尖閣諸島の生き物たち =植物編(タ行)=
尖閣諸島の陸で暮らす生き物たち

尖閣諸島の生き物たち =植物編(タ行)=


尖閣諸島の植物 − タ行 目次 −

− た −
−つ−
01 タイワンアサマツゲ 01 ツゲモドキ(調査中)
02 タイワンカモノハシ(調査中) 02 ツタ
03 タイワンクグ(調査中) 03 ツツジ
04 タイワンジュウモンジシダ 04 ツヅラフジ
05 タイワンハマサジ  05 ツボクサ(調査中)
06 タイワンハマクサギ(調査中) 06 ツルコウジ(調査中)
07 タイワンミゾハコベ(調査中) 07 ツルソバ(調査中)
08 タカサゴアザミ 08 ツルヨシ(調査中)
09 タカサゴコウゾリナ(調査中) 09 ツルホラゴケ(調査中)
10 タカサゴシャリンバイ  10 ツルラン(調査中)
11 タカサゴマンネングサ
12 タケ
13 タシロスゲ゛(調査中)
14 タシロルリミノキ(調査中)
15 タチバナ
−て−
16 タブ 01 テッポウユリ
17 タマシダ(調査中) 02 テリミノイヌホウズキ(調査中)
18 タマテンツキ(調査中)
デンツキ
19 タマハリイ
202 ダンチク(調査中)
−と−
01 トウズルモドキ(=トウツルモドキ、トウヅ
ルモドキ) 
−ち−
02 トゲイヌツゲ 
01 チガヤ  03 トゲマサキ 
04 トゲミノイヌチシャ(トゲミチシャノキ)
05 トゲナシカカラ(調査中)
06 トネリコバイチゴ
07 トベラ(調査中)_
_
_
_








尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
タイワンアサマツゲ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲


分布:尖閣諸島(魚釣島)



典拠:改訂・沖縄県版レッドデータブック
http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/11149/06-shokubutu.pdf

和名: タイワンアサマツゲ
分類: ツゲ科
学名: Buxus microphylla Sieb. et Zucc. subsp. sinica (Rehd. et Wils.) Hatusima
方言名: ウコールギー(沖縄島:首里/オキナワツゲを含む)
カテゴリー: 絶滅危惧A類(CR) 環境省カテゴリー: 絶滅危惧B類(EN)
形態の特徴: 高さ6mに達する常緑の小高木。樹皮は灰白色、小枝は四角形で微毛がある。葉
は対生し、全縁で革質、卵状楕円形、長さ1.5〜3cm、幅0.7〜1.7cm、若葉は緑色。
雌雄同株。花は淡黄色で、腋生または頂生する花序の下部に雄花が、頂端に雌花がつく。花弁
がなく、萼片が雄花に4個、雌花に6個ある。
室果はやや球形で長さ約1cm、光沢がある。
分布域(県外): 台湾、中国。
県内の分布: 沖縄島北部、魚釣島。
生育環境: 山地の林内に生える。
生育状況: 沖縄島では極めてまれで、数ヶ所で記録されているが個体数は少ない。現在確認さ
れている確実な自生地は1ヶ所のみであるが、その場所は米軍演習地の拡大により伐採される
恐れがある。魚釣島の現状は不明。
学術的価値: 隔離分布し、県内の自生地は極限されている。
減少の要因: もともと自生地と個体数が限られている。山地の開発。庭木としての盗掘。野生
化ヤギによる食害(魚釣島)。軍事演習による自然林伐採。
保全対策: 生育地の保全。盗掘防止の啓蒙。魚釣島では野生化ヤギの駆除が急務である。
備考: 基本亜種のヒメツゲは小形で高さはふつう1m以下、枝も細く、葉も小さく、長さ1.
5〜2cm。その変種のツゲ(アサマツゲ)B. microphylla var. japonica(Mull.―Arg. ex
Miq.)Rehd. et Wilsonはやや大きく、高さ2〜3m、ときに4m、小枝は太く、葉は長さ1〜3
cmで大きく厚い。タイワンアサマツゲはツゲとともに庭木やくしなどの用材として古くから利
用されている。
文献: 初島住彦,1991.魚釣島の植物地理.鹿児島の植物(鹿児島植物同好会会誌),
(11):62―66.
新城和治・新島義龍・宮城朝章・島袋曠・翁長丈子・兼本正,1992.沖縄島北部脊梁山地
東側地域における林齢による植生の比較研究.“特殊鳥類等生息環境調査”,沖縄県環境保健
部自然保護課,1―122.
新里孝和,1994.与那演習林の樹木.“琉球大学農学部附属演習林創設40周年記念
誌”,琉球大学農学部附属演習林,125―139.
執筆者名: 新里孝和・伊波善勇

【文献】
http://bean.bio.chiba-u.jp/bgplants/ylist_detail_disp.php?pass=8003
学名: Buxus microphylla Siebold et Zucc. subsp. sinica (Rehder et E.H.Wilson) Hatus.
和名:  タイワンアサマツゲ
掲載図鑑とページ番号: (平凡社・日本の野生植物)木本2: 45;
文献情報(原記載文献など): J. Dept. Agr. Kyusyu Imp. Univ. 6(6): 326, f. 25, t. VI, 
VI; 1 (1942), in Sci. Bull. Agr. Home Econ. Div. Univ. Ryukyus no. 3: 25 (1956, ntj), 
Fl. Ryukyus: 377 (1971).


【標本】
風樹館所蔵標本 
 ID: RUMF-PS-02229
タイワンアサマツゲ 
トウダイグサ目 Euphorbiales
ツゲ科 Buxaceae
学名: Buxus microphylla sinica 
保存状態: 乾燥
採集日: 1955/07/14
採集場所: 日本沖縄県西表島船浮

【実物】 
どんどんどんの森(佐賀市天神三丁目)
http://www2.saganet.ne.jp/tukusi/kouen_plants/kouen_don3.htm
http://www2.saganet.ne.jp/tukusi/kouen_plants/kouen_don3.htm
取得日 2008/09/23 07:31:40
タイワンアサマツゲ ツゲ科 



参考:アサマツゲ
タイワンアサマツゲではなくアサマツゲです。
参考にして下さい。

(画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:oNLINE植物アルバム 〜 ツゲ 〜
http://plantdb.ipc.miyakyo-u.ac.jp/php/view.php?plant_id=1737&data_id=22143&cat_id=&srt=


