、隆起珊瑚礁植生が混在する。植生自然度は、北部は概ね4であり、北側
に10がある。南部は4、10が混在する。特定植物群落として、「南・北小島の草地植生」が
ある。
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コウライシバは身近な存在
出典:芝生と芝生管理の話
http://www.nissan-nics.co.jp/ashitaka/shiba/shiba_02.html
7月
愛鷹広域公園野球場の「青芝」
野球場はコウライシバ
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:
尖閣諸島の植物
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コクモウクジャク
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://nopa.sakura.ne.jp/fern/Woodsiaceae/kokumoukuzyaku.htm
コクモウクジャク Diplazium virescens
薄暗い沢沿いの斜面に群生する大型のシダ。2回羽状複葉。同じ属のシロヤマシダとよく似てい
る。
小羽片の先は次第に細長くなり、葉柄基部には黒い鱗片が残存し、裂片の側脈が2叉しにくいのが
コクモウクジャ
典拠:尖閣諸島のシダ植物分布
http://hpcgi2.nifty.com/fern/area.pl?areaname=59
[イワデンダ科] ・コクモウクジャク
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
出典:http://nopa.sakura.ne.jp/fern/Woodsiaceae/kokumoukuzyaku.htm
尖閣諸島の植物
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コケ
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典拠: 「無人島探訪記(8)大じや生捕」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記5
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki4.htm
記事: 明けて三十一日島の縦横断を計画し島の最高点を指して早朝出発した。
勿論道はない。自ら路を切りひらいて進まねばならぬ不利をまぬがれない。沿岸の灌木層から
喬木層に入る山中には大小幾多の岩が重つて居りしかもコケが生えいるので容易に進めない。
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苔の色々
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません。何かの参考になればと思い、
「苔と自然の作品集」から色々なコケを参考にさせていただきました。
「尖閣諸島の自然」管理人)
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
尖閣諸島の植物
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コケミズ
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分布:魚釣島
尖閣諸島の植物
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コゴメミズ
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分布:魚釣島
尖閣諸島の植物
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コゴメスゲ
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分布:魚釣島
尖閣諸島の植物
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コシダ
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
典拠:http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/pteridophyta/gleicheniaceae/kosida/kosida.htm
コシダ Dicranopteris linearis (ウラジロ科 コシダ属)
コシダは福島県以南の本州・四国・九州・琉球、世界の亜熱帯に広く分布する常緑のシダ。日本
海側よりも太平洋岸に多い。地表面直下に横走する地下茎を発達させ、所々から葉を伸ばす。密生
した群落では葉柄が2mにもなり、葉柄でかごを編んだりした。毎年、新しく地下茎から葉柄を伸
ばし、葉を展開する。葉柄の先端からさらに2回枝分かれし、先に羽状に深裂した葉身を付ける。
葉の裏面は灰白色で、6-15の胞子嚢が集まった胞子嚢群を付ける。ウラジロに似ており、裏も白い
が、より小さいと言う意味で、小羊歯という。
