尖閣諸島の生き物たち =植物編(ヤ・ラ・ワ行)=

尖閣諸島の陸で暮らす生き物たち

尖閣諸島の生き物たち =植物編(ヤ・ラ・ワ行)=


尖閣諸島の植物  − ヤ・ラ・ワ・ン行 目次−



−や−
−ら−
01 ヤエヤマオオタニワタリ
02 ヤエヤマカモノハシ(調査中)
03 ヤエヤマコウゾリナ(調査中)
04 ヤエヤマネコノチチ(調査中)
05 ヤエヤマヘツカシダ(調査中)
−り−
06 ヤブツバキ 01 リユウキユウアカテツ
07 ヤブコウジ 02 リュウキュウウマノスズクサ(調査中)
08 ヤブラン(調査中) 03 リユウキユウガキ
09 ヤマグワ 04 リュウキュウコクタン
10 ヤリテンツキ(調査中) 05 リユウキユウセキコク?
11 ヤリノホクリハラン 06 リュウキュウツチトリモチ
12 ヤンバルアカメガシワ(調査中) 07 リユウキユウツルコウジ
13 ヤンバルクルマバナ(調査中) 08 リュウキュウテイカカズラ(調査中)
14 ヤンバルツルハツカ(調査中) 09 リュウキュウネズミノオ(調査中)
15 ヤンバルミョウガ(調査中) 10 リュウキュウバライチゴ(調査中)
11 リュウキュウホラゴケ(調査中)
12 リュウキュウマメヅタ
13 リュウキュウモチ(調査中)
−ゆ−
14 リユウビンタイ
01 ユウレイラン
02 ユウコクラン
03 ユノミネシダ
−わ−
−よ−
01 ヨウラクラン
−ん−
02 ヨゴレイタチシダ(調査中) 01 ンジャナバ
03 ヨナクニカモメヅル






尖閣の植物
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ヤエヤマオオタニワタリ
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分布:不明

(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

りきの里山開拓記: 植物図鑑
http://champlue.blog.ocn.ne.jp/blog/cat6994017/index.html
 和名:ヤエヤマオオタニワタリ
分類:シダ植物門チャセンシダ科

着生植物で、写真のように石や樹木の幹などに付着して成長する。よく鑑賞用として栽培されてい
るが、石垣島では山や川にいけば必ずといっていいほど自生している。繁殖力も旺盛で、鉢植えに
して日陰に置いておけばどんどん大きくなります。また、オオタニワタリの新芽は食用とされ、天
ぷらにして食べるととってもおいしいよ!

 
典拠:尖閣諸島のシダ植物分布
http://hpcgi2.nifty.com/fern/area.pl?areaname=59
[チャセンシダ科]  ・ヤエヤマオオタニワタリ

(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

オオタニワタリ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%83%AF%E3%82%BF%E3%
83%AA
先島諸島に多く、林床や林内の木の幹に着生している姿が多く見られる。
繁殖力が強く、人家の庭にも多く植えられている。新芽は食用とされる(↓下)。

(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%83%AF%E3%82%BF%E3%
83%AA


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

http://yasuko.sakura.ne.jp/hyousi23/sakisimasounoki.html
サキシマスオウノキにちょこんと乗っていたオオタニワタリ(か、あるいはシマオオタニワタリ)
シマオオタニワタリでいいのかな。
シマオオタニワタリについては、西表島フィールド図鑑に解説がありましたので、引用させていた
だきます。

シマオオタニワタリ:シダ目/チャセンシダ科
森林内の樹上や岩の上などに着生する大型のシダ植物で、葉の長さが2mを超えるものも見られ
る。

と、私は昨日(1月29日)書きましたが、
これはオオタニワタリでもシマオオタニワタリでもないということがわかりました。
最近の研究で明らかになったところによると、
石垣・西表に分布するこのてのシダはすべてヤエヤマオオタニワタリなんだそうです。


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

http://nopa.sakura.ne.jp/fern/Aspleniaceae/ryuukyuutorinosusida.htm
リュウキュウトリノスシダ Asplenium australasicum
葉裏の中軸が中央だけ盛り上がって、2段構造になる点が、よく似たシマオオタニワタリとの唯一
の区別点。




尖閣の植物
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ヤエヤマコウゾリナ
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分布:魚釣島


ヤエヤマコウゾリナ(キク科)(魚釣島)、「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学
合同尖閣列島学術調査隊報告、1970年)75頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住
彦鑑定)による。




尖閣の植物
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ヤエヤマヘツカシダ
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分布:魚釣島

ヤエヤマヘツカシダ(オシダ科)(魚釣島)、「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大
学合同尖閣列島学術調査隊報告、1970年)67頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島
住彦鑑定)による。







尖閣の植物
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ヤブツバキ
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分布:魚釣島中腹

(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

山好き、花好き: ヤブツバキ満開、ヤマブキ咲く
http://siraneaoi.typepad.jp/yamasuki_hanasuki/2006/04/post_ff9c.html

典拠1:東支那海の谷間−尖閣列島」43ページ
(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告)
記事: 「ヤブツバキの花びらが転がる森林帯を抜けると頂上直下の風衝帯となる。山頂を構成 する水成岩の割目にススキ、テッポウユリ、シラタマカズラ等が喰らいついている」

典拠2:自然環境の保全に関する指針・八重山編(沖縄県文化環境部環境政策課)
http://www.pref.okinawa.jp/okinawa_kankyo/shizen_hogo/hozen_chiiki/shishin/yaeyama_ hozen_shishin/yaeyama_riku_shizen2.html#47
記事: 魚釣島中腹部のやや平坦な立地に、高木層にタブノキ、アマミアラカシ、ガジュマル 等、亜高木層にモクタチバナ、ヤブツバキ、シロダモ等、低木層にショウベンノキ、コミノクロ ツグ、モクタチバナ等が生育する林分が発達しており、これは小さな島で発達した原生林として 貴重なものである(「魚釣島の自然林」)。


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:不明


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:不明





尖閣の植物 
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ヤブコウジ
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分布:尖閣諸島(魚釣島)