参考:(画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:oNLINE植物アルバム 〜 ツゲ 〜
http://plantdb.ipc.miyakyo-u.ac.jp/php/view.php?plant_id=1737&data_id=36300&cat_id=&srt=





尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
タイワンカモノハシ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲





タイワンカモノハシ(単子葉植物イネ科)(魚釣島)、「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大
学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、1970年)76頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉
採集、初島住彦鑑定)による。





尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
タイワンクグ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲




タイワンクグ(単子葉植物カヤツリグサ科)(魚釣島)、「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大
学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、1970年)77頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉
採集、初島住彦鑑定)による。












尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
タイワンジュウモンジシダ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲




(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://koma2.fc2web.com/taiwanjyu.html
タイワンジュウモンジシダ
(台湾十文字羊歯) 
オシダ科 イノデ属
Polystichum hancockii 
渓流の水に浸かった岩の上などに生えている。
名前は見てのとおりから来ていると思います。

典拠1: 尖閣諸島のシダ植物分布
http://hpcgi2.nifty.com/fern/area.pl?areaname=59
[オシダ科]  ・タイワンジュウモンジシダ

典拠2: 「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊
報告、1970年)67頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住彦鑑定)。(オ
シダ科)(魚釣島)






尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
タイワンハマサジ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

分布:魚釣島北海岸



(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:身近な自然と季節 写真集 リモニウム・シネンセ
http://nature3.fc2web.com/html2007/20070701rimoniumu_shinense.htm
種名: リモニウム・シネンセ 
科名: イソマツ科 
属名: イソマツ属 
学名: Limonium sinense 
花期: 晩春〜夏 
特徴: 別名キバナイソマツ、タイワンハマサジ。絶滅危惧IA類。 

出典1: 自然環境の保全に関する指針・八重山編(沖縄県文化環境部環境政策課)
http://www.pref.okinawa.jp/okinawa_kankyo/shizen_hogo/hozen_chiiki/shishin/yaeyama
_hozen_shishin/yaeyama_riku_shizen2.html#47
記事: 魚釣島北海岸の隆起サンゴ礁の平坦な海岸の中央部付近にタイワンハマサジの群落
がある。これは、我が国唯一の群落である(「魚釣島のタイワンハマサジ群落」)。


出典2: 「陸域における自然環境の保全に関する指針(八重山編)」魚釣島、「圏域診断
カルテ」魚釣島
http://www.pref.okinawa.jp/okinawa_kankyo/shizen_hogo/hozen_chiiki/shishin/yaeyama
_riku_karte/yaeyama_riku_doc/yaeyama_riku_karte4701.htm
記事: 特定植物群落として、「魚釣島のタイワンハマサジ群落」、「魚釣島の自然林」が
ある。


典拠3: 改訂・沖縄県版レッドデータブック
http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/11149/06-shokubutu.pdf
記事: 特定植物群落として、「魚釣島のタイワンハマサジ群落」、「魚釣島の自然林」が
ある。








尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
 タカサゴアザミ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

分布:尖閣諸島(魚釣島)



典拠1:改訂・沖縄県版レッドデータブック
http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/11149/06-shokubutu.pdf
和名: タカサゴアザミ
分類: キク科
学名: Cirsium japonicum DC. var. australe Kitam.
カテゴリー: 絶滅危惧A類(CR) 環境省カテゴリー: 絶滅危惧A類(CR)
形態の特徴: 高さ50〜100cmに達する多年草。根生葉は倒卵状狭長楕円形、葉縁は5
〜6対に羽状に分裂し、茎葉は
長楕円形で、基部は茎を抱く。頭花は枝先につき、球形で紫色または紅色を帯びる。
分布域(県外): 台湾、中国。
県内の分布: 魚釣島。
生育環境: 海岸に生える。
生育状況: 魚釣島の1ヶ所から記録(新納ら,1971; 新納・新城,1980)されて
いるが、その後確認されていな
い。
学術的価値: 魚釣島に隔離分布し、中国大陸と魚釣島の植物相の共通性を示す植物であ
る。日本で唯一の産地である。
減少の要因: 野生化したヤギによる食害。もともと自生地が限られている。
保全対策: 野生化ヤギの駆除が急務である。
文献: 初島住彦,1991.魚釣島の植物地理.鹿児島の植物(鹿児島植物同好会会
誌),(11):62―66
新納義馬・新城和治,1980.植物調査.“尖閣諸島調査報告書,学術調査編”,沖縄開
発庁,155―244.
新納義馬・玉城松栄・新城和治・宮城康一,1971.尖閣列島の植物.“尖閣列島学術調
査報告”,琉球
大学,37―84.
執筆者名: 新城和治・宮城朝章


典拠2:(東支那海の谷間−尖閣列島」43ページ)
(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告)





尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
タカサゴシャリンバイ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

分布:魚釣島



典拠1: 「無人島探訪記(2)宿営地」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記2
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki1.htm
記事: そこで私も五人の加工場の仲間入りをしこの幕舎に泊めてもろう事にした。こゝに
は清浄な小流水があり実に佳良な飲料水が得られる。近隣にはテツポウユリの花が咲きほこ
りキセキレイ、ホホジロセキレイ?がせつせと飛び交し、タカサゴシヤリンバイの花の香が
鼻をつく実に住みよいところである。

典拠2: 「無人島探訪記(9)密林踏査」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記5
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki4.htm
記事: 奥地へ進むにつれタカサゴシヤリンバイ、クスノキ、イヌマキ、タブノキ、リユウ
キユウガキ、ガジマル、クサギ、ヤマグワ、クロツグ、アコウ、モチノキ、ツバキ、アカ
ギ、オオバギ、フトモモ等の樹木は勿論、ハカマカズラ、ハマナタマメ、クワズイモ、ムサ
シアブミ、トウズルモドキ、フウトウカズラ等の生育が良く原生林相をそなえたところもあ
る。殊にクロツグは葉柄の長さ七米に達するものがある。






尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
タカサゴマンネングサ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

分布:魚釣島・南小島



(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

タカサゴマンネングサ
出典:oNLINE植物アルバム 〜 シママンネングサ 〜
http://plantdb.ipc.miyakyo-u.ac.jp/php/view.php?plant_id=9961&data_id=

南小島
典拠:「尖閣列島採集記(4)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada2.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: 
此の一帯もハマダイコンとハマボツスの御花畑でカツオドリは之等を材料にして巣を作つて
いる、文字通り花のシトネに寝るわけである。岩石にはタカサゴマンネングサが多肉質の葉
を茂らせ星型をした黄金色の花を満開させている。
 採集に汗ばんだ一同は風通しのよい断崖上で四方の景色をめでながら一休した。