典拠:尖閣諸島のシダ植物分布
http://hpcgi2.nifty.com/fern/area.pl?areaname=59
[ウラジロ科] ・コシダ
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
典拠:http://www.culture.fks.ed.jp/b_fk/shokubutsu/syokubutu_setsumeibun/hokugen/setumei_
p001.htm
尖閣諸島の植物
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コショウノキ
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分布:尖閣諸島(魚釣島)
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
http://www5b.biglobe.ne.jp/~hiyo811/22syokuka/kosyounoki401.htm
典拠:「尖閣列島採集記(13)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada11.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: 出発の際に頂上(管理者:奈良原岳か?)で小便をたれると豪語したのも居たが結局それ
は豪語に終つた。各人が適当な岩を背にして御昼の弁当を開いた。
御土産の蘭類センカクツツジは各人のリユツクサツクを満たした
私は岩石に付着した珍らしい地衣類を幾種か採集した。今まで伊平屋島でしか採集することの出来
なかつたコシヨウノキを採つたのもこの頂上であつた。
典拠:「尖閣列島採集記(14)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada12.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事1: その中コシヨウノキ、伊平屋島にあつて他島に無く、ノブドウは日本のものと型が一つで
他島のものと異り、トゲイヌツゲは慶良間、石垣、西表をのぞく島に無く、トネリコバノイチゴは与
那国をのぞく島に無く、ハスノハカズラ科の一種が他島に無く、コウシユンウマノスズクサが宮古を
除く他島に無く、クワ本科の一種が他島に無い等興味をそそる問題で固有種と思われるものにセンカ
クアザミ( 多和田新称) クワザンジマ(つつじの一種)センカクツツジ(多和田新称)センカクホラ
ゴケ( 多和田新称) 等がある。
琉球列島を殆んど採集して後この列島に来て一番奇異に感ずるのは、琉球列島では普通な科がやた
らにぬけていることでどうも歯のぬけたのをもてあます感がしてならない。
記事2: C、頂上灌木帯、頂上(管理者:奈良原岳か?)は突きつとした岩石で占め縁辺は断崖をな
し、風衝地帯となつているため、トゲイヌツゲ、クスノキ科の一種、センカクツツジ、ギイマ、灌木
上のイヌマキ、シヤリンバイ、モチノキ等があり稀にコシヨウノキを生ずる。之等の樹枝にはイリオ
モテランの近種、ヨウラクラン、リユウキユウセツコクが所せまきまでに着生し、樹皮岩石には無数
の地衣が所せまき迄に付着して奇観を呈する。
センカクツツジ、ギイマ、モチノキにはヒノキバヤドリギの寄生を見る。
樹下は腐植土で被われて泥炭状をなしセンカクツツジの下枝は下垂してしきりに発根し、リユウキ
ユウツルコウジ、ヒトツバ、シマキクシノブの発育がよい。
断崖にはシヤリンバイ、センカクツツジが密着し、シヤリンバイの白とセンカクツツジの赤が陽光
に照り映えてしばしこうこつ境をほうこうせしめる。
典拠:改訂・沖縄県版レッドデータブック
http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/11149/06-shokubutu.pdf
和名: コショウノキ
分類: ジンチョウゲ科
学名: Daphne kiusiana Miq.
カテゴリー: 絶滅危惧A類(CR) 環境省カテゴリー: 該当なし
形態の特徴: 高さ1mに達する常緑小低木で、かさ状の樹冠をつくる。樹皮は暗褐色。葉は互生し、
柔らかい革質で光沢があり、倒披針形、長さ4〜16cm、幅1.5〜4cm。雌雄異株で、頭状花序は
前年枝の先端につき、10花ほどをつける。花は白色、萼筒は外面に細毛があり、長さ8〜10mm、
先は5裂する。液果は球状楕円形、橙赤色に熟し、径1cm、かむと辛い。
分布域(県外): 本州(関東南部および京都府以西)、四国、九州、屋久島、種子島、トカラ列島、
奄美大島、徳之島。
県内の分布: 伊平屋島、魚釣島。
生育環境: 奄美諸島では高地の林内にやや普通に生えるが、沖縄県では極めてまれである。
生育状況: いずれの自生地でも個体数は少ない。伊平屋島の現状は不明。魚釣島では野生化したヤギ
による食害が進んでいるものと思われる。
学術的価値: 琉球列島では隔離分布し、植物地理学上貴重である。
減少の要因: 自生地の開発。野生化ヤギによる食害(魚釣島)。
保全対策: 魚釣島では野生化ヤギの駆除が急務である。
文献: 初島住彦,1991.魚釣島の植物地理.鹿児島の植物(鹿児島植物同好会会誌),(1
1):62―66.