(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/sympetalae/myrsinaceae/
yabukouji/yabukouji.htm
 ヤブコウジ  Ardisia japonica (Thunb.)Blume   (ヤブコウジ科 ヤブコウジ属) 
 ヤブコウジは北海道・本州・四国・九州、東アジアに分布する常緑の小低木。常緑広葉樹林域の
森林に広く生育する。樹高は10cmから20cmほどで、土中に地下茎を発達させ、所々から地上茎を出
す。地上茎は枝分かれしない。地下茎で増えていくので、明るい場所では群生して密な群落を形成
する。地下茎で地上茎を出す場所を変えることができるので、良好な生育地を求めて移動できる木
本ということになる。
 葉は互生であるが、茎の先端に輪生状に集まる。両面無毛で両面とも光沢があり、縁には小さな
鋸歯がある。2年目以降の茎には6月の終わり頃から7月にかけて花が付く。花は直径7mmほどで、
花冠は5つに分かれ、おしべも5本。花冠には小さな紫色の斑紋が点在する。葉の下に隠れた目立た
ない花であり、どんな動物が花粉を媒介するのであろうか。アリかもしれないと思っている。果実
は秋に赤く熟し、冬も残っている場合が多い。正月の飾りものとして使われることもあり、しばし
ば観賞用に栽培される。地面近くに果実があるので目立たないとは思うが、冬の食料欠乏期には鳥
達の貴重な食料であるに違いない 

典拠:改訂・沖縄県版レッドデータブック
http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/11149/06-shokubutu.pdf

和名: ヤブコウジ
分類: ヤブコウジ科
学名: Ardisia japonica (Hornsted) Blume
カテゴリー: 絶滅危惧A類(CR) 環境省カテゴリー: 該当なし
形態の特徴: 常緑小低木。茎の下部は匍匐し、上部は斜上して高さ10〜30cmになる。茎と葉 柄に粒状の毛がある。葉は互生し長楕円形で長さ4〜13cm、幅2〜5cm、縁は細鋸歯がある。 花序は散形状、葉または鱗片葉の腋に出て、2〜5花をつける。花は白色で径6〜8cm、下垂す る。果実は球形で径5〜6cm、赤く熟す。
分布域(県外): 北海道(奥尻島)、本州、四国、九州、薩摩黒島、屋久島、種子島、トカラ列 島、朝鮮、台湾、中国。
県内の分布: 魚釣島。
生育環境: 自然林内に生える。
生育状況: 急増している野生化ヤギの食害をうけている可能性がある。
減少の要因: もともと自生地が限られている。野生化ヤギによる食害。
保全対策: 野生化ヤギの駆除が急務である。
文献: 初島住彦,1991.魚釣島の植物地理.鹿児島の植物(鹿児島植物同好会会誌),(1 1):62―66.
執筆者名: 新城和治・澤岻安喜

(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

香貫山の植物  ヤブコウジ     健やかウォーキング /ウェブリブログ
http://dekowalker.at.webry.info/200711/article_13.html

<ヤブコウジ (藪柑子)>
  ヤブコウジ科、ヤブコウジ属
  別名:ジュウリョウ(十両)

<特徴>
  樹高20cm以内の常緑小低木
  7〜8月ごろ白い花を葉脇から下げて咲かせる
  10月には赤く熟す
  実の径10mm大  正月の飾りものに使う
  常緑樹の林内や道端に生える
  地下茎で繁殖する蔓にはトゲがある 
  葉は光沢あり、縁に鋸歯がある




尖閣の植物 
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ヤマグワ
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分布:魚釣島


http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/moraceae/
kuwa/yamaguwa.htm
ヤマグワ Morus bombycis (クワ科 クワ属) 
 ヤマグワはただ単にクワとも呼ばれ、カイコの餌として畑にも植栽されていた。日本全国に分布
し、朝鮮・中国からヒマラヤまで広く分布する。雌雄異株で4月頃に緑色の球状の花序を形成す
る。花弁はない。7月頃、果実は赤色から黒紫色に熟し、食べられる。養蚕が盛んであった頃には
桑の実は結構なおやつであったが、最近はほとんど見かけなくなってしまった。カエルの初期発生
の項目で、卵の発生過程で「桑実胚」という時期があるが、桑の実を知らない学生にはピンとこな
い。この画像を見て納得していただきたい。

典拠: 「無人島探訪記(9)密林踏査」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記5
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki4.htm
記事: 奥地へ進むにつれタカサゴシヤリンバイ、クスノキ、イヌマキ、タブノキ、リユウキユ ウガキ、ガジマル、クサギ、ヤマグワ、クロツグ、アコウ、モチノキ、ツバキ、アカギ、オオバ ギ、フトモモ等の樹木は勿論、ハカマカズラ、ハマナタマメ、クワズイモ、ムサシアブミ、トウ ズルモドキ、フウトウカズラ等の生育が良く原生林相をそなえたところもある。殊にクロツグは 葉柄の長さ七米に達するものがある。

(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/moraceae/
kuwa/yamaguwa.htm


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

http://homepage.mac.com/n_yoshiyuki/hana/yamaguwa.html


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

http://homepage.mac.com/n_yoshiyuki/hana/yamaguwa.html
ヤマグワ(山桑)
北海道〜九州の山地に生える。高さは10〜15m。樹皮は灰褐色で縦に不規則な筋がある。葉は互生
し、長さ7〜20cmの卵形〜広卵形で、先は尾状に長くとがり、基部は円形〜浅い心形。ふぞろいの鋸
歯。雌雄異株、まれに同株。雄花、雌花とも本年枝の下部の葉腋の花序につく。雄花には4個の雄し
べ。雌花には1個の雌しべがあり、花柱は長くて先端は2裂する。集合果は楕円形で、7〜8月に赤色
から黒く熟す。花期は4月頃。
学名は、Morus bombycis
クワ科クワ属 


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

http://kanon101.cool.ne.jp/foto_sinrin/K_kuwa/yama_guwa/yama_guwa.htm
葉は互生(ごせい)。切れ込みはないものから,5裂するまで多様。基部は切り形〜円形。
葉の縁には粗い単鋸歯(たんきょし)が並ぶ。質は薄く,表面はざらつ




尖閣の植物 
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ヤリノホクリラン
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分布:

(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

http://homepage2.nifty.com/yucca_ueno/p4n02.html
ヤリノホクリハラン ウラボシ科 
別にクリハランというシダがありますが、ソーラスの形は丸くなっています。栗の葉に似ているこ
とからきています

典拠:尖閣諸島のシダ植物分布
http://hpcgi2.nifty.com/fern/area.pl?areaname=59
[ウラボシ科]  ・ヤリノホクリハラン

(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

http://nopa.sakura.ne.jp/fern/Polypodiaceae/yarinohokuriharan.htm
ヤリノホクリハラン Colysis wrightii 
ソーラスが線状なのがヤリノホクリハランの特徴で、沖縄の湿った林内にはわりと普通にいる。


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

ヤリノホクリハランの群落 
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%AA%E3%83%8E%E3%83%9B%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%
83%8F%E3%83%A9%E3%83%B3

分類 
界 : 植物界 Plantae 
門 : シダ植物門 Pteridophyta 
綱 : シダ綱 Pteridopsida 
目 : ウラボシ目 Polypodiales 
科 : ウラボシ科 Polypodiaceae 
属 : イワヒトデ属 Colysis 
種 : ヤリノホクリハラン C. wrightii 
 