魚釣島
典拠:「尖閣列島採集記(9)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada7.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: 三カ年前は草も無く全くの赤はげ山だつたらしい。
 今はヒゲスゲ、デンツキ、ウスベニニガナ、タカサゴマンネングサ等が所々に生えてい
る。
 此のはげ山はすり鉢形をなし、中央には火山の跡らしい水ためもあつてわずかながら水草
も生じていた。結局我々の知識では解決のつくはずはなく疑問のまゝ問題は残された。
 伝え聞く所によれば一九四七年の九月近海を通る船がしきりに立ち昇る噴煙を見たともい
はれてるいる。

(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

タカサゴマンネングサ
出典:oNLINE植物アルバム 〜 シママンネングサ 〜
http://plantdb.ipc.miyakyo-u.ac.jp/php/view.php?plant_id=9961&data_id=
日本名 シママンネングサ 
学名 Sedum formosanum N. E. Br. 
別名 タカサゴマンネングサ
ハママンネングサ 
  
環境省レッドデータブック 
絶滅危惧II類(VU)
絶滅の危険が増大している種 
科名 ベンケイソウ科 

(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://plantdb.ipc.miyakyo-u.ac.jp/php/view.php?plant_id=9961&data_id=




尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
タケ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲




典拠:高良鉄夫「沖縄の秘境を探る」48ページ、昭和55年・

尖閣諸島の竹はこの高良鉄夫氏の「沖縄の秘境を探る」以外に記事がなく、
どういう種類の竹か判然としません。竹には大型の竹と小型の笹がありますが、
幾つかの竹の画像を上げてみました。

参考:(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
  
出典先不明


参考:(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典先不明







尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
タシロスゲ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲




タシロスゲ(単子葉植物カヤツリグサ科)(魚釣島)、「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大
学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、1970年)76頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉
採集、初島住彦鑑定)による。






尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
タチバナ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲


分布:尖閣諸島(魚釣島)



(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

http://www.hana300.com/tachib.html

典拠:改訂・沖縄県版レッドデータブック
http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/11149/06-shokubutu.pdf

和名: タチバナ
分類: ミカン科
学名: Citrus tachibana (Makino) T.Tanaka
カテゴリー: 絶滅危惧A類(CR) 環境省カテゴリー: 絶滅危惧類(VU)
形態の特徴: 高さ4m内外の小高木。枝条は密生し、腋生する小刺があり、小枝は緑色であ
る。葉柄に狭翼がある。
花は腋生または頂生で、単出または双出。果実は扇球形で径2〜2.5cm、黄熟する。
分布域(県外): 本州(中部以西)、四国、九州、薩摩黒島、種子島、屋久島、トカラ列島、
奄美大島、済州島、台湾
(海抜1000m以上)。
県内の分布: 沖縄島、北大東島、南大東島、石垣島、魚釣島。
生育環境: 海に近い林内に自生する。
生育状況: 北大東島では限られた自然林内に点在し、南大東島では1ヶ所に1個体が知られる
だけである。他の地域での現状は不明。魚釣島では野生化したヤギによる食害が心配される。
減少の要因: もともと自生地と個体数が限られている。自生地の開発。野生化ヤギによる食害
(魚釣島)。
保全対策: 自生地の保全。人工増殖。魚釣島では野生化ヤギの駆除が急務である。
執筆者名: 横田昌嗣・伊波善勇・松村俊一

(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

http://www.hana300.com/tachib.html


(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

タチバナ - 神代植物公園の樹木 - Yahoo!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/benchi52/20734911.html



タチバナ 
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%81%E3%83%90%E3%83%8A

界 : 植物界 Plantae 
門 : 被子植物門 Magnoliophyta 
綱 : 双子葉植物綱 Magnoliopsida 
亜綱 : バラ亜綱 Rosidae 
目 : ムクロジ目 Sapindales 
科 : ミカン科 Rutaceae 
亜科 : ミカン亜科 Aurantioideae 
属 : ミカン属 Citrus 
種 : タチバナ C. tachibana 
 
学名:Citrus tachibana 
和名:タチバナ、ヤマトタチバナ、ニッポンタチバナ 
タチバナ(橘、学名:Citrus tachibana)は、ミカン科ミカン属の常緑小高木。
別名はヤマトタチバナ、ニッポンタチバナ。

概要
日本に古くから野生していた日本固有のカンキツである。
和歌山県、山口県、四国、九州の海岸に近い山地にまれに自生する。
樹高は2-4m、枝は緑色で密に生え、若い幹には棘がある。
葉は固く、楕円形で長さ3-6cm。濃い緑色で光沢がある。
果実は直径3cmほど。キシュウミカンやウンシュウミカンに似た外見をしているが、
酸味が強く生食用には向かない。(ママレードなどの加工品にされることがある。)
タチバナの名称で苗が園芸店で売られていることがあるが、ニホンタチバナではなく
葉の大きい近縁種のコウライタチバナと区別されず混同されていることがある。

文化
日本では固有のカンキツ類で、実より花や常緑の葉が注目された。
マツなどと同様、常緑イコール「永遠」ということで喜ばれた。


-----------------------------------------------------------------
たのしい万葉集: 橘(たちばな)を詠んだ歌
http://www6.airnet.ne.jp/manyo/main/flower/tatibana.html

ニッポンタチバナは、日本産で、現在では愛知県以西でごくまれに見られるそうです。
6月頃に小さくて白い花を咲かせ、冬に実をつけます。実はとてもすっぱいそうです。

古事記では、橘(たちばな)は非時香果(ときじくのみ)とされています。
非時香果(ときじくのみ)とは、いつでも香りたかい果実、という意味です。
この実には尊い生命力が宿ると信じられていたようです。


---------------
0125: 橘の蔭踏む道の八衢に物をぞ思ふ妹に逢はずして

1009: 橘は実さへ花さへその葉さへ枝に霜降れどいや常葉の木

1473: 橘の花散る里の霍公鳥片恋しつつ鳴く日しぞ多き

1478: 我が宿の花橘のいつしかも玉に貫くべくその実なりなむ






尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
タブ(=タブノキ)
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