執筆者名: 新城和治・伊波善勇
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コショウノキの実(尖閣諸島のものではありません)
典拠:http://www5b.biglobe.ne.jp/~hiyo811/22syokuka/kosyounoki401.htm
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
典拠:http://www5b.biglobe.ne.jp/~hiyo811/22syokuka/kosyounoki401.htm
コショウノキの花
尖閣諸島の植物
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コハナカモノハシ
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分布:尖閣諸島(魚釣島)
典拠:改訂・沖縄県版レッドデータブック
http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/11149/06-shokubutu.pdf
和名: コハナカモノハシ
分類: イネ科
学名: Ischaemum setaceum Honda
カテゴリー: 絶滅危惧A類(CR) 環境省カテゴリー: 該当なし
形態の特徴: 小形の多年草。稈の下部は這い、節から根を出し、上部は直立して高さ15〜25
cmになり、節は有毛、葉鞘は無毛。葉は線状披針形、長さ3〜6cm、幅5mm内外。総状花序は3
〜4cm、節は太く、稜上に黄金色の長毛を密生する。
分布域(県外): 台湾、フィリピン。
県内の分布: 魚釣島。
生育環境: 海岸の岩場に生える。
生育状況: もともとは魚釣島ではまれな種ではないが、野生化したヤギの増加で個体数が減少し
ている可能性が高い。
学術的価値: 分布域の北限で、日本では唯一の産地である。
減少の要因: 野生化ヤギによる食害。もともと自生地が限られている。
保全対策: 野生化ヤギの駆除が急務である。
執筆者名: 横田昌嗣・北原孝
種子植物
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尖閣諸島の植物
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コバノカナワラビ
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
典拠:http://homepage.mac.com/n_yoshiyuki/hana/kobanokanawarabi.html
コバノカナワラビ(小葉金蕨)
常緑シダ植物
関東南部地方〜九州の山地の沢沿いなど水際に生育する。葉柄基部に線状披針形で褐色の鱗片がつ
く。葉は3回羽状複葉〜4回羽状深裂。先端の羽片はしだいに短くなり頂羽片はない。最下部の第1
小羽片が一番長く、しだいに短くなる。ソーラスは小羽片の中肋寄りにつく。
典拠1: 「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、
1970年)67頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住彦鑑定)。(オシダ科)(魚
釣島)
典拠2: 尖閣諸島のシダ植物分布
http://hpcgi2.nifty.com/fern/area.pl?areaname=59
[オシダ科] ・コバノカナワラビ
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
(典拠同上)http://homepage.mac.com/n_yoshiyuki/hana/kobanokanawarabi.html
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
(典拠同上)http://homepage.mac.com/n_yoshiyuki/hana/kobanokanawarabi.html
尖閣諸島の植物
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コバンモチノキ(コバンモチ)
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コバンモチノキ(ホルトノキ科)(魚釣島)、「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大
学合同尖閣列島学術調査隊報告、1970年)72頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島
住彦鑑定)による。
尖閣諸島の植物
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コヒロハハナヤスリ
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分布:魚釣島
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
典拠:http://hanapon.karakuri-yashiki.com/kohirohahanayasuri.html
典拠1:尖閣諸島のシダ植物分布
http://hpcgi2.nifty.com/fern/area.pl?areaname=59
[ハナヤスリ科] ・コヒロハハナヤスリ
典拠2:琉球列島産羊齒類について
http://ci.nii.ac.jp/naid/110003759155/en/
Notes on the ferns from the Loochoo (Ryukyu) Islands
西田 誠 1
NISHIDA Makoto 1
1Biological Institute, Chiba University
Abstract
記事:.2,コヒロハハナヤスリ 1938年12月に沖縄島恩納村で(天野鐵夫),1952年4月に尖閣列島の魚
釣島で(多和田眞淳),1954年10月に西表島組納で(黒島寛松)採集された.WALKER博士及び園原咲也氏
等によると(沖縄植物誌,1952),琉球には3種のハナヤスリが産することになっている.即ちハナヤス
リO. mulgatum L. ハマハナヤスリO. littolare MAK. ヒロハハナヤスリO. reticulatum L.である.
この中で,O. reticulatum は琉球には分布していないようであり,O. vulgatumの栄養葉の發育の良
いもの,或はコヒロハハナヤスリO. petiolatum HOOK.の誤認ではないかと思われる.