学名 :Colysis wrightii 
ヤリノホクリハランは、単葉をつけるシダ植物の一つ。

特徴
ヤリノホクリハラン(Colysis wrightii (Hook.) Ching)はシダ植物門ウラボシ科イワヒトデ属の植
物。地上性で単葉をつける。
根茎は細くて長く横に這い、鱗片がある。まばらに葉をつけ、葉はやや立ち上がる。葉にはやや二
形があり、全体の形はほぼ同じながら、胞子葉が細くて背が高い。
葉は栄養葉で長さ20-40cm、約半分が葉柄である。葉柄の基部より上にははっきりした翼があり、葉
身まで次第に広くなる。葉身は披針形で、先端はやや突き出す。基部近くで幅広くなっていて、急
に狭まるが、そのまま葉柄の翼へだらだら続いてしまうので、区切りははっきりしない。
葉は薄いがやや堅い紙質で、表面にはつやがあり、深緑色をしている。栄養葉ではその表面はほぼ
滑らかだが、胞子葉では脈がややはっきり突き出す。
胞子嚢群は細長い線形、主脈の両側、側脈の間にあり、葉一面に並ぶ。


生育地等
森林内の湿った地上に生える。渓流のそばなどに多い。まれに岩の上や樹皮に登る。






尖閣の植物
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ヤンバルツルハツカ
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分布:魚釣島

ヤンバルツルハツカ( シソ科)(魚釣島)、「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学
合同尖閣列島学術調査隊報告、1970年)74頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住
彦鑑定)による。







尖閣の植物
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ヤンバルミョウガ
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分布:魚釣島


ヤンバルミョウガ(単子葉植物ツユクサ科)(魚釣島)、「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大
学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、1970年)77頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉
採集、初島住彦鑑定)による。






尖閣の植物 
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ユウコクラン
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(画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

ユウコクラン(ラン科クモキリソウ属)4月上旬 沖縄県石垣島
出典:http://qjy.web.infoseek.co.jp/ranranran/kumokirisou/yukokuran.htm


典拠:「東支那海の谷間−尖閣列島」43ページ
(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告)


(画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

ユウコクラン(ラン科クモキリソウ属)4月上旬 沖縄県石垣島
出典:http://qjy.web.infoseek.co.jp/ranranran/kumokirisou/yukokuran.htm


海洋博花だより
http://oki-park.jp/dayori/mt-search.cgi?IncludeBlogs=2&search=%E3%83%A6%E3%82%A6%E3%82%
B3%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%B3
ユウコクラン やんばるの森に生きる植物28

 ■ 和  名:ユウコクラン(幽谷蘭)
 ■ 学  名:Liparis bituberculata (Hook.)Lindl. var. formosana (Reichb. f.) Ridl.
 ■ 科  名:ラン科
       (同属で琉球列島の自生種にチケイラン、ササバランなど)
 ■ 分  布:琉球列島の各島。その他の分布は日本(伊豆諸島、九州南部)、台湾、
        南中国?インド。
 ■ 生育環境:山地の林床
 ■ 特  徴:花茎を含め草丈15?25cm程に達する多年生の地生ラン。葉は光沢があり
        5行脈で、茎の先に2?3枚集まってつく。花は帯褐紫色が多く見られる
        が、薄緑や淡黄の花もある。開花時期は3?5月頃。
 ■ トピック:
       ○ 学名の意味は、属名Liparis は「油質、滑らかな」より平で光沢のある葉の
         様子から、種小名bituberculataは「2結節のある」よりおそらく偽球茎に
         2?3節あることから、変種名formosanaは「台湾の」より台湾に産する
         ことにちなむ。
       ○ 和名の「ユウコク(幽谷)」はおそらく奥深い静かな谷に生育すること
         (実際は山地の尾根沿いや低地にも生育する)にちなむ。
       ○ しばしば、群生する。







尖閣の植物 
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ユウレイラン
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分布:尖閣諸島(魚釣島)

(画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://kazu9872.gozaru.jp/yaseiran/yureiran.html
【特  徴】葉を欠く小形の多年草。草丈5〜10pの腐生ランで、根は肥大して塊根状になる。花
は茎頂に総状花序になり、数花をつける。花は白色で長さ6〜10o。背萼片と側花弁は基部で、側
萼片は互いに合着する。唇弁は広楔状三角形、長さ5o、幅6o。上面の中央に3個の黄色の乳頭
状突起がある。蘂柱の先には短い翼がある。
 【生育環境】 山地の自然林の林床に地生する
 【分   布】 沖縄本島北部、トカラ列島、奄美大島
 【カテゴリ-】 環境庁版RDB(準絶滅危惧) 沖縄県版RDB(絶滅危惧II類)


典拠:改訂・沖縄県版レッドデータブック
http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/11149/06-shokubutu.pdf

和名: ユウレイラン
分類: ラン科
学名: Didymoplexis pallens Griff.
形態の特徴: 葉を欠く小形の腐生の多年草。根は肥厚して塊根になる。茎は花序を含めて花時に 長さ5〜6cmになる。総状花序は頂生し、数花をつける。花は白色で、背萼片と花弁は基部で瘉 合し、側萼片は互いに瘉合し、萼片は楕円状長楕円形、長さ1cm、花弁はやや短く、唇弁は広楔 状三角形、長さ5mm、幅6mm、先は切形、牙歯縁で、上面の中央に3個の黄色の乳頭状突起があ る。蕊柱の先には短い翼がある。
分布域(県外): トカラ列島、奄美大島。
県内の分布: 沖縄島北〜中部、石垣島、西表島、魚釣島。
生育環境: 山地の自然林の林床に生える。
生育状況: 数ヶ所に点々と産するが、個体数は少ない。
減少の要因: もともと自生地と個体数が少ない。自然林の伐採。
備考: 植物体は小形で、梅雨時の短い開花期にのみ出現するので発見が難しく、分布に関する情 報は少ない。
執筆者名: 横田昌嗣・北原孝・平岩篤和


(画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://blog.goo.ne.jp/inpre-anac/e/b7b016ef26259b364f98f389ec24f5b0




尖閣の植物 
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ユノミネシダ
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分布:不明

(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

oNLINE植物アルバム 〜 ユノミネシダ 〜
http://plantdb.ipc.miyakyo-u.ac.jp/php/view.php?plant_id=5360
属名 ユノミネシダ属 
日本名 ユノミネシダ 
学名 Histiopteris incisa (Thunb.) J. Sm. 