分布:魚釣島





典拠1: 「尖閣列島採集記(8)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada6.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: 中腹のビロウ、タブ、モクタチバナ等はよく生長して熱帯林の特徴をよく現わし昼もな お暗い有様である。
 ビロウは丁度実が熟し、地面は青色の実で敷きつめられている、此処のビロウは今まで見たも のとは幾分異つている。
 即ち葉の柄も長ければ、花の枝も長く、実も長い、たしかに普通に我々が見るものとは別種と 思われる。


典拠2: 「尖閣列島採集記(11)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada9.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事:
 湿地帯の上部は木生羊歯のヒカゲヘゴが多い、ヒカゲヘゴの茂みをくぐりぬけて密林へ入つ た。急に様相が変つて平地となり、ビロウやウラジロエノキの亭々として天にとゞくかと思われ るものやタブの巨木などが勢よく茂つて雄大な感を与える。


典拠3: 「尖閣列島採集記(14)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada12.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: タブ其の他の有用木が相当量あるが、之は自然のまゝ放置されている。経費の関係で之 を利用することは不可能に近い、またこれ等は盗伐される恐れも少ない。


出典4: 東支那海の谷間−尖閣列島

場所:魚釣島奈良原岳に向かうビロウの林の中
「ブッシュナイフで道を切り開きビロウの林を抜けタブの林を抜け、マキの林くぐると山頂近く の絶壁に着いた。山頂近くのマキの木には着生ランがいたるところにあり、岩の亀裂にはリュウ キュウセッコクがズラリと見事に並んで生えている」「東支那海の谷間−尖閣列島」5ページ

昔から日本にあったタブ
http://www.max.hi-ho.ne.jp/m-kat/gisi/namae.htm

『魏志倭人伝』に記された樹木名は、クス、シイ、タブ、クヌギ、カシ、カエデなど、西日本の森
や林を、構成する極めて一般的な樹木である。

予樟(よしょう)とはタブノキのことである。
樟一字なら楠(クス)のことであるが予がついているので、クスに似る樹木の意である。
タブノキはクスノキ科タブノキ属で別名をイヌグスともいう。クスノキなどと同様大木は30mにも達
し、上記のクスノキやシイと共に西日本の照葉樹林を構成する。クスノキよりはやや暖かな沿岸部
に多い。
予樟をショウノキとする説もあるが、クスとショウは、同じ樹木の異なる呼び方である。


http://www.hana300.com/tabuno.html
椨の木 (たぶのき)
(犬楠(いぬぐす))

・楠(くすのき)科。                     
・学名 Machilus thunbergii              
  Machilus : タブノキ属        
          
・暖地の海岸近くに生えることが多い。     
・高木になる。                           
・葉っぱは細長く、ピカピカでつやあり。   
  裏は白っぽい。                         
・春、目立たない花が咲く。               
  実は緑色から夏〜秋に黒っぽくなる。     
  実のつく枝先が赤くなるのがおもしろい。 
 
・霊が宿る木とされていたことから、       
  「霊(たま)の木」と呼ばれ、           
  それがしだいに                         
  「たまのき」→「たぶのき」に変化して   
  いったとのこと。                       
・椨の木の樹皮の粉から、線香が作られる。 
  (白檀も同様)
・別名「椨(たぶ)」                     
  「犬楠(いぬぐす)」               
 
・「磯の上の 都万麻(つまま)を見れば   
  根を延へて                         
  年深からし 神さびにけり」         
  大伴家持 万葉集   
  (都万麻 = たぶのき)




尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
タブノキ(=タブのこと)
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

分布:魚釣島中腹部



(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

http://www.geocities.jp/michi_kba/kiro/tabunoki.html

(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

頂芽
http://www.geocities.jp/michi_kba/kiro/tabunoki.html

典拠1: 「無人島探訪記(8)大じや生捕」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記5
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki4.htm
記事:  昼尚暗い密林がある。タブノキ、イヌマキ等の木材資源が目につく。体の小さな黒鳩 がビロウの葉をばたばたたたいて飛び去る。アツマイマイが時々目につく。羅針盤を取り出して 進む、二時間経過の後漸く南岸の絶壁上に出た。

典拠2: 「無人島探訪記(9)密林踏査」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記5
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki4.htm
記事: 奥地へ進むにつれタカサゴシヤリンバイ、クスノキ、イヌマキ、タブノキ、リユウキユ ウガキ、ガジマル、クサギ、ヤマグワ、クロツグ、アコウ、モチノキ、ツバキ、アカギ、オオバ ギ、フトモモ等の樹木は勿論、ハカマカズラ、ハマナタマメ、クワズイモ、ムサシアブミ、トウ ズルモドキ、フウトウカズラ等の生育が良く原生林相をそなえたところもある。殊にクロツグは 葉柄の長さ七米に達するものがある。

典拠:自然環境の保全に関する指針・八重山編(沖縄県文化環境部環境政策課)
http://www.pref.okinawa.jp/okinawa_kankyo/shizen_hogo/hozen_chiiki/shishin/yaeyama_ hozen_shishin/yaeyama_riku_shizen2.html#47
記事: 魚釣島中腹部のやや平坦な立地に、高木層にタブノキ、アマミアラカシ、ガジュマル 等、亜高木層にモクタチバナ、ヤブツバキ、シロダモ等、低木層にショウベンノキ、コミノクロ ツグ、モクタチバナ等が生育する林分が発達しており、これは小さな島で発達した原生林として 貴重なものである(「魚釣島の自然林」)。

(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

佐渡植物記 その3
http://science.shinshu-u.ac.jp/~shimano/056_sado3.html
常緑広葉樹はどれもよく似ていますが,タブノキの特徴は,
枝の先端に一つだけ冬芽(休眠芽)をつけます.これが特徴.