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
典拠:http://asobotei.cool.ne.jp/03-5gatu/73kohirohahanayasuri.htm
05,5,25 阿蘇市
コヒロハハナヤスリ(ハナヤスリ科)
シダ植物で本州〜沖縄の原野や湿地周辺に見られる。栄養葉は
広卵形〜卵形で、花のように伸びた胞子嚢穂があり、一見花が咲い
ているように見える。別名、フジハナヤスリ。
尖閣諸島の植物
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コミノクロツグ
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分布:魚釣島中腹部
典拠:自然環境の保全に関する指針・八重山編(沖縄県文化環境部環境政策課)
http://www.pref.okinawa.jp/okinawa_kankyo/shizen_hogo/hozen_chiiki/shishin/yaeyama_
hozen_shishin/yaeyama_riku_shizen2.html#47
記事: 魚釣島中腹部のやや平坦な立地に、高木層にタブノキ、アマミアラカシ、ガジュマル等、
亜高木層にモクタチバナ、ヤブツバキ、シロダモ等、低木層にショウベンノキ、コミノクロツ
グ、モクタチバナ等が生育する林分が発達しており、これは小さな島で発達した原生林として貴
重なものである(「魚釣島の自然林」)。
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(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
典拠:島の時間 be:コミノクロツグ
http://kukurunupana.ti-da.net/e2190422.html
(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
典拠:島の時間 be:コミノクロツグ
http://kukurunupana.ti-da.net/e2190422.html
尖閣諸島の植物
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コマルバガジュマル
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分布:久場島
典拠1:季刊「沖縄世論」2008春季号
インタビュー「尖閣諸島の魅力」 琉球大学名誉教授 新納義馬
ガジュマル(コマルバガジュマル) 42頁
典拠2:尖閣諸島文献資料編纂会 新納先生インタビュー 尖閣諸島の魅力
黄尾嶼に行ったらですね、もう度肝を抜かれますよ。あそこは溶岩島でして、樹木が溶岩の上を
こう、クモの巣の様に這い蹲って張ってます。葉っぱはチョロッと出しているだけで、そんなの
がもう海崖の端まで。草花はンジャナバなんかの大きいのが溶岩の間に糞が溜まって、幹を大き
く太らせて葉っぱだけが出ているような恰好で生えている。他方ガジュマル(コマルバガジュ
マル)は海の方に向かって真っ赤な枝を伸ばしている、そういった植生が段々山の方にあがって
行くにつれ、ビロウになる。北面はずっとそんな調子です、いわゆる風衝植生が良く分かるんで
すね。とにかくびっくりします。」
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(コマルバガジュマルはセンカクガジュマルのこと?)
ATMOSPHERE ( b-side ) ≫ 部屋の中の木陰(ガジュマル)
http://www.s-sakaki.com/b-side/?p=43
の中に次の記事があります。
ガジュマルとして一般に流通しているものには、実に様々なものが見られる。
100円ショップなどでよく見かけるニンジンガジュマル、比較的大きめな株で流
通しいるものにはマルバガジュマルというのもある。日本の尖閣諸島に自生する
センカクガジュマルという、葉の小さな種類もある。どれも根塊がユニークな形
状をしている、という共通点はあるものの、芽吹き方や枝の伸ばし方について
は、まったく別の品種といっていいほどに似つかない。
− 中略 − ガジュマルといえばもう一つの特徴である気根。気根は鉢のなか
で地中の根が、根詰まり、という状態になると生えてくる。気根は枝先や幹にあ
たる部分から空中へと生えのび、地面につくと太くなりやがて支根のひとつとな
ってゆく。このセンカクガジュマルは匍匐型ガジュマルと呼ばれることもあり、
非常に動的な樹形をつくる。
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ガジュマルを大小様々20株ほど育てられているという著者の記事に目を引かれた。
尖閣諸島に実際に調査に行かれた琉球大学名誉教授の新納義馬先生は、季刊「沖縄世論」2008春季
号、インタビュー「尖閣諸島の魅力」でガジュマル(コマルバガジュマル)と書かれており、更
に尖閣諸島文献資料編纂会 新納先生インタビュー 尖閣諸島の魅力(http://pinacles.zouri.jp/
bunken/niiro1.htm)では、「黄尾嶼に行ったらですね、もう度肝を抜かれますよ。あそこは溶岩島
でして、樹木が溶岩の上をこう、クモの巣の様に這い蹲って張ってます。葉っぱはチョロッと出し
ているだけで、そんなのがもう海崖の端まで。草花はンジャナバなんかの大きいのが溶岩の間に糞
が溜まって、幹を大きく太らせて葉っぱだけが出ているような恰好で生えている。他方ガジュマル
(コマルバガジュマル)は海の方に向かって真っ赤な枝を伸ばしている、そういった植生が段々
山の方にあがって行くにつれ、ビロウになる。北面はずっとそんな調子です、いわゆる風衝植生が
良く分かるんですね。とにかくびっくりします。」と述べられている。
これらを読み比べると、このこのコマルバガジュマルがセンカクガジュマルと呼ばれているものの
ことではないかという可能性があります。
尖閣諸島の植物
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コンズイ
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分布:魚釣島
尖閣諸島の植物
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コンロンカ
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分布:魚釣島
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