典拠:尖閣諸島のシダ植物分布
http://hpcgi2.nifty.com/fern/area.pl?areaname=59
[コバノイシカグマ科]  ・ユノミネシダ


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

oNLINE植物アルバム 〜 ユノミネシダ 〜
http://plantdb.ipc.miyakyo-u.ac.jp/php/view.php?plant_id=5360



(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

国指定「ユノミネシダ」自生・名称指定地 - 熊野三山と熊野別当,そして世界遺産 - Yahoo!ブロ

http://blogs.yahoo.co.jp/shigeyoayumi/28381031.html
ここで紹介する植物は「ユノミネシダ」とよばれる熱帯および亜熱帯に分布する暖地性のシダで
す。

 「ユノミネ」という名前からもわかりますように,生息の北限である田辺市本宮町「湯峰」温泉
に因んでその名がつけられたシダの仲間です。

 この2枚の写真は自生地である湯ノ峰温泉公衆浴場裏側の崖地に生育している「ユノミネシダ」
を撮った写真です。今では,隣接している東光寺の石垣にも生息地が拡がっています。

 「ユノミネシダ」はシダの中でも硬いシダです。もっぱら,根茎によって繁殖し,枝の分かれ方
はウラジロによく似ていて二叉しています。ニュージーランドにも同じ種類のシダがあるそうです
が,これは何を意味しているのでしょうか。

 和歌山県では他に那智の鉱山や勝浦の温泉地帯でも自生している様子が見られます。一目で見分
けがつきますので探してみて下さい。

 でも,これ以上,地球温暖化が進行すれば,「ユノミネシダ」の生息地は北上しそうですね。






尖閣の植物 
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ヨウラクラン
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分布:魚釣島


(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

http://www.geocities.jp/yu911po/page032.html
学名:Oberonia makinoi
ヨウラクランの自生株 
 宮城県以南に自生する小型の着生蘭です.小さな株が密集して垂れ下がるように着生し,晩春に
稲穂のように花茎をのばし細かい花を無数につけます.
 特に樹木を選ばず,直接雨に当たらないような場所を選んで着生しているようです.カヤラン,
クモランと自生環境が似ており,渓流沿いの杉林を歩いていると足元にこれらの着生した枯れ枝を
見つけることができます.
 大株になると,ころっとした塊のように見えてなんとも面白い蘭です.関東以南の太平洋側でし
たら庭木に着生させても元気に育ってくれると思います.

典拠1: 「尖閣列島採集記(10)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada8.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: 私はリユツクサツクとプレスを下し身軽になつてするすると木に登つた、私はしばしこ の蘭の一群に見とれた。リユウキユウセツコクの間に混つてバンダ系と思われる珍種がある。一寸 見た所はイリオモテランだが様子が異う様にも思われる。
 ヨウラクランは小さいながら扇の様な葉を広げ桃色の花房をヨウラクの如く垂れ下げて満開し ている。


典拠2: 「尖閣列島採集記(14)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada12.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: C、頂上灌木帯 頂上は突きつとした岩石で占め縁辺は断崖をなし、風衝地帯となつてい るため、トゲイヌツゲ、クスノキ科の一種、センカクツツジ、ギイマ、灌木上のイヌマキ、シヤ リンバイ、モチノキ等があり稀にコシヨウノキを生ずる。之等の樹枝にはイリオモテランの近 種、ヨウラクラン、リユウキユウセツコクが所せまきまでに着生し、樹皮岩石には無数の地衣が 所せまき迄に付着して奇観を呈する。
 センカクツツジ、ギイマ、モチノキにはヒノキバヤドリギの寄生を見る。
 樹下は腐植土で被われて泥炭状をなしセンカクツツジの下枝は下垂してしきりに発根し、リユ ウキユウツルコウジ、ヒトツバ、シマキクシノブの発育がよい。
 断崖にはシヤリンバイ、センカクツツジが密着し、シヤリンバイの白とセンカクツツジの赤が 陽光に照り映えてしばしこうこつ境をほうこうせしめる。



(画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://www.geocities.jp/yu911po/page032.html






尖閣の植物 
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ヨナクニカモメヅル
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分布:尖閣諸島(魚釣島)


典拠:改訂・沖縄県版レッドデータブック
http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/11149/06-shokubutu.pdf

和名: ヨナクニカモメヅル
分類: ガガイモ科
学名: Vincetoxicum yonakuniense (Hatusima) Yamashiro et Tateishi
カテゴリー: 絶滅危惧A類(CR) 環境省カテゴリー: 該当なし
形態の特徴: 葉柄上部を除き、全株無毛の藤本。葉は対生、卵状楕円形、側脈は2〜3対あり下 面に突出。腋生の集
散花序に4〜5花をつけ、花冠は乳白色、径2cmくらい、5深裂し、裂片は三角状披針形。
県内の分布: 与那国島、魚釣島。
生育環境: 低地の林縁に生える。
生育状況: 与那国島の2ヶ所で確認されている。魚釣島の現状は不明。
学術的価値: 沖縄県の固有種である。
減少の要因: 低地林の伐採。もともと個体数が極めて少ない。野生化したヤギの食害による森林 の荒廃(魚釣島)。
保全対策: 魚釣島では野生化ヤギの駆除が急務である。
文献: 初島住彦・金井弘夫,1974.与那国島植物新知見.国立科学博物館専報,(7):1 15―120.
Hatusima, S., 1977. A new species of Cynanchum from the Ryukyus. J. Geobot., 25(2) : 26 ―27.
Yamashiro, T., Y. Tateishi & M. Maki., 2003. Vincetoxicum yonakuniense, a new combination of Asclepiadaceae
and its new distribution record on Senkaku Islands, Ryukyu. Archipelago Acta Phytotax. Geobot., 54 :
31―36.
執筆者名: 立石庸一・山城考







尖閣諸島の植物 
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リユウキユウアカテツ
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分布:魚釣島

(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:慶良間の世界
http://www.oki-zamami.jp/~yoshinori-k/A7_1.htm
ウドンヌ木 
学校の前に位置し座間味村指定の天然記念木で学名を リュウキュウアカテツといい、
樹齢数百年といわれている 



典拠1: 「尖閣列島採集記(9)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada7.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: 閃緑岩の岩壁が海に突出て岩鼻が直角に切れている、人間業ではとても廻れない。
 しばらくあつけにとられた一行は、勇をごして右手の斜面を一歩々々、シロガジマルやリユウ キユウアカテツの枝につかまつて登つた。
 あゝ然しやつと登りつめた所は又断崖では無いか、不用意な事に誰もロープを用意してなかつ た。

典拠2: 「尖閣列島採集記(14)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada12.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: B、照葉樹林植物、シヤリンバイ、リユウキユウアカテツ群叢
 シヤリンバイ、わい生のリユウキユウアカテツ、わい生のシロガジマル、リユウキユウガキを 主体とし、オウハマボウ、トゲマサキ、マルバグミ、オワバギ、ネズミモチ、ハマヒサカキ、ギ イマ、ハチジヨウススキ、ノボタン、サクララン、ホソバワダン等が生じている、林木としては 殆んど価値なきものである。