(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

タブノキの幹


◇滝の入タブの木〜神秘的な生命力に感動!〜 - 巡礼倶楽部 
http://blogs.yahoo.co.jp/qazxswedcvfr2004jp/53177269.html


(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

タブノキ
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/lauraceae/
tabu/tabunoki.htm
 タブノキ Machilus thunbergii Sieb. et Zucc. (クスノキ科 タブノキ属) 
 タブノキは常緑の高木であり、日本各地の暖帯林に普通(しかし、岡山県では極少ない種であ
る)。スダジイ林の構成種であるとされ、教科書などではシイ−タブ林として掲載されていること
も多い。直径1mを越えるような大木になるが、樹高はシイに比べて高くなることがないので、通
常はシイ林の亜高木として生育している。また、シイよりも潮風に強く、海岸ではシイよりも前線
に生育するので優占する場所もある。


(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

タブノキ
同上


福岡沖の島
2006年11月26日
2006年 - これまでの放送 - さわやか自然百景
http://www.nhk.or.jp/sawayaka/contents/program/2006/11/20061126_hukuokaokino.html
福岡市の北北西80kmの玄界灘に浮かぶ「沖ノ島」は周囲4kmの小さな島です。島は古来より航海の安
全を守る神として祀られ立ち入りが厳しく制限されてきました。そのため島を覆う照葉樹林は、数
千年前の姿をいまに残しているといわれています。この鬱蒼とした森と対馬海流が育む魚たちによ
って、島は野鳥の繁殖地になっています。オーストラリアや東南アジアから渡ってくる10万羽のオ
オミズナギドリをはじめ、絶滅が心配されているヒメクロウミツバメなど、14種の繁殖が確認され
ています。オオミズナギドリを中心に沖ノ島で育まれるいのちを見つめます。


(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)
 
 オオミズナギドリ
沖ノ島で繁殖を行うオオミズナギドリです。昼間は海上で過ごし、夜は地面を歩いて巣穴に向かい
ます。
〈 オオミズナギドリは尖閣諸島にもいます。私の記憶の中にオオミズナギドリが
タブノキを登り高所から滑降して飛ぶと読んだ記憶が有ります。








尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
  タマシダ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲




タマシダ(シノブ科)(魚釣島)、「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣
列島学術調査隊報告、1970年)67頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住彦鑑定)
による。





尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
  タマシロスゲ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲




タシロスゲ(単子葉植物カヤツリグサ科)(魚釣島)、「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大
学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、1970年)76頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉
採集、初島住彦鑑定)による。







尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
  タマテンツキ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲




タマテンツキ(単子葉植物カヤツリグサ科)(魚釣島)、「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大
学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、1970年)77頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉
採集、初島住彦鑑定)による。








尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
タマハリイ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

分布:尖閣諸島(魚釣島)



典拠:改訂・沖縄県版レッドデータブック
http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/11149/06-shokubutu.pdf
和名: タマハリイ
分類: カヤツリグサ科
学名: Eleocharis geniculata (L.) Romer et Schult.
カテゴリー: 準絶滅危惧(NT) 環境省カテゴリー: 該当なし
形態の特徴: 一年草または短命な多年草。根茎は発達せず、匍枝も欠く。稈は多数が束生し、円 く糸状、高さ7〜40cm、幅0.2〜0.4mm。小穂は頂生し、密に多花をつけ、卵状球形〜卵 形、長さ3〜7mm、幅3〜4mm、鱗片は広楕円形、長さ2mm、雄蕊は2個、柱頭は2個。痩果は 広倒卵形、長さ1mm、刺針は6〜7個、痩果よりやや長く、表面に小刺がある。
分布域(県外): 台湾、熱帯。
県内の分布: 伊平屋島、伊是名島、沖縄島、屋我地島、慶良間諸島(座間味島、外地島)、久米 島、宮古島、石垣島、西表島、魚釣島。
生育環境: 海岸に近い湿地や水田に生える。
生育状況: 沖縄島では北部から南部まで数ヶ所で記録されており、他の島嶼でもそれぞれ1〜2 ヶ所の自生地が知られている。湿地の開発、水田の埋立、除草剤の使用などで減少している。
減少の要因: 湿地の開発。水田の埋立。除草剤の使用。
執筆者名: 横田昌嗣・北原孝






尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
チガヤ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲





(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%AC%E3%83%A4

典拠:昭和55年・高良鉄夫「沖縄の秘境を探る」47頁

チガヤ(茅・茅萱)というのは、ごく普通に見られるイネ科の多年草である。日当たりのよい空き
地に一面にはえ、白い穂を出す。かつては食べられたこともある、古くから親しまれた雑草である
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%AC%E3%83%A4
穂(2008年5月) 







尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
  ツゲモドキ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲





ツゲモドキ(トウダイグサ科)(魚釣島)、「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学
合同尖閣列島学術調査隊報告、1970年)71頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住
彦鑑定)による。







尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
ツタ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲


分布:尖閣諸島(魚釣島)




(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://www.hana300.com/tuta00.html

典拠:改訂・沖縄県版レッドデータブック
http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/11149/06-shokubutu.pdf

和名: ツタ
分類: ブドウ科
学名: Parthenocissus tricuspidata (Sieb. et Zucc.) Planch.
カテゴリー: 絶滅危惧A類(CR) 環境省カテゴリー: 該当なし
形態の特徴: 落葉性のつる性木本。葉の反対側からでる巻きひげは枝分れして先端に吸盤があ る。葉は長い柄があって互生し、3つに深く切れこみ、短枝のものでは3裂、長さ、幅とも6〜 10cm。短枝の先に散房花序をだし小形の黄緑色の花を多数つける。液果は球形で紫黒色に熟 す。
分布域(県外): 北海道、本州、四国、九州、屋久島、種子島、朝鮮、中国。
県内の分布: 魚釣島。
生育環境: 山地の崖に生える。
生育状況: 魚釣島では野生化したヤギが多く、食害が進んでいるものと思われる。
学術的価値: 北海道から九州まで分布するものが、琉球列島では魚釣島のみに分布する点で植物 地理学的に興味深い。
減少の要因: 野生化ヤギによる食害。もともと自生地と個体数が限られている。
保全対策: 野生化ヤギの駆除が急務である。
執筆者名: 新城和治・伊波善勇

岡山理科大学 総合情報学部 生物地球システム学科
植物生態研究室(波田研)のホームページ
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/vitaceae/
tsuta/tsuta.htm
ツ タ  Parthenocissus tricuspidata  (ブドウ科 ツタ属)  


ツタはナツヅタともいい、夏緑性のツル植物である。北海道から南西諸島に分布し、朝鮮・中国に
も分布する。森林の林床などで生育する個体は3葉に分かれている事が多い。大きく生長すると1
枚の葉となる。新しくのびたシュートでは葉の大きさは数cmに過ぎないが、古い茎から出る葉は
10cmにも及ぶ大きさとなる。
 ツタは芽生えた当初は3つの小葉からなる葉を形成する。林内で光を求めて匍匐している状態で
は、多くの個体がこのような3つに分かれた葉を持っている。十分な光を得ることができるように
なった段階、あるいは大きく成長したものでは、最初の写真のような葉となる。販売されているツ
タの苗は、小さくても小葉に分かれないタイプのものである。次年度以降の茎では毎年ほぼ同じ場
所から葉が出て、シュートは伸ばさない。枝の節がつまった「短枝」を形成し、ここに花をつけ
る。
 目立たない花が咲き、紫紺色の小さな果実ができる。イメージとしては小さなブドウである。お
いしそうなイメージがあるが、実に渋い。人間には食べられたものではないが、鳥は好むのであろ
う。名前の由来は「つたう」であるという。