尖閣諸島の植物 
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リユウキユウガキ
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分布:魚釣島、久場島

(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://www2.odn.ne.jp/~had26900/wild_plant/wp_irumti/ryukyugaki.htm
カキノキ科 Ebenaceae 
リュウキュウガキ Diospyros maritima  
生態: 徳之島以南の南西諸島、台湾ほか、東南アジア各地、ミクロネシア、豪州の亜熱帯、熱帯の
海岸地帯に分布する常緑の中高木。石灰岩地帯に多く見られるが、西表島では道路沿いの林縁にも
よく見かける。果実は熟すと橙色になりカキに似るが、有毒で食べられない。沖縄では魚毒に本種
の実を用いたという 

魚釣島

典拠1: 「無人島探訪記(3)北岸踏査」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記2
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki1.htm
記事: 沿岸岩地にはガジマル、アカテツ、イヌマキ、リユウキユウガキ等が荒れ狂う風波のため
に、多くは一米位の高さで曲折し灌木状に育つている。しかもこれが斜面に沿うて圃つている様は
実に面白い。

典拠2: 「無人島探訪記(8)大じや生捕」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記5
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki4.htm
記事: 青臭い蛇の臭気が鼻をつく。後を振り向いてびつくり二三歩飛び下る。今通つて来たばか
りのリユウキユウガキの根元に二匹の蛇が鎌首をあげてこつちをにらみつけている。
 運が良かつたと胸をなで下しながら後へ廻りあなをのぞいて見た。胴周り約三十糎と二十五糎も
ある二匹の大蛇のヤエヤマニシキヘビ?である。
 一人で生捕りすることは心細いので応援を求めに宿営地に向かつて大急ぎで山を下つた。三十分
の後宿営地についたのであるが幸にして漁師も数名一時の休養のために上陸している最中応援を乞
うたら心よく承諾してくれた。

典拠3: 「無人島探訪記(9)密林踏査」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記5
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki4.htm
記事: 奥地へ進むにつれタカサゴシヤリンバイ、クスノキ、イヌマキ、タブノキ、リユウキユウ
ガキ、ガジマル、クサギ、ヤマグワ、クロツグ、アコウ、モチノキ、ツバキ、アカギ、オオバギ、
フトモモ等の樹木は勿論、ハカマカズラ、ハマナタマメ、クワズイモ、ムサシアブミ、トウズルモ
ドキ、フウトウカズラ等の生育が良く原生林相をそなえたところもある。殊にクロツグは葉柄の長
さ七米に達するものがある。


典拠4:「尖閣列島採集記(14)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada12.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: B、照葉樹林植物
イ、シヤリンバイ、リユウキユウアカテツ群叢
 シヤリンバイ、わい生のリユウキユウアカテツ、わい生のシロガジマル、リユウキユウガキを主
体とし、オウハマボウ、トゲマサキ、マルバグミ、オワバギ、ネズミモチ、ハマヒサカキ、ギイ
マ、ハチジヨウススキ、ノボタン、サクララン、ホソバワダン等が生じている、林木としては殆ん
ど価値なきものである。



久場島の中腹部

出典:自然環境の保全に関する指針・八重山編(沖縄県文化環境部環境政策課)
http://www.pref.okinawa.jp/okinawa_kankyo/shizen_hogo/hozen_chiiki/shishin/yaeyama_hozen
_shishin/yaeyama_riku_shizen2.html#47
記事: 黄尾嶼の中腹部には、高木層にガジュマル、オオクサボク、オオバキ等、亜高木層にリュ
ウキュウガキ、オオクサボク、オオバギ等、低木層にリュウキュウガキ、ハマイヌビワ、ナガミボ
チョウジ等が生育する原生林がある。黄尾嶼は無人の火山島であり、植生遷移を知る上での貴重な
群落である(「黄尾礁の自然植生」)。


http://pasha.uruma.jp/user/23/14062/
阿嘉島の植物シリーズ。リュウキュウガキ。
徳之島以南に生える常緑中高木。実は直径2.5cm程で熟すると橙色になり柿に似るが、
有毒で食べられない。また昔は魚毒として用いられた。
カキノキ科。








尖閣諸島の植物 
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リュウキュウコクタン
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(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://www.okikosai.or.jp/kenkyusho/column/vol/col_v10.htm
Vol 10 リュウキュウコクタン (Diospyros ferrea) 方言名 クルチ、クロキ 

典拠:高良鉄夫「沖縄の秘境を探る」48頁昭和55年


http://www.okikosai.or.jp/kenkyusho/column/vol/col_v10.htm
 沖縄建設弘済会・北部支所の庭で、リュウキュウコクタンが、いま実をつけています。黄色くて
かわいらしい実です。カキノキの仲間となっていますが、鳥が食べているのをあまり見ないとこら
からすると、渋いのでしょうか。
 沖縄は今、最も花木が美しい季節をむかえているけれど、この季節に美しい実をつけるのいうの
も、彩りとしては面白い気がします。
 リュウキュウコクタンという名前が正式の和名のような顔をしていますが、正式の和名のような
別名にヤエヤマコクタンというのも、あるようです。
 コクタンとは中国っぽいネーミングですが、センダンとかビャクダンとかと同じように、重要な
材としての名前なのでしょう。沖縄の楽器「三線(さんしん)」の竿として、装飾用として重用さ
れる木で、重硬で美しい材となります。樹形が美しいことから、庭木としても昔から重要な地位に
あったと思われます。
 沖縄の52の市町村が、市の木や町の木として指定している木を調べると、13の市町村でリュ
ウキュウコクタンを指定しており、堂々の第1位です。まさに沖縄を代表する木の一つと言えそう
です。ちなみに沖縄県の木に指定されているのはリュウキュウマツですが、リュウキュウマツを市
町村の木に指定しているのは、4つの自治体でした。沖縄県庁の周囲には、それぞれの市町村が指
定した樹種が、まるで植物見本のように植栽されており、実物を観察する事ができます。各々の風
土が垣間見られて、楽しい植栽ではないでしょうか。
2001年7月27日(快晴)
技術環境研究所北部分室
研究員  坂下 光洋


(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://www.geocities.jp/michi_kba/kiro/r-kokutan.html


(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://www.geocities.jp/michi_kba/kiro/r-kokutan.html


(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
    

写真上左:http://akiyoshidai.cool.ne.jp/kuroki.htm          
写真上右:http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4ADBF_
jaJP250JP252&q=%e3%83%aa%e3%83%a5%e3%82%a6%e3%82%ad%e3%83%a5%e3%82%a6t%e3%82%ad


 (画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
 
出典:http://www.mario-k.net/search/plant01/aug/05.html
 
沖縄で1番人気の木かもしれないリュウキュウコクタンは何処の家の庭にもあります。木肌が黒いの
でクロキとよばれ他の木よりも大事にされます。那覇市の隣の豊見城市はじめ県下の市町村ではこ
れを指定の木としているところが多いです。段々にカットしたり、丸くカットしたりしますが生長
が早く、落葉し花の後オレンジ色の実が木いっぱいに実るので植えなくても何本かは毎年芽を出し
ます。葉が丸くツゲの葉を大きくしたような感じです。木は常緑で5〜7mほどになります。八重山
コクタンとも言われサンシン(三味線)ます。





尖閣諸島の植物 
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リュウキュウセキコク リュウキュウセッコク
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分布:魚釣島

(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:不明


分布:魚釣島
典拠1: 「無人島探訪記(9)密林踏査」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記5
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki4.htm
記事: 山林中の崖又は谷間にはサクララン、マツバラン、オオタニワタリ、リユウキユウセキ コク?、リユウビンタイ、ノキシノブ、オニヤブソテツ、オオアマクサシダ、ヘゴの一種、ミズ スギ等が目につく。時たまツマベニチヨウ、アサギマダラが谷間を飛んで行く。


典拠2: 「尖閣列島採集記(14)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada12.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: C、頂上灌木帯
頂上は突きつとした岩石で占め縁辺は断崖をなし、風衝地帯となつているため、トゲイヌツゲ、 クスノキ科の一種、センカクツツジ、ギイマ、灌木上のイヌマキ、シヤリンバイ、モチノキ等が あり稀にコシヨウノキを生ずる。之等の樹枝にはイリオモテランの近種、ヨウラクラン、リユウ キユウセツコクが所せまきまでに着生し、樹皮岩石には無数の地衣が所せまき迄に付着して奇観 を呈する。
 センカクツツジ、ギイマ、モチノキにはヒノキバヤドリギの寄生を見る。
 樹下は腐植土で被われて泥炭状をなしセンカクツツジの下枝は下垂してしきりに発根し、リユ ウキユウツルコウジ、ヒトツバ、シマキクシノブの発育がよい。
 断崖にはシヤリンバイ、センカクツツジが密着し、シヤリンバイの白とセンカクツツジの赤が 陽光に照り映えてしばしこうこつ境をほうこうせしめる。


典拠3: 改訂・沖縄県版レッドデータブック
http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/11149/06-shokubutu.pdf
和名: リュウキュウセッコク
分類: ラン科
学名: Eria ovata Lindl.
カテゴリー: 絶滅危惧類(VU) 環境省カテゴリー: 絶滅危惧B類(EN)
形態の特徴: 常緑の多年草。偽球茎は束生し、長さ10〜23cm、円柱形、上部に4〜7葉を互 生する。葉は長さ12〜17cm、長楕円形。総状花序は腋生し、褐色の短毛が生え、長さ10〜 15cm、花命の短い多数の花をつける。花は淡黄白色、萼片と花弁は長さ10〜12mm、披針 形、唇弁は長さ4mm、卵形、基部上面に2本の赤色の隆起がある。
分布域(県外): 台湾、フィリピン。
県内の分布: 西表島、魚釣島。
生育環境: 山地の自然林の樹幹に着生し、しばしば群生する。
生育状況: 西表島では点々と自生するが、乱獲により個体数は年々減少している。魚釣島では高 地の岩上や地上に生え、野生化ヤギによる食害の恐れが高い。
学術的価値: 分布域の北限である。
減少の要因: 園芸用の採集。もともと自生地と個体数が少ない。野生化ヤギによる食害(魚釣 島)。
保全対策: 魚釣島では野生化ヤギの駆除が急務である
備考: 奄美大島に産するとの報告があるが、疑問視されている。葉先が尖り、花序が無毛の型は フシナシオサランE. ovata var. retroflexaと呼んで区別されることがあり、魚釣島と西表島に 産する(Garay & Sweet,1974)。
文献: Garay, L. A. & H. R. Sweet, 1974. Orchids of Southern Ryukyu Islands. Harvard University, 113―114.
執筆者名: 横田昌嗣・橋爪雅彦・新島義龍


出典4: 東支那海の谷間−尖閣列島
場所:魚釣島奈良原岳に向かうビロウの林の中
「ブッシュナイフで道を切り開きビロウの林を抜けタブの林を抜け、マキの林くぐると山頂近く の絶壁に着いた。山頂近くのマキの木には着生ランがいたるところにあり、岩の亀裂にはリュウ キュウセッコクがズラリと見事に並んで生えている」「東支那海の谷間−尖閣列島」5ページ


 (引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://www.geocities.jp/yu911po/page040.html
リュウキュウセッコク
  学名:Eria ovata
絶滅危惧IB類(EN)
特徴・自生状態:
 沖縄諸島に特産する着生蘭です.セッコクと名が付きますがバルブが太く節を持たないためどち
らかといえばオサランに近いように思われます.リュウキュウセッコクの変種がフシナシオサラン
といわれているぐらいです.真夏の7月頃に純白の小花を稲穂のようにたくさん咲かせます.もとも
と自生地が極めて限られている上に森林伐採に園芸採取にと人間にいじめられ続け絶滅の有力候補
となっているそうです.幸いにもデンドロビュウムの仲間は無菌培養も比較的容易で成長も早いこ
とから人工増殖の動きもあるようですが,なかなか自生地の減少は止まらないようです. 





出典:不明






尖閣諸島の植物 
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リュウキュウツチトリモチ
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分布: 魚釣島、久場島

(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://plaza.rakuten.co.jp/daiwadaisuke/diary/200801080000/
キノコの仲間かと思いきや、さにあらず。クロヨナなどの植物に寄生する植物で、
沖縄県のレッドデータブックでは準絶滅危惧種とされています。

典拠: 改訂・沖縄県版レッドデータブック
http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/11149/06-shokubutu.pdf

和名: リュウキュウツチトリモチ
分類: ツチトリモチ科
学名: Balanophora fungosa J.R. et G.Forst. (= B. kuroiwai Makino)
方言名: アカバンカー(沖縄島:知念)、ヒーンクヮ、ボーラーグサ(久高島)、ミミキリボー
ズ(伊計島)
カテゴリー: 準絶滅危惧(NT) 環境省カテゴリー: 該当なし
種子植物