(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:






尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
ツツジ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

分布:魚釣島



典拠:「尖閣列島採集記(11)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada9.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: 赤紫色の小さな愛らしいツツジの一輪がこぼれ落ちている。
 私は反射的に上を仰いだ。あつたあつた、断崖を這う様にしてツツジの枝が岩間を流れ赤紫の 花房がぎつしり付いて私を喜び迎えている。思わず新種だと叫んだ。
 松本君がびつくりして寄つて来た。そこに岩の割目があつて、あゝ何と見事なツツジの群落で あろう。
 私はこんな美麗なツツジを琉球で見たことがない、全くキリシマツツジの群落そのまゝだ。

 私は世界一の大花を開く珍らしいツツジ火山島(方言名ウスフインガマー)を採集に来て別の もつと珍らしいツツジを採つたのだ。
 やつと我に返つてあたりを観察した。ツツジの古木は根廻り一尺以上もあるが、面白い事に此 のツツジは枝が下垂して地につけば、たやすく発根して独立した個体を作り、次から次へと繁殖 して行く。
 ツツジの蔭の土はオウタニワタリの根の様にふつくらとし、そこにはシマキクシノブやヒトツ バが生えていた。

「尖閣諸島の自然」管理人:「尖閣列島採集記」には「ツツジ」と掲載されていて、
最初はセンカクツツジのことではあるまいかと思っていたが、記事には
「キリシマツツジの群落そのまゝだ」とある。下のセンカクツツジとキリシマツツジの
写真を見ていただくと分かると思うが、センカクツツジとキリシマツツジは色が違う。
それで「ツツジ」としてセンカクツツジとは別にしておきたいと思う。


琉球新報の2008年4月17日付け
「県指定希少種センカクツツジ 紫紅色の花満開」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-131221-storytopic-5.html

引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

記事に添付された満開のセンカクツツジ

引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:新公園のキリシマツツジ群
http://www.city.tatebayashi.gunma.jp/tsutsuji/05.html





尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
ツヅラフジ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

分布:魚釣島



(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://www.c-able.ne.jp/~takosan/d-tsuzurafuji.html

典拠:「尖閣列島採集記(8)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada6.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: 植物では琉球列島では新種のツヅラフジの一種があることで、之は花も実も無く、芋を 掘つて持ち帰りたかつたが、残念な事には根掘のピツケルを他の連中が借りてしまつたので採集 する事が出来なかつた。

ツヅラフジ〈葛藤/別名オオツヅラフジ〉(ツヅラフジ科) 花期は6〜7月。
 林縁に生える落葉つる性木本。雌雄別株ときに同株。葉は互生。切れ込みのない広卵形のものか
ら、5〜7浅裂するものまで変化が多い。基部はハート形〜切形。薄い皮質で両面とも無毛。葉柄
は長さ5〜10p。枝先や葉腋から長さ10〜20pの円錐花序を出し、淡緑色の小さな花をつけ
る。果実は核果。長さ6〜7o、黒色に熟す。
http://www.c-able.ne.jp/~takosan/d-tsuzurafuji.html

(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://homepage.mac.com/n_yoshiyuki/hana/tudurahuji.html
ツヅラフジ(葛藤)





尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
ツバキ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

分布:魚釣島



(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

http://marugoto.cool.ne.jp/tsushima/syokubutsu-zukan/html/pages/yabutubaki.htm

典拠: 「無人島探訪記(9)密林踏査」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記5
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki4.htm
記事: 奥地へ進むにつれタカサゴシヤリンバイ、クスノキ、イヌマキ、タブノキ、リユウキユ ウガキ、ガジマル、クサギ、ヤマグワ、クロツグ、アコウ、モチノキ、ツバキ、アカギ、オオバ ギ、フトモモ等の樹木は勿論、ハカマカズラ、ハマナタマメ、クワズイモ、ムサシアブミ、トウ ズルモドキ、フウトウカズラ等の生育が良く原生林相をそなえたところもある。殊にクロツグは 葉柄の長さ七米に達するものがある。

(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/tubaki.html


http://marugoto.cool.ne.jp/tsushima/syokubutsu-zukan/html/pages/yabutubaki.htm



http://www.gotokanko.jp/bunkazai_syokubutu.htm









尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
  ツボクサ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲




ツボクサ(セリ科)(魚釣島)、「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列
島学術調査隊報告、1970年)72頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住彦鑑定)に
よる。








尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
  ツルコウジ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲




ツルコウジ(ヤブコウジ科)(魚釣島)、「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合
同尖閣列島学術調査隊報告、1970年)73頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住彦
鑑定)による。







尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
  ツルソバ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲




ツルソバ(タデ科)(魚釣島)、「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列
島学術調査隊報告、1970年)69頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住彦鑑定)に
よる。




尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
 ツルヨシ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲




ツルヨシ(単子葉植物イネ科)(魚釣島)、「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学
合同尖閣列島学術調査隊報告、1970年)76頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住
彦鑑定)による。









尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
  テッポウユリ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

分布:魚釣島



(奈良原岳)山頂近くのテッポウユリとサクララン
写真:「東支那海の谷間−尖閣列島」
(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告)より
(撮影・昭和45年12月)

典拠1:「尖閣列島採集記(9)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada7.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事:  東海岸は珊瑚礁も発達してあるいは波打際から畳を敷いたようなのがあるし、あ
るいは累々とトリデの如く巨岩が積重なつて人の行手をさえぎるようなのもある。
 前者にはミズガンピやシロバナノミヤコグサが生じ、その割目には幾万とも知れぬテツポ
ウユリが群落を作り今を盛りに咲いていた。
 後者にはクサトベラやアダンが所々群落をなしていた。

典拠2: 「無人島探訪記(7)西岸踏査」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記4
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki3.htm
記事: 東方には北小島、南小島が手に取るように見える。魚釣島南岸の断崖上には岩骨の
突出した山があり近くの断崖はテツポウユリ、キキヨウラン、サクラランが見える。

出典3: アサヒグラフ・昭和53年5月5日号(16頁下)
:「東支那海の谷間−尖閣列島」 (九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告)より
鉄砲百合・魚釣島  出典:日本青年社