形態の特徴: 多年生の寄生植物。根茎には皮目がなく、地上に露出して多数の大きな根茎支に分
岐する。雌雄同株。12月中旬〜1月、根茎支から高さ8〜15cmの花茎を1〜8個出す。鱗片
葉はオレンジ色で、はじめは花茎に密着しているが、さかりをすぎると次第に反り返って開出す
る。花穂は球形から短楕円体で雌花を密につけ、帯紅色、まれに赤味がかかったピンクを呈し、
下縁部に雄花が密集する。雄花は柄が長く伸び、通常数個の繊細な苞があり、花被は4裂して楕
円形の花被片となり、やがて外側に反り返る。雄ずい群はほぼ球状、花糸は1個に合着して太く
短く、葯は4個で、不規則に裂開して白色の花粉を出す。雌花は無数、小棍体の間に埋もれてい
るので外側からは見えない。子房は大きくて紡錘形、オレンジ色、花柱は花のさかりになると伸
びて小棍体より細毛状に伸びる。柱頭ははじめオレンジ色だが、受粉後は茶褐色になり、やがて
は黒化する。
分布域(県外): 台湾南部、フィリピン、ミクロネシア、セレベス、ニューギニア、オーストラ
リア北東部、メラネシア。
県内の分布: 沖縄島、伊計島、久高島、宮古島、石垣島、竹富島、西表島、与那国島、尖閣諸島
(魚釣島、久場島)。
生育環境: 海岸〜低地の自然林の林床で、クロヨナ、リュウキュウガキ、オオバギなどの根に寄
生する。
生育状況: 保存状態の良好な御嶽林を中心に各地に点在する。その存在は、阿久沢(1976)
による調査、1977〜1982年に行われた沖縄県内の御嶽林調査(川上・天野,1979;
宮城,1979; 日越,1980; 川上・日越,
1981; 新島,1981)、およびその後の調査(伊波,1988; 前津・松島,199
9; 立石・新城,1999)
で継続的に確認されている。

学術的価値: 分布域の北限である。
減少の要因: 自生地の開発。
備考: 従来は琉球列島の固有種B .kuroiwaiとみなされ、本データブックの旧版でもその意見を
採用していたが、最近は上記したような広い分布域を持つB .fungosa subsp.fungosaに合一す
るのが定説である(Hansen, 1972 ; Murata, 1988)。亜種subsp. indicaが、フィリピン(ルソ
ン島)、中国南部、インドシナ、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、マレーシア半島部、
スマトラ、ジャワなど種の分布域の西側から知られており、東側に広がるリュウキュウツチトリ
モチと分布域を2分する(Hansen, 1972 ; Murata,1988)。こちらは雌雄異株で、1個の雄花に
対応して1個の大型の苞があり、花被片は長楕円形で雄ずい群が楕円形であることなどが異なる
(Murata, 1988)。

文献: 阿久沢栄太郎,1976.ヤッコソウ科ツチトリモチ科植物発生地現況一覧.ヤッコソウ
とツチトリモチを保護する会本部,東京都,236pp.
阿久沢栄太郎,1982.キイレツチトリモチとその人工増殖.ヤッコソウとツチトリモチを保
護する会
本部,東京都,124pp.
天野鉄夫,1982.斎場御嶽及びその周辺の植物.“沖縄県自然環境保全地域指定候補地学術
調査報告,
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%A6%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%82%A6%E3%
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分類
界 : 植物界 Plantae
門 : 被子植物門 Magnoliophyta
綱 : 双子葉植物綱 Magnoliopsida
目 : ビャクダン目 Santalales
科 : ツチトリモチ科 Balanophoraceae
属 : ツチトリモチ属 Balanophora
種 : リュウキュウツチトリモチ B. fungosa
 
学名 :Balanophora fungosa J. R. et G. Forster
和名 :リュウキュウツチトリモチ
リュウキュウツチトリモチ(琉球土鳥黐、Balanophora fungosa、シノニム:B. kuroiwai)と
は、ツチトリモチ科ツチトリモチ属の寄生植物。


[編集] 概要
日本には沖縄県の沖縄諸島(沖縄島、伊計島、久高島)、宮古諸島(宮古島)、八重山諸島(石
垣島、竹富島、西表島、与那国島)及び尖閣諸島(魚釣島、久場島)に、日本国外には台湾、フ
ィリピン、オセアニア、スラウェシ島に分布する。石灰岩地域の海岸林内で、クロヨナやリュウ
キュウガキ、オオバギに寄生し、場所によっては森林の地表に一面に姿を見せる。

小型の寄生植物で、12〜1月頃、高さ8〜15cmの植物体(花茎)を地上に出す。鱗片葉は橙色、地
上に出始めの頃は花茎に密着しているが、次第に開いていく。地下茎は塊状で、皮目がない。花
茎はこの地下茎の頂端から複数個出る。花序は短くてほぼ球形をしている。雌雄同株で一つの花
穂に雄花と雌花が一緒につく。花穂(花)は球形〜楕円形(卵型)で、長さ1.5〜3cm、普通は帯
紅色。ごく微少な雌花が花穂の表面に密生し、雄花は花穂の基部を取り巻くようにつく。雄花の
花被は四枚で、成熟後に反り返る。雄しべは四つあるが、互いに寄り合うので花びらの真ん中に
雄しべが一つだけ突き出しているように見える。


[編集] 分類について
リュウウキュウツチトリモチは、牧野富太郎により琉球諸島固有種のB. kuroiwaiとされ、古い図
鑑等ではこれを採用していることが多いが(沖縄県、1997・多和田、1989)、最近では、琉球諸
島及び東南アジア・オセアニナ等に広く分布するB.fungosaと同一する事が定説になっている
(沖縄県、2006)。


(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://yasuko.sakura.ne.jp/2005best/ryukyututitorimotibest.html
森の小人さんたちと書いたけれど、この子達が見つかったのは、海のそばの茂みの中です。
ごみいっぱいの掃き溜めみたいなところで、押し合いへし合いしていました。
どれもすべてネックレスが見えますね。
ツチトリモチやミヤマツチトリモチは雄花を持たないそうですが、
リュウキュウツチトリモチは赤い部分(固体によってはピンクや茶色)が雌花(花びらのない花の
集合体)で、
それを取り巻いている白いネックレスが雄花なんだそうです。 


(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:日本最西端 与那国フィールドノート
http://ameblo.jp/attacus/entry-10057555153.html
冬になるとニョキニョキ林床から伸びてくる不思議な植物で、一見キノコのよう。
クロヨナ、リュウキュウガキ、オオバギなどの根に寄生する植物で、
海岸林に多く見られるそうですが、見つけたにのは久部良岳山中。
島では標高の高い場所です




尖閣諸島の植物 
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リユウキユウテイカカズラ
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分布:魚釣島



典拠:「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、19 70年)73頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住彦鑑定)による。
リュウキュウテイカカズラ(キョウチクトウ科)(魚釣島)





