出典3:「東支那海の谷間−尖閣列島」
(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告)
写真: (奈良原岳)山頂近くのテッポウユリとサクララン
(撮影・昭和45年12月)

「(魚釣)島の斜面に咲き乱れるユリの花」

アサヒグラフ・昭和53年5月5日号(16頁下)

__________________________________________________
領土編入と古賀辰四郎、領有後の尖閣諸島における漁業(上)
http://npil.canpan.info/report_download.html?report_id=11376

・開墾及び穀菜の栽培
 尖閣諸島における開墾地は「褒章資料」によると「―現今開墾ノ地積六拾余町歩ニ達スルニ至レ
リ。而シテ栽植物ノ種類ハ重ニ雑穀甘藷野菜類等ニテ、日々移民ノ給養ヲ充シツゝアリ。―」とあ
る。だいたいで60ヘクタールの畑が当時あったと考えれば良いのだろうか。開墾地は魚釣島の西側
北斜面と久場島内部の各地であったと思われる。久場島には現在でもサツマイモ(甘藷)とサトウキ
ビ(甘蔗)の野生化した株が生育してるという。他の雑穀野菜類については明らかでない。他、魚釣
島沿岸には鉄砲百合が群生しているそうである。百合根は古賀商店の輸出品目の一つであり、人為
的に植樹栽培された可能性があるが、詳細は明らかでない。
___________________________________________________

鉄砲百合・魚釣島

  出典:日本青年社





尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
デンツキ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

分布:魚釣島




典拠:「尖閣列島採集記(9)」多和田真淳
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada7.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: 三カ年前は草も無く全くの赤はげ山だつたらしい。
 今はヒゲスゲ、デンツキ、ウスベニニガナ、タカサゴマンネングサ等が所々に生えている。
 此のはげ山はすり鉢形をなし、中央には火山の跡らしい水ためもあつてわずかながら水草も生
じていた。結局我々の知識では解決のつくはずはなく疑問のまゝ問題は残された。
 伝え聞く所によれば一九四七年の九月近海を通る船がしきりに立ち昇る噴煙を見たともいはれ
ている。






尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
トウズルモドキ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

分布:魚釣島




(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典: http://www.nishioo.jp/kobana/m_6/touzuru.htm 

典拠1: 「無人島探訪記(9)密林踏査」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記5
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki4.htm
記事: 奥地へ進むにつれタカサゴシヤリンバイ、クスノキ、イヌマキ、タブノキ、リユウキユ ウガキ、ガジマル、クサギ、ヤマグワ、クロツグ、アコウ、モチノキ、ツバキ、アカギ、オオバ ギ、フトモモ等の樹木は勿論、ハカマカズラ、ハマナタマメ、クワズイモ、ムサシアブミ、トウ ズルモドキ、フウトウカズラ等の生育が良く原生林相をそなえたところもある。殊にクロツグは 葉柄の長さ七米に達するものがある。

典拠2: 「無人島探訪記(10)東南岸踏査」 高良鐵夫
南琉タイムス(10回連載)1950年4月25日〜5月22日
「尖閣研究」 無人島探訪記6
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tanbouki5.htm
記事: まるでヤモリが壁を匍うようにして崩れた砂岩の突角を足場にして登ること十数分、崖 の半分まで来たとき右足下の岩が崩れ落ち全身の重みを左足と右足にかけた瞬間、今度は右手の 岩が欠けあつと言う間に断崖下に落ち込むところであつたが幸いトウズルモドキが四五本垂れ下 がつていたのでとつさの間にこれをつかみ漸く命を救うことが出来た。

典拠3: 昭和55年・高良鉄夫「沖縄の秘境を探る」48頁

(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://www.geocities.jp/michi_kba/siro/toudurumodoki.html


(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://www.geocities.jp/michi_kba/siro/toudurumodoki.html


(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:http://www.geocities.jp/michi_kba/siro/toudurumodoki.html


トウズルモドキ 
  http://www.nishioo.jp/kobana/m_6/touzuru.htm 
和名:トウズルモドキ
沖縄名:ヤシマキ
分類:トウズルモドキ科
原産地:
大型の常緑つる性草本。10m以上にもなり、竹のように見えます.
 沖縄では頭に巻いたり、樽にまいたりして神事に使う地方もあります。 


(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:「琉球王国のグスク及び関連遺産群」 より
http://www.geocities.jp/djptd603/seifa.htm
斎場御嶽の重要な植物

1.久高島で行われる「イザイホー」で女性が頭にかぶる「ハブイ」は二種類の植物で出来ていま
す。一つが、トウズルモドキ「ハブイ」で、もう一つは、リュウキュウアオキ(ナガミボチョウ
ジ)「アザカ」です。この二つの植物は斎場御嶽でも観察できる神聖な植物です。






尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
トゲイヌツゲ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

分布:魚釣島



(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

トゲイヌツゲ Scolopia oldhamii 
出典:http://nopa.sakura.ne.jp/woody_plant/Salicaceae/togeinutuge.htm

典拠1: 尖閣研究・「尖閣列島採集記13」多和田真淳【尖閣列島の地誌的考察】
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada12.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: 
C、頂上灌木帯
頂上は突きつとした岩石で占め縁辺は断崖をなし、風衝地帯となつているため、トゲイヌツゲ、ク
スノキ科の一種、センカクツツジ、ギイマ、灌木上のイヌマキ、シヤリンバイ、モチノキ等があり
稀にコシヨウノキを生ずる。之等の樹枝にはイリオモテランの近種、ヨウラクラン、リユウキユウ
セツコクが所せまきまでに着生し、樹皮岩石には無数の地衣が所せまき迄に付着して奇観を呈す
る。
 センカクツツジ、ギイマ、モチノキにはヒノキバヤドリギの寄生を見る。
 樹下は腐植土で被われて泥炭状をなしセンカクツツジの下枝は下垂してしきりに発根し、リユウ
キユウツルコウジ、ヒトツバ、シマキクシノブの発育がよい。
 断崖にはシヤリンバイ、センカクツツジが密着し、シヤリンバイの白とセンカクツツジの赤が陽
光に照り映えてしばしこうこつ境をほうこうせしめる。


典拠2: 「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、1
970年)72頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住彦鑑定)。(イイギリ科)(魚釣
島)








尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
トゲマサキ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

分布:魚釣島



(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

〜 トゲマサキ 〜
出典:http://plantdb.ipc.miyakyo-u.ac.jp/php/view.php?plant_id=6832&data_id=23174&cat_id=
&srt=


典拠:尖閣研究・「尖閣列島採集記13」多和田真淳【尖閣列島の地誌的考察】
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada12.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: 
B、照葉樹林植物
ろイ、シヤリンバイ、リユウキユウアカテツ群叢
 シヤリンバイ、わい生のリユウキユウアカテツ、わい生のシロガジマル、リユウキユウガキを 主体とし、オウハマボウ、トゲマサキ、マルバグミ、オワバギ、ネズミモチ、ハマヒサカキ、ギ イマ、ハチジヨウススキ、ノボタン、サクララン、ホソバワダン等が生じている、林木としては 殆んど価値なきものである。

(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:okinawa いいおきなわ | 200709
http://blog.iiokinawa.com/?month=200709

ハリツルマサキ(針蔓柾)
別名:トゲマサキ 方言:マッコウとかマッコー
沖縄では何処でも見る事ができ、
艶のある葉、盆栽としても人気で家にも鉢植えで持ってる人も多いと思います。


(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:okinawa いいおきなわ | 200709
http://blog.iiokinawa.com/?month=200709


(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

出典:oNLINE植物アルバム 〜 トゲマサキ 〜
http://plantdb.ipc.miyakyo-u.ac.jp/php/view.php?plant_id=6832&data_id=23174&cat_id=&srt=






尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
トゲミノイヌチシャ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

分布:尖閣諸島(魚釣島)




典拠:改訂・沖縄県版レッドデータブック
http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/11149/06-shokubutu.pdf


和名: トゲミノイヌチシャ
分類: ムラサキ科
学名: Cordia cumingiana Vidal
カテゴリー: 絶滅危惧A類(CR) 環境省カテゴリー: 絶滅危惧B類(EN)
形態の特徴: 約7mに達する落葉性の小高木。葉は卵状披針形〜楕円形、頂端は鋭形から鋭先 形、基部は鈍形、長
さ9〜15cm、幅2.5〜8cm両面に粗毛が生える。枝先に集散花序をつけ多数の花を密につけ る。花冠は
白色、筒状で先は5裂する。萼筒は縦方向に10本の肋があり、長さ約4mmで、花筒部を包む。 核果
は白色半透明の液果、楕円形で長さ13mm、幅8mm。種子は1(〜2)個、斜楕円形で、斜めの 大きな
針状突起が数個ある。
分布域(県外): 台湾、フィリピン。
県内の分布: 石垣島、西表島、魚釣島。
生育環境: 低地部の森林に生える。
生育状況: 石垣島では2005年に1個体が確認されたが、その後、伐採された。他の島の現状 は不明。
学術的価値: 分布域の北限である。台湾と琉球列島の集団は、フィリピンとは異なる種C. kanehirai Hayataとされることもあり、分類学的再検討が必要である。
減少の要因: 自生地が限られている。
執筆者名: 立石庸一・松村俊一


トゲミノイヌチシャ改訂RDおきなわ横田昌篤氏撮影 尖閣研究.jpg



尖閣諸島の植物
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
トネリコバノイチゴ
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

分布:魚釣島




典拠:尖閣研究・「尖閣列島採集記13」多和田真淳【尖閣列島の地誌的考察】
http://pinacles.zouri.jp/bunken/tawada12.htm
原書:琉球新報(17 回連載)1952 年6月29 日〜7月15 日
記事: その中コシヨウノキ、伊平屋島にあつて他島に無く、ノブドウは日本のものと型が一つ で他島のものと異り、トゲイヌツゲは慶良間、石垣、西表をのぞく島に無く、トネリコバノイチ ゴは与那国をのぞく島に無く、ハスノハカズラ科の一種が他島に無く、コウシユンウマノスズク サが宮古を除く他島に無く、クワ本科の一種が他島に無い等興味をそそる問題で固有種と思われ るものにセンカクアザミ( 多和田新称) クワザンジマ(つつじの一種)センカクツツジ(多和田 新称)センカクホラゴケ( 多和田新称) 等がある。
 琉球列島を殆んど採集して後この列島に来て一番奇異に感ずるのは、琉球列島では普通な科が やたらにぬけていることでどうも歯のぬけたのをもてあます感がしてならない。


(「尖閣諸島の自然」管理人)参考:トネリコバイチゴ
調べてもらうと分かりますが、「トネリコバノイチゴ」はインターネット検索では
出てくるのは上の記事のものだけです。それで「トネリコバイチゴ」という名称を
調べますと、
フラボンの植物学名INDEX ト行 学名検索 トウオオバコ --> ドロノキ
http://www.alpine-plants-jp.com/botanical_name/sp_to.htm に
トネリコバイチゴ Rubus fraxinifolius Poir.
とあり、Rubus fraxinifolius Poirを調べると東京大学総合研究博物館に
Rubus fraxinifolius Poir. var. kotoensis Koidz.の資料があります。

(「尖閣諸島の自然」管理人)参考:Rubus fraxinifolius Poir. var. kotoensis
Koidz
このキイチゴ属のRubus fraxinifolius Poir. var. kotoensis Koidz.が
「トネリコバノイチゴ」「トネリコバイチゴ」に当たるかどうかは未定です。

東京大学総合研究博物館
Rubus fraxinifolius Poir. var. kotoensis Koidz.
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/dm2k-umdb/umdb/SK/html/SK0358.html
Rubus fraxinifolius Poir. var. kotoensis Koidz.
 学名 Rubus fraxinifolius Poir. var. kotoensis Koidz. 
出典 J. Coll. Sci. Univ. Tokyo 34 (2): 144 (Oct. 1913). 
タイプ Syntype. 
採集場所 Taiwan. Insl. Botel-tobago. 
採集者名 [K. Miyake] 
採集日 [Dec. 20, 1899.]
(引用の画像は尖閣諸島のものではありません:「尖閣諸島の自然」管理人)

http://www.geocities.co.jp/NatureLand/3495/index/J4.html
名称けトネリコバイチゴ  属: バラ 2899 


トゲイヌツゲ(イイギリ科)(魚釣島)、「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合
同尖閣列島学術調査隊報告、1970年)72頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住彦
鑑定)による。

トベラ(トベラ科)(魚釣島)、「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列
島学術調査隊報告、1970年)70頁、尖閣列島採集植物目録(川下勉採集、初島住彦鑑定)に
よる。






トップへ
戻る