尖閣諸島の植物 
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リユウキユウツルコウジ
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分布:魚釣島


(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:oNLINE植物アルバム 〜 リュウキュウツルコウジ 〜
http://plantdb.ipc.miyakyo-u.ac.jp/php/view.php?plant_id=865

典拠:「尖閣列島採集記(14)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada12.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: C、頂上灌木帯
頂上は突きつとした岩石で占め縁辺は断崖をなし、風衝地帯となつているため、トゲイヌツゲ、 クスノキ科の一種、センカクツツジ、ギイマ、灌木上のイヌマキ、シヤリンバイ、モチノキ等が あり稀にコシヨウノキを生ずる。之等の樹枝にはイリオモテランの近種、ヨウラクラン、リユウ キユウセツコクが所せまきまでに着生し、樹皮岩石には無数の地衣が所せまき迄に付着して奇観 を呈する。
 センカクツツジ、ギイマ、モチノキにはヒノキバヤドリギの寄生を見る。
 樹下は腐植土で被われて泥炭状をなしセンカクツツジの下枝は下垂してしきりに発根し、リユ ウキユウツルコウジ、ヒトツバ、シマキクシノブの発育がよい。



(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

リュウキュウツルコウジ(琉球蔓柑子)
出典:http://koma2.fc2web.com/r.turuko.html
ヤブコウジ科 ヤブコウジ属 
pusilla var. liukiuensis 
山でよく見かける赤い実。高さは5〜10cm位で小さい。葉の縁はギザギザで全体的に毛が多い。
07.12.1









尖閣諸島の植物 
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リユウビンタイ
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分布:魚釣島


(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://aodamo.web.infoseek.co.jp/ryuubintai.html
すぐ左が小さな川になった杉山。大小の株が見られる
林内で特に大きな株は、根茎から最長枝先まで3mを超えている。


典拠: 「無人島探訪記(9)密林踏査」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記5
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki4.htm
記事: 山林中の崖又は谷間にはサクララン、マツバラン、オオタニワタリ、リユウキユウセキ コク?、リユウビンタイ、ノキシノブ、オニヤブソテツ、オオアマクサシダ、ヘゴの一種、ミズ スギ等が目につく。時たまツマベニチヨウ、アサギマダラが谷間を飛んで行く。


(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://aodamo.web.infoseek.co.jp/ryuubintai.html
若い葉の全体。2回羽状複葉で大きいものは羽片が11対、右辺の幅20cmにもなる。


(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://aodamo.web.infoseek.co.jp/ryuubintai.html
 大きく湾曲した葉身を正面から見た。先端は左右に広がる。
       葉柄の基部から測ったら先端まで3.1mあった。最大幅1m。


(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:不明


(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://aodamo.web.infoseek.co.jp/ryuubintai.html
陽光下で撮った葉柄基部の、幅9.5cmほどの托葉状肥厚部の基盤。
        高さ約8cmほどで周囲は切れ込む。下部の白色部は根茎に繋がる部分。
作者は、この基盤状が龍の鱗に見えることに注目したい。




尖閣諸島の植物 
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リユウキュウマメヅタ
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(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://nopa.sakura.ne.jp/fern/Polypodiaceae/ryuukyuumameduta.htm


典拠:尖閣諸島のシダ植物分布
http://hpcgi2.nifty.com/fern/area.pl?areaname=59
[ウラボシ科]  ・リュウキュウマメヅタ

(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://homepage2.nifty.com/yucca_ueno/p1n30.html
リュウキュウマメヅタ ウラボシ科 
Lemmaphyllum microphyllum var. obovatum
本州にあるマメヅタよりも一回り大きくて少し長細い感じです。
胞子葉はノキシノブのように細長くなります(下図) 



(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://homepage2.nifty.com/yucca_ueno/p1n30.html

(引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://ikimono.huuryuu.com/sida/ryukyumameduta.html
本州のマメヅタに比べ葉が細長い。岩、木などによく着生している。胞子葉は細長い。










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ンジャナバ (ホソバワダン)
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(下に引用した画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
        
出典:http://tokashiki-island.com/nature/yakusou.html
ホソバワダン(方言名:ンジャナバ)
琉球全域の海岸近くの砂地や岩場に自生するキク科の多年草で、1月頃小さな黄色い花を咲かせま
す。
渡嘉敷の村道・林道沿いの壁面や、青年の家の草地に多く群落が見られます。
葉を茹でて和え物にしたり、イカ汁やタコのおつゆに入れたりして食べています。苦味があります
が、なれるとなかなか乙な味です。
民宿や飲食店でも豆腐と一緒に白和えにして食事に出されたりしてます。
腹痛や下痢止めに葉をついて汁を出してそれを服用していたそうです。

  
典拠:尖閣諸島文献資料編纂会 新納先生インタビュー 尖閣諸島の魅力
http://pinacles.zouri.jp/bunken/niiro1.htm
−日本青年社の方はつがいで連れて行き、古賀さんの時代にも連れて行った。つまり昔から尖閣
に山羊がいたという話になるが、これほど爆発的に増えたということは・・

新納:「この本に載っている山羊塚の話がありますよね、漁師なんかが山羊を食べたという事に
なっています。ですから山羊はいた筈ですね。だけど島をああいう具合に破壊するまでには至っ
ていない、隆起サンゴ礁の植物なんかは全部残っていましたから、山羊の好きないわゆるンジャ
ナバ(ホソバワダン)なんかを好んで食べるんですよ、山羊はあれをこう、毟り取って喰い千切
って食べる。だから分かるんだけど、食べていませんでしたから。山羊は今程いなかったと思い
ます。」

「黄尾嶼に行ったらですね、もう度肝を抜かれますよ。あそこは溶岩島でして、樹木が溶岩の上
をこう、クモの巣の様に這い蹲って張ってます。葉っぱはチョロッと出しているだけで、そんな
のがもう海崖の端まで。草花はンジャナバなんかの大きいのが溶岩の間に糞が溜まって、幹を大
きく太らせて葉っぱだけが出ているような恰好で生えている。他方ガジュマル(コマルバガジュ
マル)は海の方に向かって真っ赤な枝を伸ばしている、そういった植生が段々山の方にあがって
行くにつれ、ビロウになる。北面はずっとそんな調子です、いわゆる風衝植生が良く分かるんで
すね。とにかくびっくりします。」





(下画像も尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://mblog.excite.co.jp/user/furuzamami/entry/detail/?id=4597286
「ニガナ」座間味では「ンジャナバ」、食べると苦いからニガナ。(”ん”から始まる言葉があっ
たらしりとり終わらないよな〜)。えらいこと密集して丸く生えていたので写真とって見ました。
水から茹でると苦味が減るらしい。まだ試していません















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